漢方小説 (集英社文庫)
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- 税込価格:420円(12pt)
- 発行年月:2008.1
- 発送可能日:1~3日
- 本 文庫
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商品説明- 「漢方小説」
川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。あのつらさは何?昔の男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。【「BOOK」データベースの商品解説】
【すばる文学賞(第28回)】【「TRC MARC」の商品解説】
ユーザーレビュー- 「漢方小説」
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/04/19 12:41
心と身体に良い一冊
投稿者:エルフ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川賞は受賞していない作品のほうが優れている・・・島本理生氏のときからずっと私が感じていることです。不思議なことに受賞した作品は私にとっては理解不能なものが多いのですよね。
そんなわけで今回も候補作に上がり受賞しなかった「漢方小説」は私にとっては五つ★の面白さで何故この本が受賞していないのか不思議でならないのでありました。
主人公のみのりは一言で言えば「負け犬」の31歳。
元彼の結婚話を聞いたその日から体調は不良、原因のわからないドキドキに悩まされてしまいます。動悸や食欲不振、一体私はどうしちゃったの?と病院通いの日々が始まり、辿りついたのが「漢方診療所」。
少しずつ回復していったみのりですがまたまたショックな出来事に振り出しに戻り落ち込む事に、しかも飲み仲間の男性からはちょっと違う方向へ向き過ぎとまで指摘されてしまうし同じ状況の友達は睡眠薬を飲みすぎて入院してしまう・・・。
結構切実な内容ですし30代の女性であれば体調不良は精神不良に結びついていることも多いし若い頃と比べるとグラグラと不安定になる時期も増えてしまう・・そんな主人公達の気持ちは痛いほど伝わります。
それなのにこの本の素晴らしいところは笑える箇所かあちこちに散りばめられているところなのですよね。
プププと笑いながらもウンウンと頷く、そして漢方のように優しく読者の心を癒してくれる。
そんな心と身体に良い一冊です。







