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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 297件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.2
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/365p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-45104-2

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文庫

紙の本

犬はどこだ THE CITADEL OF THE WEAK (創元推理文庫 THE CASE-BOOK OF“KOYA SEARCH&RESCUE”)

著者 米澤 穂信 (著)

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。—それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、...

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犬はどこだ THE CITADEL OF THE WEAK (創元推理文庫 THE CASE-BOOK OF“KOYA SEARCH&RESCUE”)

税込 814 7pt

犬はどこだ

税込 800 7pt

犬はどこだ

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商品説明

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。—それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】

開業にあたり調査事務所〈紺屋S&R〉が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。――それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして……いったいこの事件の全体像とは? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。【本の内容】

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みんなのレビュー297件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

タイトルも秀逸

2017/08/24 10:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

犬はどこだ。と言っておきながら、犬を探さない。もとい、探せない。実際にはちょこっと出てきて、それが大事な役割を果たすのだが、でも主題ではない。その意味で、タイトルがなんとも秀逸。絡み合う二つの事件、関連にまったく気づかない主人公たち。読者としてはもどかしく、いつ気づくのだろうとハラハラさせられる。それが心地よい。終盤、物語が集約し、ああほっとした、とはならない。この怖さが米澤作品。

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紙の本

まさに、犬はどこだ

2019/07/31 17:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

犬探しの探偵事務を開いたはずが、全く関係ない依頼が2件。
まさに、犬はどこだ?な感じで展開。
ただし、内容は結構ヘビーです。

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紙の本

全てが代表作!?

2018/05/09 22:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

犬捜し業を始めたつもりが、人捜しを依頼され……と、この作者得意の日常ミステリーかと思いきや、最後はけっこうハードな展開になりました。
期待に違わず、いや、題名の印象以上に面白かったですね。
THE CITADEL OF THE WEAKという英題の方がストーリーに合っていると思います。
で、なぜか英題には副題まであって、それによると、これはシリーズ化されるみたいで、次も期待できそう。
ただ、このすっきりしない終わり方は、あとに尾を引くのか引かないのか、気になります。
 それにしても、帯にある謳い文句「全てが代表作」とは、大きく出たもんだ。

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紙の本

いわゆる「犬」は出てこないけれど、探偵さんが探しているのは嗅覚の鋭い「犬」なのだ。

2010/07/22 18:02

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

初の米澤作品。
さて、自分に合うのかどうか、期待と不安を抱えながらページをめくった。

希望通りの銀行員となったものの、原因不明の奇病により辞めざるを得なかった主人公「紺屋長一郎」。物語の導入部分では、やはり厭世的な雰囲気が漂っている。
そこへ飛び込んできたのが「探偵」に憧れる紺屋の後輩ハンペーこと半田平吉。ハードボイルドな探偵に憧れるだけあって、なかなかの冒険好きなようだ(まぁ、その期待はかなり裏切られるのだが・・・)。
全く異なる2人がそれぞれ違った依頼をこなしていく。
紺屋は失踪人捜し。失踪したのは東京でSEとして働いていた若い女性。
ハンペーは地元の神社に保管されていた古文書の解読。
一見何の関係もなさそうな2つの事件が結びついていくわけだが・・・。

紺屋とハンペー。それぞれが相手の依頼解決へのヒントを握っていながら、なかなか情報交換をしない。ちょっとしたすれ違いで、遠回りするハメになるのだ。その辺り、巧みである。
少しずつ謎が解けていく中で、最後の最後に意外な結末が待っていた。
これはちょっと予想してなかったなぁ・・・。
この結末には満足。

それぞれの事件が交互に語られていく展開も、読む人を飽きさせない。
それなりにボリュームのある作品なのだが、一気読みも苦にならなかった。

この犯人好きだな。
最後に明かされる本物の犯人。
したたかさが小気味いい。

もし、シリーズ化されるなら、是非次作も読んでみたい。

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紙の本

米澤さんらしい

2016/10/18 15:22

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かったです。犬さがし専門の探偵?事務所を開いたはいいが、ぜんぜん犬と関係ない探し物の依頼しか来ない・・・というお話。
軽いタッチで軽妙に進みますが、さすが米澤さんというか、根底には重たい何かが流れています。
ラストも、実はそうだったのか!という驚きの展開がまっており、さらに、すっきり爽快に終わるんじゃないところがなんとも・・・米澤さんの物語はそいういうの多いですが、これくらいの感じが丁度よくて個人的に好きです。
また米澤さんのお話読みたいです。

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電子書籍

☆米澤ミステリー☆

2024/04/21 08:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

古文書の解読と孫娘の居場所が結びつくのは想像しやすい。

ある人がストーカーを最終的に殺害していて、その現場を知ったか知らないかで主人公がびくびくするのが、米澤作品にはなかなかないブラックさを出していた。
では、どうして主人公はびくびくすることとなったのか。それはぜひ読んで確認してほしい。

----------------------------------------------
~あらすじ~
故郷に帰郷した紺屋長一郎は、再出発の道として調査事務所〈紺屋S&R〉を開業した。仕事内容は犬探しのみを標榜していたが、最初の依頼人である佐久良から依頼されたのは、仕事を辞めて東京から戻っているはずの孫娘の桐子を探してほしいというものだった。さらに、2人目の依頼人の百地からは、谷保市と峠道を挟んで隣接している小伏町谷中の神社から見つかった古文書の解読を依頼される。2つの依頼を前に紺屋は、ひょんなことから雇った探偵志望の後輩に古文書の解読を任せ、自身は桐子の捜索を開始する。
紺屋は、桐子の嘗ての仕事先や親類そして友人から桐子の足取りを掴んでいく。しかし、そこから浮かび上がったのは、桐子の不思議な行動だった。一方、探偵志望の後輩は古文書の専門家探しに乗り出し、それにより20年前にも同様の調査をしていた亡き郷土史家の江馬常光著の『戦国という中世と小伏』に解読の糸口を見つける。しかし、その後輩の背後に、練馬ナンバーのフォルクスワーゲンビートルに乗った何者かが接触し始めていた。さらに、江馬の後から古文書を調べていた人物として《佐久良桐子》の名が浮上する。
やがて、チャット仲間の〈GEN〉に手を貸してもらい、桐子の調査と古文書の調査が少しずつ交差していったとき、紺屋は、これから発生しようとしている「事件」の全容を突き止めることになる。

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紙の本

☆米澤ミステリー☆

2024/04/21 08:48

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

古文書の解読と孫娘の居場所が結びつくのは想像しやすい。

ある人がストーカーを最終的に殺害していて、その現場を知ったか知らないかで主人公がびくびくするのが、米澤作品にはなかなかないブラックさを出していた。
では、どうして主人公はびくびくすることとなったのか。それはぜひ読んで確認してほしい。

----------------------------------------------
~あらすじ~
故郷に帰郷した紺屋長一郎は、再出発の道として調査事務所〈紺屋S&R〉を開業した。仕事内容は犬探しのみを標榜していたが、最初の依頼人である佐久良から依頼されたのは、仕事を辞めて東京から戻っているはずの孫娘の桐子を探してほしいというものだった。さらに、2人目の依頼人の百地からは、谷保市と峠道を挟んで隣接している小伏町谷中の神社から見つかった古文書の解読を依頼される。2つの依頼を前に紺屋は、ひょんなことから雇った探偵志望の後輩に古文書の解読を任せ、自身は桐子の捜索を開始する。
紺屋は、桐子の嘗ての仕事先や親類そして友人から桐子の足取りを掴んでいく。しかし、そこから浮かび上がったのは、桐子の不思議な行動だった。一方、探偵志望の後輩は古文書の専門家探しに乗り出し、それにより20年前にも同様の調査をしていた亡き郷土史家の江馬常光著の『戦国という中世と小伏』に解読の糸口を見つける。しかし、その後輩の背後に、練馬ナンバーのフォルクスワーゲンビートルに乗った何者かが接触し始めていた。さらに、江馬の後から古文書を調べていた人物として《佐久良桐子》の名が浮上する。
やがて、チャット仲間の〈GEN〉に手を貸してもらい、桐子の調査と古文書の調査が少しずつ交差していったとき、紺屋は、これから発生しようとしている「事件」の全容を突き止めることになる。

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紙の本

いつ読めるの?

2020/10/15 13:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

確かに、「犬」はどこなんでしょう?
逆説?
それにしても、主人公と押しかけ所員の調査内容のリンクがすごい。
解説によると、続編も予定されているようで、気長に待ちます。

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紙の本

犬が出てこない

2017/10/25 03:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

冴えない私立探偵の日常が笑いを誘います。平凡な依頼から思わぬミステリーに引き込まれていくところが良かったです。

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紙の本

犬はどこだ?

2016/01/31 17:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Muradondon - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤先生の作品はストーリーセラーの短編から読み始め、古典部シリーズ、小市民シリーズなど、学園ミステリーで楽しみました。
当作品は、犬探し専門の調査会社を、病み上がりで起業した紺屋に、知人の口利きから犬探しとは全く異なる2件の依頼が舞い込み、高校時代部活の後輩ハンペイと共に、それぞれの事案の調べるにつれ、読み手の中で、紺屋とハンペイの行動がリンクしていき、楽しめました。「えっ」っと思う意外な結末にも。

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紙の本

「犬はどこだーーー」と裡に叫びながら進むお話。

2011/07/11 11:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルにあるとおり、「犬はどこだーーーーーーー!!!!」と疑問に思いながら進むストーリー。つまり、犬はほとんど登場しない。ある意味、タイトル通りといえはそう。このあたりのセンスが非常に巧いな、と感じる。

主人公は大学を出て就職したとたんに蕁麻疹が出て、失意のうちに帰郷した25歳男性。犬探し専門の探偵事務所をオープンさせたが、舞い込む依頼は孫探しやなんやかんやで、肝心の犬探しの依頼は来ない。

が、ひとと人の繋がりが密な田舎のこと。知人との折り合いもあって犬探し以外の依頼を断ることも出来ず、事件に巻き込まれていくことになる。

米澤作品には厭世的な登場人物が多い。本書の主人公も例にもれず。失意のうちに望まぬ帰郷を果たし、生き生きとした生活とは程遠い日常を送っている。

平平凡凡と穏やかな日常を望んでいるのだろうが、そうはいかないのが米澤流。こういう展開も、米澤作品の典型である。そしてそれが、とっても好みでもある。

そしてもうひとつの米澤作品の特徴といえば、ある種の後味の悪さ。本書でも、後味が悪いようなラストが用意されている。先ほどから「ある種」や「悪いような」とあやふやなことばを用いているのだが、わたし個人は、こういう結末に嫌悪感はない。むしろ好きな終わり方だ。でもって、後味が悪いとも正直感じない。

ただ、「人間らしいなぁ」と思ってしまう。そしてその「人間らしさ」が好きだったりする。


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紙の本

犬はどこだ

2017/12/31 23:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黒藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る

犬捜しをしたいのにできないでいる主人公。失踪人捜しと古文書の解読というふたつの依頼が調査を通じて繋がっていくところにどきどきしながら読んでいました。犬はどこだ。

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2008/03/15 14:18

投稿元:ブクログ

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2008/03/19 10:09

投稿元:ブクログ

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2008/03/23 19:31

投稿元:ブクログ

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