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紙の本
しきたりの日本文化 (角川ソフィア文庫)
著者 神崎 宣武 (著)
喪中とはいつまでをいうのか。結納の本来の意味とはなにか。時代や社会の変化にともなって、もとの意義が薄れたり、変容してきた日本のしきたり。神棚と仏壇が同居するような神仏習合...
しきたりの日本文化 (角川ソフィア文庫)
しきたりの日本文化
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商品説明
喪中とはいつまでをいうのか。結納の本来の意味とはなにか。時代や社会の変化にともなって、もとの意義が薄れたり、変容してきた日本のしきたり。神棚と仏壇が同居するような神仏習合的な文化として培われてきたさまざまなしきたりを、「私」「家」「共」「生」「死」という視角から民俗学的に解明。なんのためにそうされてきたのかに焦点を絞り、言われてみればなるほどと納得がいく、日本文化としての「しきたり」を説く。【商品解説】
目次
- はじめに
- 1章 「私」のしきたり
- 1 縁起かつぎ
- 2 神だのみ
- 2章 「家」のしきたり
- 1 正月
- 2 盆
- 3 節供・節分
著者紹介
神崎 宣武
- 略歴
- 1944生。民俗学者。旅の文化研究所所長、岡山県宇佐八幡神社宮司。著書に『酒の日本文化―知っておきたいお酒の話』角川ソフィア文庫、『「まつり」の食文化』角川選書、『江戸の旅文化』岩波新書、『「うつわ」を食らう―日本人と食事の文化』NHKブックスなど多数。
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しきたりの謂われ
2015/09/29 22:43
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投稿者:白髪雀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おみくじ護符であるので吉がでたら財布に入れるか神棚に納めるかして1年間のお守りにする。凶がでたら逆手(利き手でないほうの手)で枝に結ぶ。結びにくいことで「行」とし身を祓い再びおみくじを引くのだそうだ。本来は禊をするなり荒行で身を祓うのに代えて逆手で結ぶことで代替する。作法の「縮小化」である。
宗教にあらざる「信心」というもので、私ども日本人は、それで代々が「安気」に暮らしてきた
こうした「信心」に根ざす「作法」は地域ごと家ごとに伝承されてきた。地域や家というものが崩れてくる中でしきたり本などが生まれてきたが、「なんのためにそうするのか」をとかないまま作法はかくあるべし断定するのはいかがなものか。
「なんのためにそうするのか」「原初のかたちはどんなものだったか」ということを中心に私・家・共・生・死をめぐる作法の原義と各地での作法の違いを丁寧に説明し、そんな作法のあり方を通して日本文化とは何かを考えさせられる本である。