紙の本
好きなシリーズ
2022/03/04 15:18
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投稿者:chihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
典型的な推理もの。
一つ目のトリックは使い古された感があるが、昔の小説なので仕方ない!
二つ目のトリックは個人的にはなるほど!という感じでした!
時代を感じる表現もあるけど、笑いありで楽しく読める推理小説です!
シリーズで0の殺人とメビウスの殺人があってどちらも同じくらい面白いので、是非これらも読んでほしいし、新装版を出して欲しい!!
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主人公の刑事役がどうも好きになれなかったかな。
慎二やいちお、木下刑事は好きになれたんですけどね。
結構昔のミステリーとか推理小説読んでる人なら、
慎二といちおの会話が繋がってより面白いのかも。
犯人には特段驚く事もなかったです。
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この手のトリックが良くあるのかどうかはわからないけど、コナンでも金田一でも確か一度出てきてるから、最初に館の構造を読んだ瞬間に(それこそ本当に最初の序章で)「あーきっと…」と分かってしまったり、その後に出てくるトリックも割とメジャーなもので結構分かり易かったり、あと犯人の存在感もイマヒトツだったから、ミステリーとしては星三つかなぁだけど、主人公と慎二やいちお、部下の木下刑事とのやりとりがとても面白かった。木下刑事の憐れなオチのたびに思わずバスの中で笑ってしまった。ミステリーコメディかな?
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我孫子武丸さんは初めて読んだ。
犯人・トリックが意外で良かった。
が、刑事よりも推理マニアの兄弟が活躍するところは強引かな。
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我孫子さんは今のところ読んだ中で、死に至るだけ異色だなぁと思う。
トリック解説のあたりがちょっとだらだらと長かったけれど、そんなに不快感もなく、
さくさく読めるのがいい。
0と∞も読んでみたいなぁ…
こちらも再販して欲しいところ。
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安孫子作品、3作目にしてデビュー作に遭遇。
以前読んだ作品が「殺戮にいたる病」「弥勒の掌」だったので、文体の違いに唖然・・・
あとがきを読んだら、このデビュー作は「ユーモアミステリー」だそうで・・・
それにしても、くだらない。
作者が無類のミステリー好きなのは、良く伝わってきたけど、せっかくのトリックが不必要なユーモアのために印象が薄くなってしまっているような気がする。
一言で感想を言ってしまえば、設定から登場人物から、すべてが「くだらない」
それが「殺戮〜」とかの作品を書くような作家になったと思えば、すごい成長なのかなぁ。
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読始:2009,6,19
読了:2009,6,19
デビュー作をようやく読みましたw
今回も速水兄弟がでてくる(本当は今回が初なんやけど)が、私にとって速水兄弟は三作品目であり愛着がわいてきたというか、あの妹の存在は許せないというかどうしても受け入れることはできないものの、まぁいいかなという気持ちになってきたwww
慎二が密室について講釈をたれる場面は個人的に好き
現実におったらうざいのかもしれんが小説やし、そういうの好きでミステリ読んでるし
犯行のトリックに関して言えば、ミステリ慣れしているからか?わかるように設定されているのか?ww自力で解けた
『8の字屋敷』
『微妙に動かされたあとのある死体』
この二つと、途中の描写によってトリックは容易に思いついたw
全ての設定には何かしら意味があるってこと
思考が逆をたどるのは反則な気もするが無意識でたどっちゃってるから仕方がない
逆とは与えられた設定からトリックを考えるのではなく
トリックをするためにはこの設定でなくてはならなかったはず
とつい考えてしまうところがどうしようもないww
3作品読んだ感想として我孫子さんもそれなりにいいかも
ただ速水兄弟シリーズ以外の作品を読んでみたい
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そのまんま、上から見ると8の形をしたお屋敷で殺人事件が起きます。
これ…最初にお屋敷の見取り図をみた時点でまさかなと思いましたがやっぱりメインのトリックは思ったとおりのアレでした。いや…20年前の作品ですしね…当時としてはどうだったのか評価が気になるところ。
全体的にごちゃごちゃ難しいところがなく謎解きも単純明快。きれいにまとめてきた感じがしました。良くも悪くもさくっと読みやすかった。しかしそれにしても3兄弟設定…ウリなのだろうけど少々無理がありませんか…??
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原作・我孫子武丸です。ゲーム「かまいたちの夜」の脚本家といえばわかるでしょうか。
あらすじ
奇妙な8の字形屋敷で起きた連続殺人事件に速水警部補が挑む。…が、なかなか謎の解明に至らない。そこでミステリマニアである警部補の弟と妹が事件解決に乗り出す。
本書は新本格のさきがけ、大型新人のデビュー作!…と本の裏表紙に載っているぐらいすごい作品のはずなのですが、これを僕以外で読んでいる人に出会ったことがありません。うちの部員にも恐らくですがいません。
旧文庫版の発行日が92年だからノベルス版はもっと古い89年あたりでしょう。古すぎてうちの若い部員の目を引かないのかもしれません。みんなティーンエイジャーですから。
あと表紙絵が少し地味です。今回は本棚の見栄えをよくするためあえて新装版を選びました。断然こっちのがいいです。
内容としては、殺人事件の凄惨さにユーモアがほどよく混ざっているといった感じです。他の新本格の作家さんはあまり笑いをとりに行く方向ではないのに(殺人事件だから当然なんですが)我孫子武丸の作品は笑えるところが必ずあります。このあたりは伊坂幸太郎と共通したものを感じます。
屋敷ではありますが、クローズドサークルではありません。警察は思いっきり介入してきます。警部補の速水恭三がてんでだめなので弟の慎二と妹のいちおが代わりに事件解決に乗り出すといったストーリーです。
ちなみにこの2人は喫茶店のマスターとその手伝いです。捜査権は当然ないですが、長兄の恭三が「俺はそういうごちゃごちゃしたことが嫌いだ。密室の謎はお前が解け」みたいなことをいってこの2人を参加させます。
以前、部員の間で、民間人が当然のように現場にいるのが気に食わんみたいな議論がなされたらしいですが、これはまさにそのとおり民間人が現場に居合わせますので、あまりリアリティを追求する人はこの作品は楽しめないかもしれません。
そういう人も作中の「密室講義」だけは一読の価値がありますので、これだけ読めばいいと思います。大変わかりやすいです。
ちなみに「トリックのネタバレは絶対ご法度である」はこの作品から習ったのですが(いやこのシリーズの別の作品だったかな)、よくみたらホームズの「ソア橋」のネタバレ思いっきりやってますね。注釈でトリックの詳細まで説明してある。思ったより親切設計でした。
タグは「本格」にしましたのでトリック重視の本を読みたい方にお勧めです。
(漢字帳)
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殺戮に至る病の後に読んだもんだからインパクトは弱かった。
でもミステリーとしては普通に楽しめる。
トリックはこれと言ったびっくり感はないが、
それは島田になれてしまったからだと思う。
さくっと読むのに向いてるかなー。
雰囲気は「かまいたちの夜」系。グロくない。エロくもない。
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我孫子先生のデビュー作。3部作の1作目を最後に読んだということになってしまいました。当時からコメディ要素たっぷりで、(個人的には)ミステリらしからぬ書きっぷりなのですが、本筋としては濃密なミステリ。展開と真相が読みきれなかったので最後まで楽しく一気に読んでしまいました。
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前に『弥勒の掌』を読んだときはこの人イイ!と思ったのに。ちょっとがっかり。
話の内容は、推理小説らしくない…というか、支離滅裂。テンポが悪い。何度も挫折しそうになったけど、もったいないから読了。これって本当に推理小説?と思いながらあとがきへ。あ、これがデビュー作なのか。島田荘司氏の書評(?)で、なるほど、そういう意図があるのか!などと思って、ちょっと評価を上げた。最後に解説を読んでため息。田中啓文氏によれば、これはユーモア小説だと言う。それなら、これでもいいか。
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殺戮に至る病を読んだ後なので重い話かな?と思ったら、コミカルな感じで面白いところもあった。
でも、トリックはすぐわかった。
あとがきにも作者はギャグが書ける人間だみたいなことが書いてあった。
次は探偵映画かな?
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建物の内部にある中庭が渡り廊下で結ばれた、通称“8の字屋敷”で起きたボウガンによる連続殺人。最初の犠牲者は鍵を掛け人が寝ていた部屋から撃たれ、二人目は密室のドアの内側に磔に。速水警部補が推理マニアの弟、妹とともにその難解な謎に挑戦する、デビュー作にして傑作の誉れ高い長編ミステリー。
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正直に言って、ここまで序盤で犯人が分かってしまうのも、
おそらく伏線であろう事柄があからさまに主張しているのも
残念以外の何物でもなかった。
私にしては珍しく酷評。
でも読んだ本だから管理管理(笑)