- 出版社:現代人文社
- サイズ:19cm/237p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87798-371-0
マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか 権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する
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- 税込価格:1,890円(54pt)
- 発行年月:2008.4
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- 本
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商品説明- 「マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか 権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する」
現在の日本のマスメディアは、偏った報道などでその監視機能を果たせなくなって久しい。原因となっている日本独自のメディア規制システムの全貌を明らかにし、さらなる危機とその対処・克服方法を検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
関連キーワード- 「マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか 権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する」
ユーザーレビュー- 「マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか 権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する」
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/01/22 10:48
警世の書であり、マスメディアに関係する全ての人にとって必読の書
投稿者:喜八(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の日隅一雄さんは元「産経新聞」記者で現在は弁護士として活躍されている「ヤメ記者弁護士」です。
噂に聞くところでは、日々のハードワークは友人知人から「過労死」を心配されるほどなのだとか。
けれども、2010年の通常国会に上程される予定の「情報通信法案(別名:インターネット規制法)」を阻止するまでは全力で突っ走る覚悟だそうです。
それにしても、日本の「マスコミ」は何故「マスゴミ」という悪罵《あくば》を投げつけられるほどの惨状を呈しているのでしょうね?
日隅一雄さんは端的に「問題はシステム自体にある」と指摘されています。
日本にはマスメディアに対する独自の規制システムが存在する。
我々日本人が「ごく当たり前」のように看做《みな》していることが、世界の非常識であったりする。
たとえば、放送行政において「独立行政委員会」が存在せず、そのため政府・与党による直接的な圧力が可能になっていること。
また「朝日新聞→テレビ朝日」といった系列化の問題(クロスオーナーシップ規制の不在)。
さらには「広告一業種一社制」が採用されていないため、巨大広告代理店が異常な力を持ってしまったこと。
これらが要因となり、日本の「マスコミ」は「マスゴミ」と呼ばれるまでに劣化し、日本独自のメディアコントロールシステムが成立した。
もちろん、それは社会にとって好ましいものであるはずがない。
このような認識が著者の日隅一雄さんにはあります。
そして、この「日本独自のメディアコントロールシステム」がインターネットメディアにも広げられようとしている。
これら表現の自由を制約しようという動きは、自民党長期政権が衰退していくと共にその激しさを増しています。
著者が「メディア規制立法3点セット」と呼ぶ「人権擁護法案」「個人情報保護法」「青少年有害環境対策基本法」なども、その一環です(同書165頁)。
なんとしてでも権力を維持したい。
そのためには自由な言論など抑圧してもかまわない。
自分たちの権力を維持するためには、日本の社会・国家を歪めてしまってもかまわない(人々が苦しむことになってもかまわない)。
そういった政権担当者たちの極端に自己中心的な欲望の表れだと言っていいでしょう。
『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのか』は警世の書であり、マスメディアに関係する全ての人にとって必読の書だと思います。
ということはメディアに依って生計を立てている人以外にも、我々の社会に暮らす全ての人にとって必読といえるでしょう。
マスメディアの影響は絶大といえるほど強力で、社会全体に広く及ぶわけですから。
言論の自由を押しつぶそうと意図する「インターネット規制」がやってくる。
こんなものに反対するのは、それこそ右も左もありません。
言論の自由が殺されれば、そこに暮らす私たち自身が圧殺され、社会そのものが歪められるのです。







