- 出版社:秋田書店
- サイズ:18cm/187p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-253-26041-1
悪魔の花嫁 1 最終章 (BONITA COMICS)
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- 税込価格:440円(12pt)
- 発行年月:2008.7
- 発送可能日:24時間
- 本 コミック
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ユーザーレビュー- 「悪魔の花嫁 1 最終章 (BONITA COMICS)」
18人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/06/26 19:23
「出る」と聞いた日から前作を再読しつつ待っていました。もうずっと。
投稿者:もりこ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
連載終了時には間違いなく物議をかもしたであろうあの幕切れ。続きを待たなくてよいという大人買いの利点を小気味よいほどに蹴散らしたあの幕切れ。あれから月日は流れて早幾年。まさか今頃になってあの続きが読めるなんて。しかもいきなりの最終章。ということはついに決着が…!?
絵柄はかなり変わりました。前作では、どこかに泥臭さを残し強い光と濃い闇が混在していたあの時代の、本作では、垢抜けて明るさの中に無機質を宿し傷口にふたをして前進する現代の、それぞれの雰囲気が良く出ていると思います。けれど、学生にしては学外活動が手広い美奈子、実は一番底意地が悪いヴィーナス、美奈子と無関係な場合でも割と働く優柔不断なデイモスは健在。そして作品自体の持つ魅力、その大前提は変わりません。
なんといってもヒロイン美奈子に求婚するのはヒーローではなく悪魔なのです。承知したなら黄泉の国へ一直線です。しかも待遇はヴィーナスの魂の入れ物。それを隠そうともせず、悪魔デイモスは永遠の若さと美貌をちらつかせ、あの手この手で脅したり賺したり大変です。しかもその手段がさすがに悪魔だけあって根暗で後ろ向き、人の醜さを繰り返し暴きたて美奈子がこの世に愛想尽かすのを影に潜んで待っているのです。
なのに、悪い男というやつはなぜああも魅惑的なのか。妖美繊細、毒花のごとく。神代からの宿業をくびきと負うて世を彷徨う、時の彼方まで孤独な心。悲憤に灼かれ絶望にあえぎ、憎悪に溺れて愛にすがりつく。獣となり果て魔道に堕ちても(ただし顔はキレイなまま。これ重要)忘れられないひとがいる。前世に生まれた悲恋の妄執、ヴィーナス。今世で出会った生身の希望、美奈子。
魔物の手管にとらわれて、美奈子は泉下へくだるのか。または魔物をねじ伏せて、今世の命を全うするか。人の尊厳と魔の誘惑、いにしえの愛と女の意地が交錯する乙女と悪魔の物語。その最終章、今後の展開をこれまで以上に楽しみに待っています。






