- 出版社:文芸社
- サイズ:19cm/249p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-286-04868-0
被爆博覧会
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- 税込価格:1,260円(36pt)
- 発行年月:2008.7
- 発送可能日:購入できません
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商品説明- 「被爆博覧会」
現代の科学技術によって再現されたあの日のヒロシマのパビリオン。「閃光・きのこ雲の館」、「焦熱の館」、「叫喚の館」、そして「死霊館」…開幕直前、「原発」を内蔵した「被爆者ロボット」に何が起こったのか。【「BOOK」データベースの商品解説】
「広島被爆博覧会」で再現されたあの日のヒロシマのパビリオン。閃光・きのこ雲の館、焦熱の館、死霊館…。開幕直前、原発を内蔵した「被爆者ロボット」に何が起きたのか? 安易な原子力活用の恐怖を描いた小説。〔「被爆舞踏曲」(渓水社 1995年刊)の改題改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧- 「被爆博覧会」
| 被爆舞踏曲 | 5−226 | |
|---|---|---|
| 歩数計 | 227−245 |
著者紹介- 「被爆博覧会」
田端 展
- 略歴
- 〈田端展〉昭和2〜平成18年。広島県生まれ。広島工業専門学校(現・広島大学工学部)卒業。平成12年「歩数計」で第30回新日本文学賞受賞。『広島文芸派』で小説を発表。
ユーザーレビュー- 「被爆博覧会」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/08/07 15:07
これも「追悼」かな?
投稿者:宇宙の三文文士(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
はっきりいって、この書において「娯楽性」というものは、ほぼ皆無です。
主人公の日常生活にわずかながら華やかな趣味があるので、われわれからすると「非日常」に誘われる感覚が、ちょっとだけ味わえるかもしれません。
時代背景もそう遠くは無い未来ということになるでしょう。
もともとが古い原稿であるらしく、ご遺族の方が、稿を書き直しておられる様子です。
そのおかげで、ちぐはぐなSF考証は全く感じません。
しかしながら…。
工業系―、とくに電気科等をご卒業された方々は、「原子炉」の設置および構造に対して大いに疑問を感じられるようです。
ま、構造や技術面においてそれほど詳しい解説があるわけではないので、そこいら辺を画期的な「未知の超技術」として納得していただくほか無いでしょう。
なにしろ、「人工知能」を搭載して「自律行動」をする原子炉が、「ジェットエンジン」を装備して飛び回り、さらに「レーザーブラスト」や「マシンガン」で武装したうえで、損壊する危険を顧みず「市街戦」等を繰り広げる様を拍手喝采できるわけですから、大して気にはならんでしょう(そのブッソーないい様は、どぉにかならんのか…?)。
ところで…。
毎年、どこかしらで「戦争」あるいは「被爆体験」をテーマにした映画を小中学生を対象に上映していると聞き及びます。
これほど、定着しちゃってるんでしょうか…、「日本の夏」と「戦争」ってものが。
この作品においても、原爆の被害に押しつぶされないように精一杯抵抗して生きてきた「重み」が、いつの間にかその精神をも蝕んでいた―――。
その現実に負けたくないから、必要以上に快活に振舞っていた「ツケ」が、あるきっかけでココロバリアを打ち砕いてしまうという描写は、読者としても心苦しいものです。
繰り返してはいけないからこそ、語り継いでいかなければならないのがセオリーです。
でも、それに慣れてしまって、「痛み」に鈍感になって行きすぎはしないものかと不安に思うこともあるのですが、いかがでしょうか…。







