紙の本
成功体験をまず作ることが重要。
2008/10/30 21:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ろでむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
新規事業に必要なこと。著者が言う要素は「コンセプト設計」
「柔軟性」「デッドラインの設定」。
そして、成功したのであれば、「成功体験の共有」が必要。
そして、それを「循環」させていく。
-----章立て-----
1.新規事業従事者の陥りがちな五つの罠
2.会社が陥りがちが七つの罠
3.新規事業を立ち上げる
4.新規ビジネス実例
----------------
・世の中に新規事業を立ち上げて成功した人が少ないということ
・起業や経営に必要なリソースには、「モチベーション」「ハングリー精神」
・事業に人生のすべてを懸けてもいいという「炎の集団」に変えることなどできるはずがありません
・プロジェクトメンバーに求められる能力は、自分の頭で新しい分野を考え出す数学者の能力
・ほとんどの日本人は、考えるというのは調べることなのだと勘違いしています
・泥臭かろうがなんだろうが、まず成功体験をつくる
・ビジネスプランは、事業の成功率を上げるため、ビジネスの実態を把握するために書く
・「量的」なことではなく、「質的」なことを評価する
・数値目標にしばられすぎてはいけない
投稿元:
レビューを見る
社内新規事業を推進していくために何がポイントかを簡潔にまとめた本です。メンバーに2軍を投入しがち、撤退ルールがあいまいなど痛いところを付いていると思いました。なかでもなるほどなっと思ったところは、ベンチャー企業の社員と通常のサラリーマンが違うという認識をもった上で、取り組む必要があるという点でした。斬新なアイデアよりも誰もがついてくる実行可能なアイデア、高いモチベーション前提の計画ではなく、モチベーションがそれほど高くなくてもこつこつ推進できる計画を、という話は確かに言われてみればと思いました。
投稿元:
レビューを見る
起業と企業による事業の立ち上げとの違いを語っており、また、その問題への解決策であったり、どのような考えで新規事業を立ち上げていくのかといったことなどを中心に記載されていました。
また、どういう状態になれば成功と言えるのかなども書かれており、目標が定まらず、延命措置を繰り返しているような状況にも一考させられるのではないでしょうか。
そもそも、新規事業の成功確率は決して高いとは言えず、とくにサラリーマンが行う企業による新規事業の立ち上げは、ハングリー精神が乏しいこともあり、どうしても通常の起業と比べても劣る部分が出てきます。そうした中で、どのようにふるまっていくべきなのか、参考になる部分が出てきます。
正直、記載されている内容は物珍しいものがあるわけではありません。ある種当たり前のことのみが書かれています。ですが、当事者になるとその当たり前のことが見えずに、延々と無駄な時間を費やしてしまうようなこともあるかと思います。
起業を目指す人が読むと当てはまらない部分も多々ありますが、新しい観点に立って読んでみると、自分を見直すという意味で良いかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
新規事業を立ち上げ そして成功をするというのは
とても難しいことである
多くの起業経験をもつ著者の
企業内起業についてかかれた本でした
タイトルどおり
新規事業がうまくいかない理由が書かれています
ヒトモノカネというリソースの他に
モチベーションとハングリー精神の必要性
内部事業とはちがう起業の方法論を知っていることの有位性
撤退のルールを持つこと
撤退がマイナス評価にならないようにする評価体制
起業を経験したことのある人のお話故
多くのことが参考になりました
次は 立ち上げから 起動までの具体的なお話を聞きたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
<あし>
(企業内で)新規事業をつくる際に、はまりがちな罠や
行動を筆者の経験をもとにまとめたもの。
・まず、失敗のルールを設定すること
・成功を前提にしないこと
・事業計画は完璧なものはない。常にブラッシュアップすることを意識すること など
<千>
■仕事に参考になる点
・調べるな考えろ:新規ビジネスは過去になかったビジネス、過去の知識や常識は不要。
・落ち込むな前に進め:こうすればうまくいく正解などない、試行錯誤を繰り返す。
・社内向けにアピールする資料づくりに追われるな:泥臭かろうが、まず事業コンセプトを明確にした上で、1つの分野にリソースを集中投下し、確実な成功実績を作る。
・売上や成長率を上げるよりも成功確率を上げることに尽力し、その部分を評価する:数字を眺めて一喜一憂する前に、あらゆる手をつくして第一号の成功を生み出す。そこから好循環につなげる。
・目的によってゴールは変わることを肝に銘じる:利益が出れば成功か?たとえば、リース会社が立ち上げた子会社が、利益トントンな状態であったとしても、その子会社は決済手段として親会社のリースを利用するため親会社が潤う、ということを当初から狙っていたのであれば、それは成功といえる。
立ち上げ中の事業のこと以上に、立ち上げて運用中の事業について、この本を読みながら想いを馳せた。後で振り返ったほうが、痛みは大きい。改めて、落ち込んでいる場合ではない、と奮起させられた。あし、1年後にもう1回読んでね。(千)
投稿元:
レビューを見る
(K) 新規事業がうまく行かない理由については、いろいろな本がいろいろな角度から課題を掘り下げていが、本書は社外ベンチャーと企業内起業との違いにフォーカスし、そこから見える課題を浮き彫りにした内容。特に目新しいことは無いといえ無いのだが、自分が共感したのはモチベーションやハングリー精神が成否を左右するという部分である。その違いがどこから出てくるのか、その違いが新規事業立ち上げにおいてどのように作用するのかを具体的に述べているところに本書のおもしろさがある。
しかし、後半の How toの部分に入るとかなり一般論になっているが、万人が読む本に仕上げるとなるとこのようなまとめ方にならざるを得ないのは仕方がないのだろう。ただ、部分的には発見もあった。例えば、100のチェックリストを新たに作るのではなく、これまでやってきたチェックリストのやり方を再考するという点は、やり方を考える上での新たな気付きとなった。大事なのは、自分の事業や組織を見て、アレンジし自分流のやり方を作り上げていくことである。
投稿元:
レビューを見る
本書に出てくる話がいやに身近に聞こえて、耳が痛いことこの上ない。
新しいことをやるのは難しいものです、それがでっかい組織内だったり、人数が多かったりするとなおさらです。
投稿元:
レビューを見る
1年くらい前に、さらっと読んだっきりでした。
業務に役立ってます。
教科書的な形ではないですが、ぶあつい本でもないので
さらっと読めます。
整理されていてよいと思います。
投稿元:
レビューを見る
<図書館で借りた>
・社内起業とベンチャーとの比較が理解しやすい
・新規事業を企画する際に以前成功した方法が通用しない可能性高し
・新規事業、最初はうまくいかないのが普通
・引き際のルールが必要
投稿元:
レビューを見る
企業内起業の危うさがよくわかった。
そもそも組織に属する人が会社の都合や命令で新規事業をはじめる場合の成功率は25%以下。理由は担当者の高いモチベーション維持が難しいことのほか、撤退のルールが明確になっていないこと、目的や意味が違う新規事業を一般化しようとすること、意思決定に多くの人が関わりすぎることなどが挙げられる。
最後は成功した国内の実例紹介。著者の案件も含む。それを見るといろんな条件が重なったことや担当者の意気込み・意志の強さが成功につながったことがわかり、それなりに参考にはなる。
投稿元:
レビューを見る
・最近とんとビジネス書のたぐいを読んでいなかったが、おうちに転がっていたので子供を抱っこしながら通読したところ、これが思わぬヒット。
・「型破りの」というふれこみだが、寧ろ、至極まともなご意見の数々。「なるほど〜、そんなこと考えもしなかったyo」という話は特に無いが、「新規事業を失敗する理由」の網羅感がある
・「失敗する理由」を裏返すと「成功のコツ」になる仕掛け
・パワポ化しておくと使い回せそうだw
投稿元:
レビューを見る
新規事業従事者の陥りやすい罠
①全方位にまんべんなく
②考えずに調べる
③すぐに閉塞感に襲われる
④過去の経験の中に課題解決方法を探す
⑤リソースがないというウソに縛られる。
会社の陥りやすい罠
①成功が前提
②撤退のルールが明確ではない
③目的や意味が違う新規事業を一般化しようとする
④意思決定に人が多い
⑤既存事業のルールや評価基準を導入してしまう
⑥メンバーに2郡を投入する
⑦始めればどうにかなると思っている
立上げには
①目的
②なにをする
社内のアイディア公募はうまくいかない。
③ビジネスプラン作成
P/L
楽観的なP/L入らない。
投稿元:
レビューを見る
我々と同じような中小企業の
話を聞くと、
「なにか新しい分野の事業を立ち上げる必要がある」
という企業さんは多いです。
しかしながら、どうすればいいのかわからなかったり
なかなかうまくいかないことが多いようです。
我々も含めて。。。
本日ご紹介する本は、
新規事業立ち上げの現場で誰もが困っていることを取り上げ、
どうすれば新規事業を立ち上げられるのか、
ということのエッセンスをまとめたものです。
ポイントは
「考える」です。
「考える」というのは
「あらゆる仮説を出し、最も勝てる可能性が
高いものを選び出すこと」です。
新規事業を成功させるために必要な要件は
企画力とモチベーションです。
優れた企画があり、それを実行するメンバーの
モチベーションが高ければ、
その新規事業が成功する確率は高まります。
しかしながら、もともと
「社員は起業のプロではありません」
だから、そんな人たちを集めて
優れた企画を出したり、新規事業に対して高いモチベーション
を維持し続けることを期待するのは間違いです。
それでも何とか成功確率を高めるためには、
ありとあらゆることをやる「覚悟」と「仕組み」が必要になります。
そのためには、
「考える」=「あらゆる仮説を出し、
もっとも勝てる可能性が高いものを選び出すこと」
が必要です。
「事業コンセプトや収益構造の設計にこそ
最大限の力を注ぐべきである」
やりはじめたら、後戻りはできません。
慎重になりすぎて、
なにも行動を起こさないのはいけませんが、
最初の「事業コンセプトや収益構造の設計」
がなければ、うまくいくかどうかは
「運」にたよるしかありません。
「新規事業はほとんどの場合、失敗に終わる」
失敗するのが当然という意識からスタートすることが重要です。
なぜなら、他社の動向を見ても
いくら成功するに違いないと思えた事業でも
環境の変化などで、新規事業が成功する確率は
決して高くないからです。
その事業に取り組む目的を複数考えておくことや、
撤退する場合の条件などを予め十分考えておくことは
大変重要です。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
事業コンセプトや収益構造の設計にこそ最大限の力を注ぐべきである
考える=あらゆる仮説を出し、もっとも勝てる可能性が高いものを選び出すこと
社員は起業のプロではない=そんな人たちを集めても新しいビジネスが生まれる確率はゼロ
それでも何とか成功確率を高めるためにありとあらゆることえをやる覚悟が必要
ふさわしい人を集めてチームを作り、新規事業のアイデアを考える、集めるというミッションを与えるのが一番現実的
まず成功体験を持つことから、好循環は始まる=第一号の成功を生み出すことがスタート
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆目次◆
第1章 新規事業従事者の陥りがちな五つの罠
第2章 会社側が陥りがちな七つの罠
第3章 新規事業を立ち上げる
第4章 新規ビジネス実例
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆マインドマップ◆
http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/3fbca0cc69ea7434.png
投稿元:
レビューを見る
企業内起業による課題、要素をベンチャーとの比較など通して、シンプルにまとめている。
書かれている内容に特段目新しいものは無いが、こういった本は分厚い内容であることが多いので、要素を簡潔にまとめているため、事業などに立ち止まった時に振り返るには良い本であると思う。
深く知りたい、学びたい人は、深く書かれた分厚い専門書を読むのではなく、学校に行ったり実際の起業コンサルタントの話を聞くほうがいいだろう。
投稿元:
レビューを見る
書いてあることは至極当たり前かも。でも、
わかってても、うまくいかないんですよねぇ、、、
#bukupe http://bukupe.com/summary/3857