- 出版社:群像社
- サイズ:19cm/385p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-903619-10-1
戦争は女の顔をしていない
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (訳)
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- 税込価格:2,100円(60pt)
- 発行年月:2008.7
- 発送可能日:1~3日
- 本
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商品説明- 「戦争は女の顔をしていない」
第二次世界大戦でソ連は百万人をこえる女性が戦いに参加した。だが戦後、彼女たちは戦争の真実を語ることも許されず、またみずから沈黙した。旧ソ連出身の女性ドキュメンタリー作家が、戦時下の女性たちの小さな声を集める。【「TRC MARC」の商品解説】
書店員レビュー- 「戦争は女の顔をしていない」

第2次世界大戦でドイ...
ジュンク堂書店住吉店さん
第2次世界大戦でドイツとの戦争に兵士として関わった旧ソ連の女性たちにインタビューをした本なのですが、歴史背景を抜きにしても語られる内容は現在の私が置かれている状況とはかけ離れたものである。
それまでに聴いていた「戦争の話」とは違うものでした。
どんな時でも人間として正直であろうという気持ちが伝わってきました。
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ユーザーレビュー- 「戦争は女の顔をしていない」
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/08/20 13:45
「真実というのは我々が憧れているものだ。こうでありたいと願うものなのだ」
投稿者:成瀬 洋一郎(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きな戦争というものは、それだけで社会構造を変革してしまいます。
それは通常社会の担い手とされている成人男性の多くが戦場へ赴くことになり、工場や公共交通機関など、それによって欠員が生じたシステムをそれまで員数外扱いされていた人々が埋めることになるからです。こうして「男女平等」「マイノリティの権利向上」といった方面に波及するわけですが、ソ連の場合、国土が戦場となった第2次世界大戦においては、100万人以上の女性が兵士として戦場にいました。
アメリカやイギリスなどでも女性ばかりの部隊はありましたが、通信員であり、輸送員であり、前線に出るということはありませんでした。しかし、ソ連の場合は前線に投入されることも多く、女性による航空機部隊の存在などは有名でしたが、今までその具体的な姿についてはあまり知られていませんでした。
この本は、著者がおこなってきたインタビューの記録が、ペレストロイカからソ連崩壊、そしてロシア誕生という流れの中で刊行できるようになったもので、検閲官によって削除されたものや、著者自身の判断によって一度は削除されたものまで含めて完成させたものです。
面談の対象となった女性たちの職種は、運転手、看護婦、給食係といった非戦闘要員から、狙撃手、戦車兵、高射砲部隊といった実戦部隊までさまざまです。全体的には医療や通信関係の職種が目立ちますが、戦闘員としても男性と肩を並べて戦っていた様子がうかがい知れます。
けれども、社会主義国といえども男性社会であったのですね。
男と同じように志願し戦い、敵を殺し、仲間や恋人の死を看取った彼女たちも、戦後はむしろ不遇であったようです。アメリカのように女性の社会進出が進んだのとはむしろ逆に、旧態依然の家族制度の中に押し込めようとするか、あるいは「男だらけの世界に潜り込んだふしだらな女」「人殺し」として排斥されることも少なくなかったとインタビューから知ることができます。
「女性が見た最前線」という視点の証言は貴重であり、たいへん興味深く読むことができました。







