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紙の本
紗央里ちゃんの家 (角川ホラー文庫)
著者 矢部 嵩 (著)
叔母からの突然の電話で、祖母が風邪をこじらせて死んだと聞かされた。小学5年生の僕と父親を家に招き入れた叔母の腕は真っ赤に染まり、祖母のことも、急にいなくなったという従姉の...
紗央里ちゃんの家 (角川ホラー文庫)
紗央里ちゃんの家
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商品説明
叔母からの突然の電話で、祖母が風邪をこじらせて死んだと聞かされた。小学5年生の僕と父親を家に招き入れた叔母の腕は真っ赤に染まり、祖母のことも、急にいなくなったという従姉の紗央里ちゃんのことも、叔母夫婦には何を聞いてもはぐらかされるばかり。洗面所の床からひからびた指の欠片を見つけた僕はこっそり捜索を始めたが…。新鋭が描いた恐ろしき「家族」の姿。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作、待望の文庫化。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本ホラー小説大賞長編賞(第13回)】【「TRC MARC」の商品解説】
祖母が風邪で死んだと知らされた小学5年生の僕。叔母夫婦の家からは従姉の紗央里ちゃんの姿も消え、叔母たちの様子はどこかおかしい。僕はこっそり家中を探し始める。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。【商品解説】
著者紹介
矢部 嵩
- 略歴
- 武蔵野大学在学中の2006年、本作で第13回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞してデビュー。
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紙の本
一味違ったホラー
2015/08/18 14:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Ryo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー小説大賞で、「限りなく大賞に近かった」と評されているだけあって、かなり面白いです。
(若干ネタバレあり)
序盤では特に何も起こらず淡々と過ぎていくだけに、まんまと油断させられ、後半のグロシーンがこたえます。(もっとも、同じ作者の「保健室登校」のほうが血なまぐさいですが)
しかも、この小説はミステリーの要素もあり、訪問した家に隠された謎が次第に明らかになっていくので、一気に読めてしまいます。
そして物語最後の、ある登場人物の台詞は、ほとんどの読者は相当いやな気持になるでしょうが、読後しばらく頭に残るのは、作者の力量によるものではないかと思います。
テーマとして物足りなさが残るものの、稀有な作品であることは間違いないでしょう。