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  4. 戦後政治の謎自民分裂を予感させる「30の真実」

戦後政治の謎自民分裂を予感させる「30の真実」

  • 出版社:講談社
  • サイズ:18cm/254p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-272526-2

戦後政治の謎自民分裂を予感させる「30の真実」 (講談社+α新書)

塩田 潮 (著)

  • 全体の評価 41件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:94026pt
  • 発行年月:2008.9
  • 発送可能日:1~3日
  • 新書

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商品説明- 「戦後政治の謎自民分裂を予感させる「30の真実」」

細川政権誕生、小泉の郵政民営化、安倍の辞任…。取材活動を通じて知り得た政治の裏表のエッセンスをまとめた書。30のテーマを選んで、永田町の「密室談合」「裏切り」「謀略」を一挙に公開する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「戦後政治の謎自民分裂を予感させる「30の真実」」

塩田 潮

略歴
〈塩田潮〉1946年高知県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。雑誌編集者などを経て、ノンフィクション作家。「霞が関が震えた日」で第5回講談社ノンフィクション賞受賞。他の著書に「民主党の研究」等。

関連キーワード- 「戦後政治の謎自民分裂を予感させる「30の真実」」

ユーザーレビュー- 「戦後政治の謎自民分裂を予感させる「30の真実」」

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/08/11 20:18

「その時、政局が動いた」

投稿者:半久(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本自由党は、なぜ児玉誉士夫から結党資金の提供を受けたのかという謎からはじまって福田康夫前首相の話まで、政界を揺るがした「事件」を中心主題として戦後政治の謎に迫っています。
本一冊書けそうな話も多く、一話ごとのボリュームのなさがもの足りないです。その反面、つまみ食い的ではありますが、戦後政治の流れに沿った政局エピソードを楽しめるのが利点でしょう。証言のくい違いなどもあって、かならずしも「真実」が白日の下にさらけだされるわけではありませんが、著者は「謎解きのヒント」にしてほしいとのことです。

ただ、本編を通読しても、それだけで自民党の分裂を予感させるとまではいかなかったです。総選挙の結果によっては分裂する可能性があるのはわかりますが、本編がそれを裏付けてくれるまでにはいたらなかったということです。

この点、「はじめに」がまとめ的な話をしています。ここが一番おもしろかったです。「はじめに」が一番おもしろいというのもなんですが、ホットな話題だからということになりますか。本編がつまらないということではありません。

《自民党は一九九六年一月に首相の座を奪還した後、橋本龍太郎内閣で改革路線、小渕恵三内閣でばらまき路線、小泉純一郎内閣で大幅な改革路線という具合に揺れ続けた。安倍内閣は小泉路線継続だったが、見直しが始まった。福田改造内閣は改革棚上げ路線に舵を切った感があったが、ポスト福田の内閣も次期総選挙を前にして、ばらまき路線回帰の道を選ぶ可能性がある。》

この見通しは当たりました。

《ここ十数年、右に左に揺れている感があるが、ばらまき路線回帰なら、一大決戦の総選挙を控えて、「改革も駄目、財政再建も無理で、最後はなりふり構わずばらまき」の右往左往と国民は受けとめるだろう。》

これも当たっています。そして、これは総選挙のポイントです。自民党側にもいいぶんはあるでしょうし、ばらまきも内容次第だと私は思いますが、多くの国民が上記のように受けとめていることでしょう。たんに麻生政権がどうなのかだけではなく、4年間の自民党政権の連続性と2005年のマニフェストについて審判が下されるということです。

《小泉時代の五年五ヶ月、「長期の緊急避難」で危機をしのぎその後も遺産で生き延びてきたが、人材も自己変革のエネルギーも底をついたというのが実態ではないか。
こうなると、もはや野党に転落する事態を想定した上で、政権再奪還の青写真とシナリオをじっくり構想する有力政治家の台頭を待つしかない。だが、いまの自民党を見渡しても、そこまでの長期戦略を描いて将来の自民党を考える人材は、中堅・若手にはほとんど見当たらない。自民党の凋落と劣化は二重の意味で深刻である。》

厳しい批評ですが、再浮上策を示してくれているともとれるでしょう。自民党側は真剣に考えているのかなあ。すくなくとも「わが党は失政などしていない」とか「マスコミが悪い」などと、やっているばあいではないでしょう。

《次期総選挙で自民党がいきなり野党に転落するかどうかはわからない。選挙で振るわず、仮に政権を手放すことになったとしても、すぐに衰退、解体、消滅という道をたどるとは限らない。だが、分裂、再編、再出発という激動に直面する可能性は小さくないと見る。》

さて、どうなるでしょうか。

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