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- カテゴリ:一般
- 発売日:2008/08/01
- 出版社: 凱風社
- サイズ:19cm/333p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7736-3213-2
紙の本
属国 米国の抱擁とアジアでの孤立
日本的価値を投げ捨てて米国の指示に従い、積極的に米国の戦争とネオリベラリズム型市場開放に奔走した小泉・安倍政権。日本に深刻な経済的苦境をもたらした、両政権下における「改革...
属国 米国の抱擁とアジアでの孤立
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商品説明
日本的価値を投げ捨てて米国の指示に従い、積極的に米国の戦争とネオリベラリズム型市場開放に奔走した小泉・安倍政権。日本に深刻な経済的苦境をもたらした、両政権下における「改革」の問題点を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
日本の未来は・・・
2020/01/28 14:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はオーストラリア国立大学名誉教授、ロンドン大学の博士号を有し、専門は日本と東アジアの政治社会だそうだ。この本は2008年に翻訳出版されている。
戦後、アメリカの統治政策に支配され、従属させられ続けてきた日本について、辛口で論評している。とりわけ小泉、安倍政権の政策については酷評に近い。1962年日本留学以来毎年来日している知日派研究者らしく、内容も子細に記されている。近年の日本の政治状況を時系列に振り返るのには参考になる。日本でも論じられ、報告されている内容も多々あり、新規なことはあまり見当たらないようだが、改めて整理確認できるし、オーストラリアやイギリスなどの国々からみる日本観が透けて見える。
著者がアジアとか東アジアとかアジアを一括りにして「アジアらしさ」を強調して論じているのだが、そもそもアジアらしさとは何か、それがどういうことを示しているのか、よくわからない。
冷静に研究対象として観察し、冷徹に論評しているが、日本に対する親近感は余り感じられない。確かに今日本に必要なことは著者が指摘するように新しいリーダーの出現だが、残念ながら、これも余り期待できそうもなさそうだ。