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マーブル・アーチの風
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 21件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.9
  • 出版社: 早川書房
  • サイズ:20cm/364p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-208958-8
  • 国内送料無料

紙の本

マーブル・アーチの風 (プラチナ・ファンタジイ)

著者 コニー・ウィリス (著),大森 望 (編訳)

毎年恒例の大会(カンファレンス)に参加するため、20年ぶりにロンドンを訪れたトムとキャスの夫妻。ロンドン地下鉄道をこよなく愛するトムは、旧友との再会を楽しみに地下鉄で大会...

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マーブル・アーチの風 (プラチナ・ファンタジイ)

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商品説明

毎年恒例の大会(カンファレンス)に参加するため、20年ぶりにロンドンを訪れたトムとキャスの夫妻。ロンドン地下鉄道をこよなく愛するトムは、旧友との再会を楽しみに地下鉄で大会会場へと向かうが、駅の構内で突然の爆風に襲われる。爆弾テロか毒ガスかと瞬間的に思うが、風は一瞬にしてやんでしまう。どうやら周囲の誰もこの風を感じなかったらしい。ようやく到着した会場では、病気や離婚といった話題ばかりを友人たちが口にしているのを耳にする。そして、ホテルに帰るため、地下鉄に戻ったトムは、ふたたび暴力的な“風”に見舞われるのだった。20年前と明らかになにかが変わってしまったロンドンで、トムは“風”の謎を追って地下鉄を巡る…。やがて誰にでも訪れる人生のその時を、迫真の筆致で描いた表題作(ヒューゴー賞受賞)。ベヴァリーヒルズのセレブを相手に、いんちきチャネリングで荒稼ぎする女霊媒師に、ある人物の霊が憑依する。その人物とは、オカルト詐欺やニセ科学を批判しつづけた実在のジャーナリスト、H・L・メンケンその人だった…。サイキック商売を題材に描く傑作ユーモア中篇「インサイダー疑惑」(ヒューゴー賞受賞)。クリスマスが近づくなか、街では少しだけおかしなこと(みんなが動く歩道の片側をきちんと空けて立つ、帽子をかぶる人が急に増えた)が起こり始める…。侵略SFコメディ「ニュースレター」(ローカス賞受賞)。ユーモア、コメディからシリアス短篇まで、SF界を代表する小説の達人の傑作5篇を厳選。物語を読む愉しみにあふれた日本オリジナル作品集。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ヒューゴー賞】20年ぶりに思い出のロンドンを訪れた初老の夫婦。衰えを身近に感じる男を、地下鉄に吹く異様な“風”が襲い…。誰にでも訪れる人生のその時を迫真の筆致で描いた表題作など全5篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

白亜紀後期にて 5−28
ニュースレター 29−88
ひいらぎ飾ろう@クリスマス 89−162

著者紹介

コニー・ウィリス

略歴
〈コニー・ウィリス〉1945年コロラド州生まれ。北コロラド大学卒業。「ドゥームズデイ・ブック」でヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞のトリプル・クラウンを獲得。

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みんなのレビュー21件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

やはり信じていたいのだ。

2008/11/26 22:42

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぼこにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ネット上で住所を入力するとその界隈の、かなり鮮明な画像が閲覧できるという話を聞いて、私は最初犯罪がらみの話題かと思ったものである。疑いなくその界隈の住民にとっては迷惑で危険だから。それが検索会社の提供するれっきとしたサービス(サービス!)だと知り、驚くと同時に心底恐ろしくなった。一部の人には確かに便利なのだろうけど、他人の迷惑の上に成り立つ利便性を求める権利など誰にあるのか。そんな言い古されたことを、世界に名だたる(そして甚大な影響力を持つ)企業の経営者とかが理解していないという事実に身震いするのだ。
 表題作の牧歌的な響きに惹かれて読んでみたら意外と深刻な物語である。主人公が不意に地下鉄の駅で嗅ぎ分けたグロテスクな終末の気配。そして久々に会った旧友達との間に横たわる深い溝。片やゴミゴミと狭苦しい地下での、一瞬の悪夢のような恐怖。片や華やかな会合の場で突きつけられる、透明で分厚い壁に囲まれたような無力さと孤立無援の絶望感。この二つが絶妙に響き合い、主人公を真相究明の旅へと駆り立てるのだが、辿り着けばそれはなんと他ならぬ彼と彼の妻の身に迫りつつある、苦い現実だったりする。いやはや怖い話だ。
 けれども主人公は諦めない。
 結婚が航海のようなものならば、この夫妻が乗り込んだのはきっと無骨で不格好な造りの、けれどもやたらと頑丈な船ではないだろうか。折々押し寄せる荒波に翻弄され、滑稽なほど頼りない小舟だけれど、思いがけないしたたかさで幾度もの時化を切り抜けて来た。それが今また運命の巨大なうねりを前に、蟷螂の斧を振り上げて果敢に戦おうと挑んで行くのだ。なんか泣けて来るな。
 ウィリスの描く主人公達はいつも熱心で実直で忙しい。使命感に燃え正義を求め、どっちかと言えば理解者に恵まれないので一人でてんてこ舞いを演じている。そんな彼らの姿に同情したり共感したり他の登場人物達の身勝手さなどに辟易したり、読む方まで忙しくフクザツな気分になるのだが、それでもなお、懸命に何かを求める姿がちょっとうらやましく思えたり。大切なものを大切にする、そんな単純なことが往々にしてずいぶんと難しい世の中で、もがきながら前へ進むのは心細く切ないものだ。
 それでも彼らはいつだって、信じる心に背かない。
 信念を貫く行為は時に大変な勇気と労力を要する。でも多分、そうすることでしか得られないものがその先にはあるのだ。諦めるのは割に合わない。妥協するのは性に合わない。勝つ時も負ける時もあるけれど、困難を乗り越え信じる道を選ぶこと、その経験が自分の糧になるのだと、ウィリスの小説はいつも頷いてくれる。

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2009/04/15 23:46

投稿元:ブクログ

コニー・ウィリス好きだわ。さすが稀代のストーリーテラー。ツボを外しません。彼女より先には死ねないわ、と著作を拝読するたび思っておりますよ。早く次作を上梓してください。

2009/09/26 15:01

投稿元:ブクログ

2008年9月日本オリジナル編集のコニー・ウィリスの中短編集。
アメリカSFの女王ともいうべき存在なので、受賞歴のある作品が並びます。
奇抜な着想や不思議な展開だけではなく、読者を楽しませようという精神に溢れています。
大学教育の現場が混乱する様を皮肉った「白亜紀後期にて」、クリスマスに出す習慣のあるニュースレターを題材に、性格が妙にいい方へ変わるのが宇宙人の侵略ではないかと疑うユーモラスなSF「ニュースレター」、「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」はクリスマスの飾り付けや催しをプロが請け負うのが普通になったという設定で起こる大混乱を描くロマンス系。
表題作は毎年恒例の大会が今年はロンドンで行われるために20年ぶりに訪れたキャスとトムの夫妻。
地下鉄好きなトムは路線を調べつつ複雑なスケジュールを地下鉄で移動するが、ある時きなくさい異様な爆風にさらされ、周りが気づいていない様子に驚く。爆風の正体を突き止めようと何度も地下鉄に乗るが…
「インサイダー疑惑」はインチキを暴く雑誌を発行しているロブは元女優の美女キルディと共に、女霊媒師のアリオーラがチャネリングする現場に潜り込む。インチキを罵倒する男性が憑依した様子になり、その正体がなんとH.L.メンケンらしい…ロブはそれも偽装と疑うが…ヒューゴー賞受賞作。
この前の短編集「最後のウィネベーゴ」ほどはインパクトはありませんが、なるほどコニー・ウィリスだなという納得の味わい。

2009/01/08 22:15

投稿元:ブクログ

あああ可愛いなあ! と今回も松尾たいこさんの挿画に感服♪
コニー・ウィリスのお話は、SF風味の皮をかぶったユーモア小説(時にラブコメ風味)だと思うのですが、またもそんな感じです。
おかげさんで読後感がさわやか♪
特に『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』『インサイダー疑惑』の場合、SF部分は風味程度じゃないかと思うんですが、いかがなものでしょう?
にしても、自分の誕生日に『マーブル・アーチの風』を読んでしまったのはどうかと思いますけどね・・・・ちょっと考えてしまいました・・・・・・・・・・(-_-;)

2013/07/31 23:43

投稿元:ブクログ

コニー・ウィリスは私にとってかなり上位の作家に押し上げられました。まず、とても読みやすい。そして、読後感の爽やかさが抜群。ロマンス・コメディ・ミステリ・SFがさりげなくちりばめられ、どれも強調せず誇張されず、一体となって物語が織り上げられる感じがすばらしい。
この本は短編集でしたが、「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」が個人的にすごくよいラブロマンスで、大満足でした。

2009/01/14 01:14

投稿元:ブクログ

短編集です。
「インサイダー疑惑」が一番コニーウィリスらしくて(コミカル・シニカル・ロマンチック)
好きでした。

が、やっぱり長編が読みたいよー!早く翻訳してほしい。

2013/03/23 17:44

投稿元:ブクログ

ちょっと飽きがきたと思っていたコニー・ウィリスだったが、表題作が素晴らしかった。ここまでヒューゴーを獲っていると選ぶ方もアラが見えて来るような気がするのに、やっぱりすごい。願わくばあの風を嗅ぎたくないものだが、ラストが明るくて救われる。

2008/12/07 21:28

投稿元:ブクログ

コニー・ウィリスが好きだ。SF作品はほとんど読まない私が、ウィリスに出会ったのはラッキー。ウィリス作品を読んでいるとすぐにシーンが頭に浮かんでくる。映画のようだ。ま、ほんとのこと言うと、表題はラストがわからなかった。そこが肝心なところだと思うけど。でも他の作品は最高。

2009/04/10 17:03

投稿元:ブクログ

The Winds of Marble Arch and Other Stories
by Connie Willis

2013/09/28 02:03

投稿元:ブクログ

短編集。大森さんものすごい訳うまいんだと思うの。ピックアップもうまいの。

白亜紀後期にて 学内がドタバタしているのを描くのが好きなのか?と笑ってしまったが、経営が大学を滅ぼし、下流大学が○○を滅ぼす、そして恐竜は絶滅。ああ。笑っていいのか。
ニュースレター ひたすらくすぐりを畳み掛ける。対エイリアンの策を練るために映画で学習するとかおバカ~。かわいいー。
ひいらぎ飾ろう~ ラブコメ。タイトルがよくわからないと思ったら、掛詞だった。大森さんは親切だ。こんな有能なおばさん欲しいなー。新しいサービス、あり得そうで面白かった。
表題作 SFコンかな。何もかもが衰えていくイメージの重ね方がうまい。そして救いもうまい。じんわりやさしくていい。
インサイダー疑惑 SFっていうかオカルトっていうか推理ものっていうかラブコメっていうか消費者啓発?恋愛ものにしなくてもいいのに、するところがウィリスですね。

2009/10/25 11:06

投稿元:ブクログ

自分を主張し異様に立ちまくったキャラクターたち、なんだか知らないけどバタバタと上手くいかない日常に忙殺されて振り回される主人公、そんな日常の中に曖昧に且つ確実に表れる非現実性。軽く読める一篇目「白亜期後期にて」から、だんだん引き込まれる小粋な構成の「ニュースレター」、時間を忘れて読み耽ってしまう三篇目「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」、五篇目「インサイダー疑惑」、タイトル作「マーブルアーチの風」はもう少し大人になったら沁みるんだろうか。すごくコニー・ウィリスらしさに溢れた中短編集でとても良かった。

2014/10/12 09:30

投稿元:ブクログ

[ 内容 ]
毎年恒例の大会(カンファレンス)に参加するため、20年ぶりにロンドンを訪れたトムとキャスの夫妻。
ロンドン地下鉄道をこよなく愛するトムは、旧友との再会を楽しみに地下鉄で大会会場へと向かうが、駅の構内で突然の爆風に襲われる。
爆弾テロか毒ガスかと瞬間的に思うが、風は一瞬にしてやんでしまう。
どうやら周囲の誰もこの風を感じなかったらしい。
ようやく到着した会場では、病気や離婚といった話題ばかりを友人たちが口にしているのを耳にする。
そして、ホテルに帰るため、地下鉄に戻ったトムは、ふたたび暴力的な“風”に見舞われるのだった。
20年前と明らかになにかが変わってしまったロンドンで、トムは“風”の謎を追って地下鉄を巡る…。
やがて誰にでも訪れる人生のその時を、迫真の筆致で描いた表題作(ヒューゴー賞受賞)。
ベヴァリーヒルズのセレブを相手に、いんちきチャネリングで荒稼ぎする女霊媒師に、ある人物の霊が憑依する。
その人物とは、オカルト詐欺やニセ科学を批判しつづけた実在のジャーナリスト、H・L・メンケンその人だった…。
サイキック商売を題材に描く傑作ユーモア中篇「インサイダー疑惑」(ヒューゴー賞受賞)。
クリスマスが近づくなか、街では少しだけおかしなこと(みんなが動く歩道の片側をきちんと空けて立つ、帽子をかぶる人が急に増えた)が起こり始める…。
侵略SFコメディ「ニュースレター」(ローカス賞受賞)。
ユーモア、コメディからシリアス短篇まで、SF界を代表する小説の達人の傑作5篇を厳選。
物語を読む愉しみにあふれた日本オリジナル作品集。

[ 目次 ]


[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

2013/08/30 00:17

投稿元:ブクログ

『犬は勘定に入れません』が面白かったのでこちらも。
軟らかいのから硬いのまで入り混じったSF風味の中短編集。

「ニュースレター」は寄生生物に侵略される(?)話なのに、のほほんとしていて新鮮(笑)。…いや…でも怖いかな。帽子にそんな意味があろうとは。。

「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」
バタバタしたラブコメで楽しい。映画になったら見た目も華やかで良さそう。

「マーブルアーチの風」
5編の中で一番硬派。老いや戦争や裏切りの話なので何だか悲しくなってしまうけど、最後のシーンに救われる。

「インサイダー疑惑」
悪徳霊媒師をとっちめる話。
こちらも愉快なラブコメ。ヒロインが魅力的でお話も良かった。解説に背景が説明されているので読むと理解が深まる。

ちなみに最初の「白亜期後期にて」はちょっとよくわからなかったー(笑)

各作とも実在の文芸作品や演劇などの名前がたくさん出てくるのでその辺はちょっと分かりづらいけど、全体的に読後感が良い。

ウィリス。もうちょっと掘り下げてみたい作家だ。

2014/02/06 15:53

投稿元:ブクログ

後半の中篇二作「マーブル・アーチの風」「インサイダー疑惑」が良かったなあ。コニー・ウィリスらしい温かみにあふれていた。「マーブル~」はロンドンの地下鉄が舞台で、「ブラックアウト」「オールクリア」へと連なる作者の思いが感じられて、感慨深かった。このヒューマンな持ち味がとても好きだ。

その大好きな作者の短篇集をなんで今まで読んでなかったかというと、前半の短篇三作はSFマガジンに載ったとき読んでて、実はあんまり面白いと思わなかったのだ。特に「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」で駆使される、コニー・ウィリスお得意のドタバタユーモアが私はどうも苦手。くどいというか、しつこいというか。長篇でもこれはしばしば登場するのだが、まあ長篇だと「彩り」のような感じで、あんまり気にならず、お約束的繰り返しで笑えたりもするんだけど…。

最近出た「混沌ホテル」も紹介に「ユーモア系」ってあるんだよね。うーん、どうしよう、とりあえずこっちから読むか、と思って手に取ったら、よけいに迷ってしまうことになった。まあ、きっと読むんだろうけどね。

2013/11/12 10:28

投稿元:ブクログ

表題作を含む5編からなる短編集。
温かい余韻を残しているお話が多い素敵な一冊。
『ひいらぎ飾ろう@クリスマス』と『インサイダー疑惑』がお気に入りです。
ラブコメ要素を含むこの2作品は、テンポ良く面白く爽やかに描かれています。
恋愛小説はあまり好きではないのですが、読後感がとても良かったです。
翻訳者さんの上手さもあると思いました。

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