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紙の本
ベルセルク 33 (JETS COMICS)
著者 三浦 建太郎 (著)
ガッツ達一行はエルフヘルムへ向け船出した。しかし休息を得たのも束の間、海賊船3隻の追跡を受けてしまう。1隻対3隻の不利な状況ながら艦長・ロデリックの指揮のもと本格海戦が始...
ベルセルク 33 (JETS COMICS)
ベルセルク(33)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:30,030円(273pt)
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商品説明
ガッツ達一行はエルフヘルムへ向け船出した。しかし休息を得たのも束の間、海賊船3隻の追跡を受けてしまう。1隻対3隻の不利な状況ながら艦長・ロデリックの指揮のもと本格海戦が始まった! 2008年10月刊。【商品解説】
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次の発売は1年後だろうか・・
2008/10/25 21:28
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いま日本で最優秀なマンガ筆頭候補ベルセルクの1年ぶりの最新刊である。
大帝の征伐に乗り出したグリフィスが中心となっており主人公の出番は少ない。内容的には、超越者としてのグリフィスとともに、あるべき歴史をそのまま踏むという形になっており、大帝とグリフィスの戦いの結果は読者全員もう知っている。そういう内容になっている。
戦闘の結末は圧勝という形でもうすでに描かれているに等しい。つまり登場人物も、それを通じて読者でさえも結末は分かっている。それなのになぜここまで面白いのだろうか。しかし、考えてみるとその先については一切触の時点までは予測させられるのに、その先は一切見せないので、逆にその先が見たくて見たくて仕方なくなる。見事過ぎる手法である。これは、絶対緻密に計算しているはずだ。
ところで、ディープな内容面に踏み込むと、途中グリフィスの絵の横に髑髏の騎士の挿絵が差し込まれている。これが偶然かどうかしらないが、デザイン的に瓜二つに見える。グリフィス=髑髏の騎士というひとつのヒントのつもりだろうか。そして1000年前と同じく転生者たるグリフィスが国を征服したのちゴッドハンドに都を滅茶苦茶にされるということになるのか。でもこれは絶対に違うだろう。
いろいろ先を読ませる圧倒的名作である。そして日々文章ばかり読んでいる私から見ても内容的矛盾が本当に少ない。というかほぼゼロといってよい。本書は青年雑誌であることからも分かるとおり、大人にお勧めしたい。