年上の恋人 (角川ルビー文庫)
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- 税込価格:580円(16pt)
- 発行年月:2008.11
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商品説明- 「年上の恋人」
眩いばかりに若くて野性的な6歳年下の幼なじみ兼恋人の及川悦郎。しかし5年前、悦郎に告白され、熱情に流されるようにしてセックスをしたあの日から、鳴沢水城は悦郎に対し罪悪感を持っていた。実の弟のように愛しんできた悦郎の将来を考えるなら、あのとき大人の自分が彼を拒むべきだったのではないか…と。耐えきれず悦郎のために別れを切り出した水城だが!?「なぁ…言えよ。二度と離れないって。オレなしじゃ生きていけないって」一途な年下の男×大人の男が贈る情熱的なラブストーリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
〔「太陽の恋人」(ビブロス 2003年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
ユーザーレビュー- 「年上の恋人」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/02/08 15:00
家族の問題
投稿者:hamushi(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
BLですが、ほとんど家族問題のお話でした。
このジャンル、実はそういう作品が少なくないです。
以下、少し引用。
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どれだけ憎んで憤っても、ぼくにとっての母が唯一無二の親であるように、母にとってもぼくは血を分けた息子で、その絆はどんなに否定したくとも断固として存在していて、逆に言えば、ぼくらはそれ以上でもそれ以下でもないのだ。
ただ、親であり、子であり続ける----。
簡単なようで、案外それが一番難しいのじゃないかと、最近のぼくは思い始めている。
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主人公である「ぼく」の母親は、カメラマンだった夫に蔑ろにされたまま死別したという被害者意識がとても強く、それを埋め合わせるかのように、子供たちに期待という重圧をかけています。
けれども姉は、五年間海外を放浪した挙げ句、チョコレート色の肌をした娘を連れて帰宅。父親は不明。当然のことながら母親の逆鱗に触れ、家は冷戦状態になります。
「ぼく」はというと、母親の切望する「普通の結婚」をしようとせず、密かに、幼なじみである年下の青年と付き合いつづけているのですが、不安や罪悪感などから、恋愛を清算しようと考えています。
上の言葉は、行き違った家族の思いが飽和状態に達して破裂し、それなりに落ち着くべきところに落ち着いたところで、語られたものです。
すごく面白いというお話ではなかったのですが、ふと出てきた上の文章が、長く心に残りそうな気がしています。作者さんのいろいろな思いが丁寧につまった作品なのかなと感じました。




