- 出版社:岩崎書店
- サイズ:22×25cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:幼児
- ISBN:978-4-265-07000-8
ゆきとくろねこ (キラキラえほん)
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- 税込価格:1,365円(39pt)
- 発行年月:2008.12
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- 本 絵本
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商品説明- 「ゆきとくろねこ」
しずかで、つめたくて、あったかいもの−。灰色の曇り空が広がる、どこかいつもと違う、とても寒い日に、くろねこがはじめて出会ったものとは…。冬のおとずれとともに開きたくなる美しい絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「ゆきとくろねこ」
竹下 文子
- 略歴
- 〈竹下文子〉福岡県生まれ。東京学芸大学卒業。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞受賞。
〈おおの麻里〉東京都生まれ。明治学院大学仏文科卒業。セツモードセミナーで絵を学ぶ。絵本に「すべりだい」他。
ユーザーレビュー- 「ゆきとくろねこ」
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/10/28 22:48
白と黒の豊かな感覚刺激
投稿者:marekuro(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
雪虫(雪が振る前に外を飛び交う白い虫)が舞い始めた札幌より
まもなく降るであろう雪をテーマにした本書の書評をさせてください。
この本は黒猫が描かれているというだけで購入しました。
かわいい黒猫の絵本を見れたら良い。
位の気持ちでいましたが、読了後は思わず
雪を歓迎したくなりました。
そういえば大人になってからの私にとって
冬は、そして雪は厄介者でした。
このあたりの事情は雪の降る地域に
住んでおられる方には理解いただけると
思うのですが、どうしても
「スタッドレスタイヤに替えなきゃ」とか
「寒冷地手当てどれ位支給されるのか?」とか
「雪の降った朝の大渋滞が嫌だ」とか
「水道凍結の心配」等々の思いが先立ってしまいます。
もちろん季節の変化の前に何も感じない訳ではありませんが
子どもの頃のように手放しでは喜べないのが
正直なところです。
本書では、初めて雪を体験する黒猫の様子が描かれています。
黒猫は匂い、手触り、味、音、景色で冬を
そして雪を感じようとします。
その様子は幼少期に雪を体験したときの自分のそれと
重なるような気がしました。
確かに、冬の匂い、雪の手触り、そして雪の冷たさ、雪の味、
雪を踏みつけたときの音、雪が静かに降っているときの音
見慣れているはずの景色が真っ白になり、別の景色のように見える様子。
これらの感動は私も過去に味わっていたはずです。
ですが、月日の経過と共に、すっかり当たり前になってしまった雪。
その認識を改めさせてくれた本書。
今年は新鮮な気持ちで雪を迎えてみよう!
そう思いました。
絵も黒猫と雪を対比させたり
ストーブのある部屋の温度と雪の冷たさを対比させ
とっても鮮やかな印象を与えてくれます。
また、お部屋の中を描いている時の背景の
薄桃色。この色使いが暖かさを感じさせてくれます。
外を描く時の色使いは白か灰色。これは
外の寒さを感じさせてくれます。
ストーリーは猫が雪を初体験するというもので
シンプルな設定ですが、シンプルな設定、シンプルな色使い。
それらが、感覚を豊かに刺激してくれます。
雪に馴染みのある人にも無い人にもおすすめです。
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/11/24 19:09
はじめての雪を体験してみませんか
投稿者:菊理媛(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒い猫と白い雪をつつみこむ桃色の絵本です。
初めての雪を迎える黒猫は、大きく描かれているけれどまだ子猫なのでしょうか。
未知の予感に、わけもなくどきどきしてた子どものころを思い出しました。
昨日の続きの今日、今日の続きの明日。いつもと同じ日常の中に、なんだか不思
議な予感がある。そんな気持ちがよく表現されています。
「ゆきとくろねこ」という題からは、モノトーンの世界が想像されますが、この本は
暖色系を中心に描かれた温かい挿絵がすてきです。
部屋の中の暖かさや、心の温かさは、ほんのりとしたピンクで表現されています。
窓の外の世界も、明るい色使いで楽しく描かれて、絵そのものも楽しめます。
ごはんを食べてみても、ぬくぬくと丸まって眠ってみても、「何かがやってくる」と
いう予感にどきどきしている黒猫の心の動きは、きっと子どもたちの共感を得る
ことでしょう。
降りたての雪に残す自分の足跡を振り返って眺める楽しさ。
舌を出して雪を味わってみたときの、味もしないはずの雪の味。
寒くなって家に駆け込んだときの、家の中の温かさ。
眠っている間にも降り積もる雪の音を聞きながら、ぽかぽかのお布団で眠る幸せ。
子どものころの記憶に残る、雪が積もった朝の感動と、うれしい気持ち。
大人になって忘れてた、遠い記憶に鼻をくすぐられた気がします。










