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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2008.12
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/429p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-46704-3
文庫

紙の本

雪の断章 (創元推理文庫)

著者 佐々木 丸美 (著)

迷子になった五歳の孤児・飛鳥は親切な青年に救われる。二年後、引き取られた家での虐めに耐えかね逃げ出した飛鳥に手を伸べ、手元に引き取ったのも、かの青年・滝杷祐也だった。飛鳥...

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雪の断章 (創元推理文庫)

税込 968 8pt

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商品説明

迷子になった五歳の孤児・飛鳥は親切な青年に救われる。二年後、引き取られた家での虐めに耐えかね逃げ出した飛鳥に手を伸べ、手元に引き取ったのも、かの青年・滝杷祐也だった。飛鳥の頑なな心は、祐也や周囲の人々との交流を経て徐々に変化してゆくが…。ある毒殺事件を巡り交錯する人々の思いと、孤独な少女と青年の心の葛藤を、雪の結晶の如き繊細な筆致で描く著者の代表作。【「BOOK」データベースの商品解説】

●青崎有吾氏推薦――「夢中で読めた。紛うことなき徹夜本だ。僕も人に強く薦めたくなったし、それを今こうして実行している」(日本経済新聞2014年12月10日夕刊)

迷子になった五歳の孤児・飛鳥は親切な青年に救われる。2年後、引き取られた家での虐めに耐えかね逃げ出した飛鳥に手を伸べ、手元に引き取ったのも、かの青年・滝杷祐也だった。飛鳥の頑なな心は、祐也や周囲の人々との交流を経て徐々に変化してゆくが……。ある毒殺事件を巡り交錯する人々の思いと、孤独な少女と青年の心の葛藤を、雪の結晶の如き繊細な筆致で描く著者の代表作。解説=山村正夫・三村美衣【本の内容】

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みんなのレビュー154件

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評価内訳

紙の本

あなたは四月の精なの? どうして優しくしてくれるの?

2017/12/25 18:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

森は生きているという童話を思い浮かべて下さい。
わがままな王女が、マツユキ草を摘んできた者には金貨を与えると
言い出しました。この真冬の日に。
欲張りな伯母と娘に言いつけられ、少女は雪の降り積もる
森の中をさまよい続けるという、あのお話です。

みなし子がいじめられ、精霊や魔法使いに助けられて幸せを
つかむという童話はなんと多いことでしょう。
形を変えて、繰り返し語られるモチーフです。
雪の断章もそのうちの一冊でした。

孤児院で暮らす金折飛鳥は、迷子になった五才の秋、公園で
優しいお兄さんに助けられます。嬉しかった記憶が残ります。
しばらく後、本岡家に引き取られたのですが、立場は
お手伝いさんで、絵に描いたような不幸な毎日です。

七才の時、いじめに耐えかねて抜け出してあの公園まで逃げたら、
あの時のお兄さんに出会えたのです。祐也さんと言いました。

帰りたくないと頑として飛鳥が言い張ったら、祐也は仕方ないと
言ってアパートまで連れて行ってくれたのです。
そこから始まる二人の生活。
親友の史郎さんはしょっちゅう顔を出すし、家政婦のトキさんも
やってきます。美しい厚子さんも同じアパートに住んでいて、
みんなで飛鳥を優しく包み込んでくれるのです。

トキさんがちょっといじわるだったり、史郎さんが傍若無人系
だったりと、甘いばかりじゃないことで、いい感じで物語が
引きしまっています。

まるで、雪の中をさまよう少女に、十二の月の精霊たちが
手を差しのべてくれたかのようでした。

孤児は誰からも守られていないのですが、それは誰からも
守ってもらえる無限の可能性があるということです。
守られていると人任せの表現ですが、言い方を変えれば
あらゆるところに幸せをつかみ取る機会があるというか。

最も不幸な境遇だからこそ、夢をかなえることが大きな
コントラストとなり、物語の世界に映えるのです。

子どもだった飛鳥が大人になるまでの物語です。
森は生きているを引用しながら語られていきますので、
童話の世界と飛鳥の意識が混じり合う場面もあり、
幻想的に仕上がっています。

文体は昭和感が強く、その懐かしい雰囲気で童話と
うまく融けあっているように思います。
印象的な世界観でした。

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紙の本

8歳くらいの幼女から成人女性に成長するまでの揺れ動く女性の心理描写が実に上手い。

2019/01/26 13:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

8歳くらいの幼女から成人女性に成長するまでの揺れ動く女性の心理描写が実に上手い。その心理描写を詩情豊かな文章表現が一層盛り立てている。内容的には孤児の偶然得た幸せがやがて夫婦関係にまで至るという空想恋愛物語だが、孤児という境遇の心理が如何に変わっていくかという経過自体がスリリングで全く飽きさせない。本岡家という対極に位置する人々?社会?を象徴的に対置することで、飛鳥を取り巻く善意の人々の優しさが強調されている。中盤で、本岡聖子の殺害事件という結末に大きく関係する事件が起きるが、あくまで伏線としての位置付けでしつこく描かないのも逆に謎めいて上手い展開でした。但し、史郎が聖子を殺害した背景には、肉体的に害すると法的に罰せられるのに、精神的に害しても何ら法的に罰せられないのは片手落ちだという、飛鳥の考えに類似する考えを置いたことには、罪とは何かと深く考えさせられた。孤児というだけで虐げられる社会への告発とも思われる筋の通った思想的流れが印象に残る作品でした。思い切って5点とした。

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紙の本

ミステリー推理の要素を含んだ純文学的傑作!

2016/12/07 09:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、佐々木丸美氏の処女作で、1970年代に発行された古い本ですが、近年、このように創元推理文庫さんから再販されました。本書は、明日香という名の孤児が、当時、大学を卒業したばかりの若者、裕也に引き取られ、育てられていく中で、大人の受精として成長していく蟹所の人生を描いたものです。彼女の成長を描くうえで、筆者が愛したマルシャークの「森は生きている」の一文を引用するなど、抒情的な雰囲気を醸し出しています。本書は、感動的な作品で多くの皆さんにぜひ、読んでいただきたい一冊です。

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紙の本

「少女」という絶対存在を描く

2009/04/21 20:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 佐々木丸美のデビュー作。
 孤児の飛鳥は、迷子になり親切な青年に助けられる。その後、養女にいった先で虐げられ、それに耐えきれず逃げ出す。そんな飛鳥に救いに手を差し伸べたのは、くだんの青年であった。
 飛鳥は、青年滝杷祐也のもとで成長していく。
 しかし、その平安を砕くような殺人事件が起こり…。

 1975年の作品なので、古臭さはいなめない。今の価値観では、養護施設にいる子供が、お手伝いというか、労働力として養女にもらわれていくというのは無理がある設定なんじゃないかと思ってしまう。同じように、成人男性が7歳の女の子の里親として認められるというのも無理だろうと、思う。
 しかしながら、ここにはそういう設定の無茶を覆す感性が確かにある。

 一貫して飛鳥の視点で語られる物語は、思春期特有の自意識や高慢さに満ちている。それでも彼女の、率直さやひたむきさには偽りがなく、きっとそれがこの物語の骨格なのだろうと感じた。
 
 とはいえ、私が思ったのはこれが「運命の女・ファムファタール」の物語だということだ。
 飛鳥はその「少女」という独自性で、二人の男の運命を狂わせる。
 そう、飛鳥によって、祐也も史郎も運命を狂わされたのだ。そしてファムファタールが往々にしてそうであるように、彼女自身は無邪気にそこにいる。

 「少女」という存在は、絶対であり、それはとても危険なのだ。

 きっと、これはそういう物語なんだと、思う。

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紙の本

二人の末永い幸せを

2019/08/24 02:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の飛鳥は孤児。育てられていたところのいじめに耐えかね飛び出したところを、青年の祐也に拾われ、そのまま育てられることになり、大人になっていく様を描いた小説。登場人物の感情の描き方がうまいなぁと思いました。主人公の真実を話そうとしない心情がもどかしく、一方で祐也とその親友の史郎、アパートの同僚の厚子 、それぞれの心の動きが絶妙でした。全篇を通してどこか切ない感じがしたのは、主人公の性格からかなぁ。事件とその結末は決してハッピーではないと思いますが、読後感は良かったです。お二人の幸せを願いました。

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紙の本

ミステリーというよりは、ラブストーリー

2019/06/17 12:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジュンク堂の書棚で創元推理文庫の佐々木丸美『雪の断章』を見つけた時、あ、これや、と思いました。
『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~』に出てきた本だったからです。
読んでみると、ミステリーというよりは、ラブストーリーですね。
山口百恵が出てた「赤いシリーズ」みたいな感じです。(って、そんなの知ってる人はかなり古い)
それもそのはず、書かれたのは70年代の前半。
最近、復刊されたようです。
そのころ十代だった私なんかは時代感がよくわかるのですけどね。
主人公の飛鳥の一人称で語られる文章は描写が濃密で、しっかり読めます。
幼い頃から同じ書きぶりなので、小学生がこんなこと思うか!? という部分もあるのですが、成人した飛鳥がふり返って語っていると思えば、違和感は消えます。
それにしても時代感がわかる私から見ても、全体的に、前時代的。
まあ、タバコをスパスパ吸ってたり、風俗が変わるのはしかたないけど、イケメンの主要人物が酔って「同期の桜」を歌うというくだりや、「ベーゼ」という言葉を見た時は、あまりの時代相のへだたりにため息が出るほどでした。

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紙の本

私もpop(&帯)買いでした。

2018/12/06 20:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もちっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙の綺麗さに惹かれてはいましたが中々手に取るまではいかず。 書店の売り上げランキングとPOPで購入を決意。長い時間がかかりました。

この作者は初めでです。時代背景もあるのかもしれませんが、描写が細かく文章もきれいでした。
ただ、主人公の飛鳥の性格が昔の(もしかしたら今もある?)自分をみているようでイライラしました。考えや行動のひとつひとつにイライラして(気持ちは厚子さん?)「あぁ、イライラしてもうダメ」と投げ出そうと思っても、作品の・文章の・表現の魅力に引きづられてほぼ一気読みでした。やられました。

読後はあまり爽やかな気分にはなれませんが、少し時間をおいてから、経験を積み重ねた佐々木さんの作品を読んでみようかと思いました。

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2009/01/08 08:13

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2009/01/15 22:15

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2009/02/22 20:32

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2009/01/10 23:59

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2009/03/25 00:02

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2009/03/28 15:51

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2009/09/21 18:50

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2009/12/23 23:07

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