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テメレア戦記 2 翡翠の玉座

テメレア戦記 2 翡翠の玉座

ナオミ・ノヴィク (著), 那波 かおり (訳)

  • 全体の評価 41件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,68048pt
  • 発行年月:2008.12
  • 発送可能日:24時間

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商品説明- 「テメレア戦記 2 翡翠の玉座」

テメレアは、いまや美しき成竜となった。英国がナポレオンの猛攻に苦しむなか、中国がテメレアの返還を求めてくる。事態を収拾するには、彼の地へ行くしかない—。長き航海のあいだ、数々の困難に耐え、盟友ローレンスとの別離の恐怖に怯えながらも、テメレアは故郷を目指す。そこに待ち受けているものは。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ローカス賞】【ジョン・W・キャンベル新人賞】美しき成竜となったテメレアは、数々の困難に耐えながら、故郷の地・中国を目指す。テメレアの行く手に待ち受けるのは、中国皇帝の謀略か、愛する者との別れか−? 壮大なる歴史ファンタジー第2弾。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「テメレア戦記 2 翡翠の玉座」

ナオミ・ノヴィク

略歴
〈ナオミ・ノヴィク〉1973年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学でコンピュータを学びコンピュータ・ゲームの開発者となる。「テメレア戦記 1」はヒューゴー賞史上初めて新人としてノミネートされた。

ユーザーレビュー- 「テメレア戦記 2 翡翠の玉座」

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/01/08 21:40

絆は試されて強くなる

投稿者:Leon(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

中華帝国は、テメレアの所有権をめぐり皇子の一人を代表とする使節団をロンドンへ送り込み、強い調子で抗議してきた。

イギリス政府は、当初から交渉に引け腰で、テメレアの返還についても積極的なのだが、当のテメレアがローレンスと引き離されることに納得しない。

嫌がるドラゴンをイギリスから中国まで輸送することは、二つの大国の力をもってしても極めて困難なのだ。

結局、ローレンスと空軍クルーが同行するという条件で納得したテメレアを乗せ、長い船旅が始まる。

船上では、中国の使節団、特にヨンシン皇子がテメレアの好意を得ようとあれことれと画策し、イギリス側の若手外交官ハモンドはテメレアを交渉の切り札と考えてこれに対抗するためローレンスを利用しようとする。

テメレア自身は中国行きにこそ賛同したものの、ローレンスと離れて中国に残るつもりはないのだが、寄港の都度に見かける黒人奴隷の姿に、イギリスにおけるドラゴン達の立場を重ね合わせるようになり、中国におけるドラゴンの自由な暮らしぶりを知った後は、ますます疑念を強めていくのだった・・・

前巻では卵から孵化したテメレアとローレンスが次第に結びつきを強めていく様子が描かれだが、本作ではその絆の強さが幾度も試される。

冒頭、軍の上層部からテメレアに中国行きを説得するよう求められたローレンスは、真っ向から反抗して自らの地位を危うくさえするが、軍人として長らく命令に服従し、また服従させることに慣れてきた彼にとっては異常な対応と言える。

本来、皇帝と皇子にのみ所有を許されるセレスチャル種であるテメレアに対し、中国使節団の対応は貴人に対するそれと同じで、生肉を与えて良しとしているイギリスとは異なり、贅を凝らした料理をはじめとした極上のもてなしが供される。

中国に到着してもそれは同じで、さらにテメレアが実母や若く可愛らしい雌ドラゴンのメイと取り合ってからは、ローレンスとともにテメレアの心変わりを心配してしまった。

しかし、長い旅を通じ、ドラゴンの自由意思というものについてテメレアとローレンスが同じ考えを持つに至ったことにより、二人の結びつきはこれまで以上に強固になったようだ。

前巻では欧州各地ではローマ時代から多数のドラゴンが軍役に就いてきたという設定に一種の哀しさを感じたが、シリーズを通して現実の歴史をなぞっている部分もあるため、今後はナポレオン戦争後の秩序回復の流れの中で、ドラゴン達の解放が描かれるのかも知れない。

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