- 出版社:PHP研究所
- サイズ:20cm/178p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-569-70579-8
資本主義はどこへ行くのか 新しい経済学の提唱
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- 税込価格:1,575円(45pt)
- 発行年月:2009.2
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- 本
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商品説明- 「資本主義はどこへ行くのか 新しい経済学の提唱」
なぜ日本の経済社会はおかしくなったのか。どうすれば「安心」「安全」な日本の経済社会を実現できるのか。気鋭の経済学者が、これからの社会のあり方を問う。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「資本主義はどこへ行くのか 新しい経済学の提唱」
滝川 好夫
- 略歴
- 〈滝川好夫〉1953年兵庫県生まれ。神戸大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。同大学大学院経済学研究科教授(金融経済論、金融機構論)。著書に「金融に強くなる日経新聞の読み方」など。
関連キーワード- 「資本主義はどこへ行くのか 新しい経済学の提唱」
ユーザーレビュー- 「資本主義はどこへ行くのか 新しい経済学の提唱」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/04/09 10:17
古くて新しい道徳にもとづく資本主義
投稿者:MtVictory(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
リーマンショック後には、一世を風靡した強欲資本主義、市場原理主義を反省するような本や、「こうなることは分かっていた。それ見たことか」というような分析本など、それこそ資本主義に乗って出版された本は数知れず。ある意味、本書もそうした便乗本のうちの一冊であるが、タイトルが示すとおり、それまでの経済活動を反省し、新たな方向性を探ろうとした本である。「日本の協同組合組織の父」といわれる賀川豊彦を取り上げながら、「新たな経済学」への道を指し示している。
著者が唱えるのは道徳にもとづく「道徳経済」。「道徳の欠如が経済社会をダメにし」たと彼は考えている。なんかカビくさい道徳を持ち出してきたなと感じる人も多いだろう。改めて言われるまでもなく、日本はかつては道徳経済だったのではないか。それほど欧米流のやり方に毒されていたということか。リーマンショック前は無限の欲望を追及する「強欲」資本主義者たちが世界経済をリードし、かき回していた。我々はショックの後に、資本主義とは暴走するもの、欲望はなかなか止められない、ということを学んだ。今なお世界はバブル崩壊のダメージをひきずるが、果たして「道徳経済」だけで人間の暴走は止められるのか。欲望に取り付かれた人間に道徳を説いても聞くのか疑問だ。バブル崩壊で大損して痛い目に合わないと目は覚めないのではないか。
さて、賀川は「人格社会主義」という概念を提唱した。また、「大きくなるために泥棒する国家を恥じる、その無道徳、無思想、無節操を恥じる」とも書いている。この一文の国家を企業や一個人に置き換えてみても通用する言葉である。日本は「恥の文化」と言われるが、世間の目を気にしながら、自己抑制していけるのが美徳である。今後もそれを忘れないことだろう。







