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ツレはパパ1年生

  • 出版社:朝日新聞出版
  • サイズ:21cm/143p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-02-250555-2

ツレはパパ1年生

細川 貂々 (著)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,15533pt
  • 発行年月:2009.3
  • 発送可能日:1~3日
  • コミック

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商品説明- 「ツレはパパ1年生」

うつ病を乗り越えた先に待っていたものは、何とコドモ! ちーと君が生まれて1年、いろんなことがありました−。貂々38歳、ツレ43歳の子育て珍道記。『AERA−net』連載などに加筆修正して書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「ツレはパパ1年生」

細川 貂々

略歴
〈細川貂々〉1969年生まれ。セツ・モードセミナー卒業。漫画家、イラストレーター。著書に「ツレがうつになりまして。」「ツレと私の「たいへんだ!」育児」「てんてん手帖」など。

関連キーワード- 「ツレはパパ1年生」

ユーザーレビュー- 「ツレはパパ1年生」

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7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/05/04 14:31

うつ病と育児は、いい意味でも、ちょっと似ている

投稿者:hamushi(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

あの「ツレさん」と「てんさん」が、いま、育児をされているという。
 
本書が出版されていることを知り、まだ手元にも届かないうちから、感無量の思いを抱いた。

元うつ病できまじめな性格の「ツレさん」と、マイナス思考の女王のようだったという「てんさん」のお二人にとって、「やってみなくちゃわからない」未開の原野である「育児の世界」に踏み込むことは、大変な決意だったことだろう。

しおもお二人は、うつ病とともに降りかかってきた状況を受け入れ、考え方を変えながら、オリジナルの生き方、生活を構築されていったばかりなのだ。これは、並大抵のことではない。


言うまでもないことだが、育児は大きな仕事である。

とくに、最初の子どもを授かったときは、猛烈にサバイバルな状況に追い込まれることも多い。

なにしろ、生まれてこのかた新生児なんぞ触ったこともないような大人が、いきなり子どもの親になるのだ。わからないことばかり、先の見えないことばかりが、間髪を入れずに起こり続ける。大変でないはずがない。しかもその大変さというのは、作業の量だけのことではない。問答無用で異質なものを受け入れながら、自分の暮らしを根本から変えていくしかないという、精神面での重い負担を伴うものなのだ。


ひたすら泣く我が子。
泣く理由が分からない。
母乳にしても、夜泣きにしても、人から聞いた話とはずいぶん違う。
子守をする人、仕事をする人、それぞれの別種の辛さが、余裕を消し去り、相互不理解を増幅させる。
さらには周囲からの善意の忠告やアドバイスに追い込まれ、状況が見えなくなる。

こんな具合に、危機的状況は、あっという間に訪れるのだ。

本書のなかでも、「ツレさん」が育児ノイローゼの洗礼を受け、「てんさん」がマタニティブルーの体験するところが描かれている。多くの親が通っている、とても危険な道のりである。

けれども「ツレさん」と「てんさん」は、ときには失敗しつつ、その時々で試行錯誤しながら、柔軟に工夫し、考え、発想の転換をしていって、実り多いものとして歩んでいる。


育児とうつ病は、否応なしに生き方を見直す契機となるという点で、ちょっと似ているようにも思う。

そして、あの、「ツレうつ」の日々を乗り越えて、変わってこられた方々だからこそ、この味わい深い育児の日々があるのかもしれない、と思う。


うちは子どもが三人。しかも三人目を授かったのは、夫婦そろって四十二歳のときだった。若さに頼った力業の育児はもはや不可能とわかっている。変えていかなければ、たちゆかない。本書を読了し、あらためてそのことを思った。

自分を損なうような無理はせず、がんばるだけで何とかしようと思うのもやめて、みんなで楽しめる暮らしを作りたい。

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