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犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 下(ハヤカワ文庫 SF)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.4
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 SF
  • サイズ:16cm/493p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-011708-5

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文庫

紙の本

犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 下 (ハヤカワ文庫 SF)

著者 コニー・ウィリス (著),大森 望 (訳)

時間旅行の無理がかさなり過労に陥ったネッドは、二週間の絶対安静を命じられるが、レイディ・シュラプネルのいる現代ではゆっくり休めるはずもない。そこで、指導教官ダンワージー教...

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犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 下 (ハヤカワ文庫 SF)

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犬は勘定に入れません(下)

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商品説明

時間旅行の無理がかさなり過労に陥ったネッドは、二週間の絶対安静を命じられるが、レイディ・シュラプネルのいる現代ではゆっくり休めるはずもない。そこで、指導教官ダンワージー教授はネッドをのどかな19世紀ヴィクトリア朝へ派遣する。だが、時間旅行ぼけでぼんやりしていたネッドは、自分に時空連続体の存亡を賭けた任務があるとは夢にも思っていなかった…ヒューゴー賞・ローカス賞受賞の時間旅行ユーモア小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ヒューゴー賞】【ローカス賞】【クルト・ラスヴィッツ賞】【イグノトゥス賞】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー19件

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評価内訳

  • 星 5 (8件)
  • 星 4 (10件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2014/12/26 21:04

投稿元:ブクログ

長さを抜きにすれば、お気楽に読めるけど、
あちらこちらに散りばめられたヒントや、
複雑にしようとしていると思える仕掛けに
気づいて楽しむには、人物たちに惹きこまれて
じっくり読むのが一番。
引用を多用するテレンスも気取り屋ではなく
夢見がちで嫌味のないイイヤツだし。
19世紀の謎は、早くにわかるけど、
「そこと、掛かっていたいたか!」と。
イングランドの建築や美術、古典や詩だけではなく、
推理小説も知っているとより楽しめるのだろうが、
知らなくても、この世界を楽しめる。

前作に続きフィンチ君、抜群の安定感、癒し系。
天職を見つけます。

2012/10/07 11:07

投稿元:ブクログ

タイムスリップでヴィクトリア朝ドタバタ下巻。映画化を希望。パラドックスのややこしいところは簡略できなくはないし、犬のシリルのおちゃめぶりだとか、フィンチのジーヴズっぷりだとか、きっと映える。じゃじゃ馬ならしで恋に落ちたトシーに爆笑、規則は破るためにあるレディに爆笑、翻訳小説でこれだけ爆笑するのも珍しい。ローカス・ヒューゴーダブル受賞はやっぱり伊達じゃない。

2009/06/16 01:11

投稿元:ブクログ

前述のとおり。
文庫本なので上下二冊の分冊になっています。
が、二冊とも購入したほうがハードカバー一冊よりも安いはず。

2013/08/14 20:53

投稿元:ブクログ

これならばわたしにもわかる。なるほどSFですね。主題はタイムパラドクスであり、メイントリックもタイムパラドクスなんだもの。そして真犯人は執事でも無害な老婦人でもなく…だと!うわー拍手喝采。そして巻頭の引用が思い起こされるわけさ。いわく「神は細部に宿る」…お見事でした!
まあしかしこの小説の楽しいところはこまごまと散りばめられたイギリスミステリとヴィクトリア朝(追記してオクスフォードw)に関する小ネタやお遊びでもあるわけですが。これは確かにニヤニヤしたくなる。そしてそれらが結構伏線めいた働きもしているところがまた楽しい。ニヤニヤ。
ジャンルなど気にせず「面白そうだな」だけで手に取ってほしい、そんな小説。いやはや面白かった。

2010/06/01 14:49

投稿元:ブクログ

素敵な予定調和に乾杯! 盛りだくさんで面白かった。 終始ニヤニヤしながら読めました。 作中何度も言われているけどミステリーの定番、執事が犯人ですwww いや誰も死にませんが。 でもいやはや○○○め、やりやがったなお前・・・! タイムトラベル古典『夏への扉』の頃からかなり進化している作中の歴史改変に対する時空間理論も面白く読んだ。

2011/11/07 10:34

投稿元:ブクログ

2057年。タイムトラベルが可能になった未来で、一匹の猫の命を救ったことからはじまるドタバタ劇。

タイムトラベルにより時差ボケならぬ時代ボケ(タイムラグ)で、疲労困憊したネッド・ヘンリーの描写から物語は始まります。
そもそも主人公のネッドが冒頭から朦朧としているので、読んでいるこっちも何がどうなってるんだか分かりにくい始まりでした。
「主教の鳥株」がタイトルにある花瓶なんだろうなぁ、ネッドはこれを過去まで行って探してるんだろうなぁ、という曖昧な認識のまま読み進めていきましたが、ネッドの意識がしっかりしていき事態が見えてくるにつれて、こちらも物語にのめりこんでいきます。

イギリス文学の引用が多く、ミステリー小説のネタバレも若干していました(特に月長石)。イギリスの歴史と文学が楽しめます。

タイトルの「犬は勘定に入れません」はジェローム・Kジェロームのユーモア小説「ボートの三人の男」からとったようですが、本書を読み終えて、これだけ多くの人が、動物が、事象が複雑に絡み合ったタイムパラドックスでありながら、なるほど、この混乱に犬のシリルは勘定に入ってなかったなぁと思いました。
にも関わらずこのブルドッグのシリルの存在感は絶大です。他にも猫のプリンセス・アージュマンドや女傑・レイディ・シュラプネルなど登場人物達は一人残らず愉快です。

SFであり、ミステリーであり、恋愛小説であり、楽しくて面白いことがぎゅっと詰まった物語でした。

2010/10/09 23:10

投稿元:ブクログ

名作ドゥームズデイ・ブックの続編(?)。
今回はドタバタ劇に終始しており、その分読み終わっての感動等はないが、予定調和の世界で安心感があり、読んでいてとくにかく楽しい。

2013/08/05 22:46

投稿元:ブクログ

好みの作品、ど真ん中。

フィンチがジーヴス並みの執事ぶりをほめられてすごく喜ぶとことか、うまいなぁ

2011/11/13 00:42

投稿元:ブクログ

上巻に引き続きタイムトラベルしまくりの下巻である。主人公達の思惑通りにはことが進まずにあわや歴史は変わってしまうのか?と思いきやそんなことは無くきっちり丸く収まり“主教の鳥株”は見つかる。結局時間の流れは変化を嫌い、自ら修正しようともするわけである。作中で述べられている通りの職業の人物が犯人か?と思いきや実は意外な人物が犯人でしたというパターンでミステリとしても秀逸。タイムトラベルSFであり、歴史小説であり、ミステリであり、恋愛小説であり、コメディであり、あらゆる要素を含んだエンタメ大作である。登場人物(犬1匹と猫1匹含む)も皆愛着の持てるコミカルな造形で魅力的である。上巻前半の読みにくい部分(主人公がタイムトラベルのしすぎで意識が朦朧としているのが原因)を突破すればその先はただただ楽しんで読むだけである。ぜひともあらゆる人々に薦めたい作品だ。

本作にみられるようなタイムトラベルものは世の中に数多く存在し、どれも工夫に富んだものである。同じ時間軸でタイムトラベルするものもあれば多世界を移動するものもある。純粋にSFとしての作品もあれば、ミステリやその他のジャンルと融合したものもある。人間は今のところ時間の流れに逆らうことはできず現実を見つめ現在を生き未来に進むしかない。自分の過去にたいして全く後悔していない人間などおそらく皆無だろうし、誰しも「あの時こうすればよかった」と思うことがあるはずだ。ゆえにタイムトラベルものは書かれ続けるだろう。少なくとも皆、時空間移動に対して興味をもっているはずだ。国民的アニメであるドラえもんでもタイムマシンは人気の秘密道具であり続けている。

ところで実際にはタイムトラベルは実現可能かというと科学者達(キップソンら)は少なくとも我々が生きている時代には実現不可能だと述べている。結局夢物語でしかないのかと思いきやつい先日ニュートリノが光速を超えたとの報告があった。もしこれが事実ならばアインシュタインの予測をくつがえし、極端な話、タイムトラベルが可能になるかもしれない。もちろんそんなことはやっぱり難しいのだろうがしかしそんなエキサイティングな時代に我々は生きていることに感謝したい。SF作家はタイムトラベルものを書き続けてほしいし、物理学者には時空学を研究し続けてほしい。そして願わくば時間旅行が可能になる日を拝みたいものである。

2013/07/01 13:42

投稿元:ブクログ

どたばた劇も後半。
SFなのに、そのSFの仕組みをミステリのネタにしてしまうとはお見事。まあ、いろいろな謎の中でもラブコメ部分はたぶん多くの人が早い時点で結論にたどりついたはず。
それにしても相変わらずのやたら多い引用、そしてほのめかし。個人的にはヴィクトリア朝時代のシャープ嬢の足音が気に入りました。これも引用なのだろうと勝手に推測しているのだが。
フィンチは前作中で、なんだか執事のようだな、と思っていたら(そうしたら意外に若いらしくそこで驚き)、ここで見事にその能力を全開。やっぱりそうだったんですね。
ただ、最後まで「主教の鳥株」なるものの形態が頭に浮かばず苦戦。これからもう一度調べてみますか。

2011/10/08 21:23

投稿元:ブクログ

タイムトラベルものにパラドックスはつきものだが、それがこの物語では必要不可欠で一番の魅力。なんだかバタバタと不親切極まりないスタートで無事に読み終えれるか不安であったが上巻途中から目が離せなくなって、下巻に至っては一気読み。イングランドの歴史や文学をもっと知ってたらもっと楽しめたんだろうな。

2014/08/14 21:32

投稿元:ブクログ

 オックスフォード大学史学部シリーズの長編第2作。まるでシェイクスピア悲劇のようだった前作からうって変わって、今度はヴィクトリア朝を舞台としたてんやわんやのラブコメディが描かれている。
「彼と彼女がくっつかないと未来が大変なことに!」という某名作映画を彷彿とさせるストーリーはもちろん、主人公とヒロインの距離加減もまた読んでいて楽しい。ウィムジー卿に憧れる女の子なんて素敵。
 そしてある意味主役の犬と猫! たかがペットと侮るなかれ、驚くほどキャラが立っている彼(&彼女)は始終物語を引っ掻き回すがどうにも憎めない。人間だけじゃなく動物も魅力的な本作は、一見の価値ありです。

2013/10/10 10:17

投稿元:ブクログ

タイムスリップすちゃらかラブコメ大作戦!無事に読了。
オックスフォード大学史学部シリーズ、今回は齟齬を発生させない為の主人公二人の大奮闘を描く。「オールクリア」にも齟齬の考え方は出ていたけれども、そもそもトシーとMr.Cが結婚しているのは歴史的事実だから何にもしなくてもいいのでは?と思ってしまう。それを言っちゃあ、おしまいなんでしょうけど。今回も二人が動くたびに齟齬は拡大される様に見え、肝心な時に二人とも1395年、1940年、2057年と自分の意思に関係なくタイムスリップしてしまう。まるでタイムトンネル(往年のTVドラマ)みたい。終わってみれば全ては時空連続体の自己修復能力のおかげ。主人公二人も結ばれて目出度し目出度し。コニーウィリスらしからぬ大ハッピーエンドでした。
オックスフォード大学シリーズしか読んでないから、実はコメディも上手い人なのかな?あとは「見張り」だけだ!(短編?何処に入っているんでしょう?)

2012/08/27 16:36

投稿元:ブクログ

タイトルに惹かれて手に取りました。

序盤=参った。読むのしんどい・・・。→長らく積読
中盤=ちょっと面白くなってきたかも
後半=一気読み

という感じでした。

SFなのかミステリなのか。
タイムパラドクスの解釈が面白かったです。

2013/01/24 08:52

投稿元:ブクログ

ヴィクトリア朝時代のイギリスにタイムトラベルする話。
面白い!久しぶりに本で声出して笑いそうになりました。作中で引用されてる本も読みたくなります。そして読み終わった後、登場人物と別れるのが寂しく感じる本。また読みたいです。
訳文に違和感がつきまとうのはしょうがないのかな。

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