- 出版社:講談社
- サイズ:20cm/227p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-215362-1
絲的サバイバル
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- 税込価格:1,470円(42pt)
- 発行年月:2009.3
- 発送可能日:24時間
- 本
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商品説明- 「絲的サバイバル」
四の五の言わずに外に出ろ!さぁ、七輪持って出かけよう。『絲的メイソウ』に続くエッセイ第2弾は野宿。【「BOOK」データベースの商品解説】
思わず自分から「1月1回1人キャンプ」と言い出してしまった作家は、七輪とクーラーボックスを持って外へ出た。野外で過ごす作家の発見を綴ったエッセイ集。『小説現代』連載をまとめて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「絲的サバイバル」
絲山 秋子
- 略歴
- 〈絲山秋子〉1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、「袋小路の男」で川端康成文学賞、「沖で待つ」で芥川賞を受賞。
ユーザーレビュー- 「絲的サバイバル」
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/05/13 18:05
「キャンプは日常の延長なのだ」 一人キャンプ体験記!
投稿者:佐々木 なおこ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、一人映画が楽しくなった。さっき数えてみたら、今年に入って三度も一人映画に行っている。去年までのことを考えたら、これは我ながらすごいと思う。一人映画は観終わった後の感動をすぐに分かち合えないという点では少々さびしいが、それ以外は何の不満もない。
思い立ったらすぐに行ける!というのが一番の魅力かもしれないなぁ~と思う。
で、こちらは絲山秋子さんが毎月のように出かけた一人キャンプ!
なんでも四十になったので、今までやってないことに挑戦しようと協議していて、思わず自分から「一月一回一人キャンプ」と言い出したらしい…。
それが連載記事となり、それをまとめたのがこの本、一人キャンプ体験記なのです。
それにしても、さすが絲山さん!一人キャンプなんてそんじょそこらの人は思いつきませんよ。これまでのキャンプ経験があり、地味~でテンション低いアウトドアが好きとおっしゃる。今回、一人キャンプをするにあたり、愛用のテントや寝袋はそれを使うとして、ペグハンマー、グラウンドシート(銀マットを卒業したかったらしい)、大きいランタン、バーナー、トーチなどなどを新たに買われたとか。いやはやキャンプは準備が大変なのですね。まずそれを実感、でした。
高崎市内に自宅があるということで、一人キャンプの記念すべき一回目は、2006年の10月、群馬県は高崎市にあるキャンプ場「サンコーハルナパーク」へ。標高600メートルの榛名山麓にあるのだそうです。
それがチェックインすると、なんと貸切状態!
「大体オフシーズンに品川ナンバーの黄色いスポーツカーで女一人って、死体を埋めに来たか死にに来たかと思われても仕方ないっすよね。」
こう自らを分析する絲山さん、面白すぎます。
管理人さんは二度も軽トラでやってきて入念に見回りをされたとか…。
ワインにはじまり焼酎お湯割り、もちろん七輪で肉や野菜も焼きます、一人バーベキュー!そうして一人キャンプの夜はふけてゆくのでした。
キャンプ地は山麓のキャンプ場のほかに、氷上もあれば、友達宅の庭、はたまた東京都の文京区の講談社の敷地内なんてのも。そうそう海外編としてセネガル共和国もありました。
基本的には一人キャンプですが、二人キャンプ、友達誘っての回もありました。
「一人キャンプってなんなんだろう、と思う。家から椅子と調理道具持ってきて、メモとって、ぼーっとして、飯食って酔っぱらったら寝る。なにが日常と違うんだろう。」
ふとキャンプは引越しに少しだけ似ていると気付く。
「しかし、引越しは忙しいがキャンプは暇だ。
なにやっているんだろう。
火を見ているだけかもしれないな。
あとは酒だ酒。」
そうして彼女がたどり着いた結論は「キャンプは日常の延長なのだ」ということ、でした。
火を見ているだけ、それが大きいなぁ~とつくづく思った。
暇なのが大いにいいのだとも思った。
一人映画のように思い立ったらすぐに行けるわけじゃないが、一人キャンプの楽しさをたくさん教わったような気がする。特に2008年5月の新潟県某所のキャンプのところ!私はここを読み、本当に本当に行った気になりました。気持ちいい~、そしてちょっとさびしい~。
しかし私の場合、残念ながら準備の段階でくじけてしまうな~。一人キャンプはこの本で十分に行った気になったので、それでヨシとしましょうか。^^;
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/02/22 23:26
あこがれのひとり
投稿者:トマト館(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
絲山秋子のひとりっぷりがいい。
とにかくぷりがいい。
あこがれます。
一人でキャンプ。
はできないんですが、
一人で家以外でなにか、
やってみたいなと思いました。
ひとりはさみしいとは限らない。
火を眺めるとき、
隣に人は必要ないのかもしれない。
まずはどこかにいってみよう、とおもいました
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/04/24 12:18
夜空の下、一人キャンプをしてみれば
投稿者:かつき(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
絲山秋子が一人キャンプに毎月チャレンジするエッセイ。
彼女は高崎に住んでいるので、群馬県を中心に
キャンプ場などに寝泊まりします。
まずはキャンプ場って、一人でも泊めてくれるんだな
と素朴な感動を覚えました。
なんとなく「キャンプは家族でする」というイメージがありました。
それにしても、一人キャンプの気ままなこと。
食べるのも寝るのも仕事をするのも自分で決められます。
その代り、すべて自分でする。
人間の基本がそこに揃っています。
たったそれだけなので、毎月のネタになりにくく
後半は友達とのキャンプへと流れ
ワカサギ釣りなどのアウトドアもありますが
純文学調、自問自答スタイル、二人称形式と
文体で楽しませてくれます。
さすがは絲山秋子。
一人を愛しつつ、サービス精神を忘れません。







