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そば屋幻庵 1 (SPコミックス)
【期間限定価格】そば屋幻庵 1
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,561円(86pt)
- 発送可能日:1~3日
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著者/著名人のレビュー
先月信州に行ってきた。〈城部〉部長たる黒書店員としては
ジュンク堂
先月信州に行ってきた。〈城部〉部長たる黒書店員としては関東にいる間に国宝・松本城を攻略せずばなるまいと。連休に出向くと現地では全国そば祭りで超満員。松本・小諸・上田と城を梯子した結果、信州そばしかも新そばを食べ損ねた。帰宅してから何となく気になる。そんなとき本書が想起される。
主人公・牧野玄太郎は1200石の旗本で出世が約束されながら蕎麦好きが嵩じて隠居、使用人・平吉と二人して家族に内緒で屋台で蕎麦屋を始める。滅多に出ない屋台は「幻庵」と呼ばれ、人情家で文武両道の玄太郎はいろいろな事件を解決する。常連で玄太郎にぞっこんの芸者・藤丸、実直で有能だがいまだ父親の裏の顔を知らない息子・栄次郎、好奇心旺盛でたびたび玄太郎主従の後をつける下女・おみつなど登場人物もやや類型的だが好感が持てる。
季節はどんどん冬に向かっている。時代劇マニアだが性格がダークな黒書店員としては高田郁よりも本書を選ぶ。本書を読むと無性に蕎麦が食べたくなる。それもできれば屋台で。TV「鬼平犯科帳」のEDでジプシーキングス「インスピレイション」をバックにした哀愁漂う二八そばの屋台が妙に心を騒がせる。
黒書店員 D