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保育改革の焦点と争点

  • 出版社:新日本出版社
  • サイズ:19cm/222p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-406-05264-1

保育改革の焦点と争点

二宮 厚美 (著)

  • 全体の評価 11件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,57545pt
  • 発行年月:2009.7
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「保育改革の焦点と争点」

いま、日本の保育制度は戦後最大の転換期を迎えようとしている。2009年に入って厚労省がさし示した「新しい保育制度」をめぐって、私たちが何を考えなければならないか、その焦点と争点を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「保育改革の焦点と争点」

二宮 厚美

略歴
〈二宮厚美〉1947年生まれ。神戸大学発達科学部教授。経済学、社会環境論を専攻。著書に「新自由主義の破局と決着」「格差社会の克服」「ジェンダー平等の経済学」など多数。

関連キーワード- 「保育改革の焦点と争点」

ユーザーレビュー- 「保育改革の焦点と争点」

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4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/08/10 13:56

紋切り型のバウチャー批判

投稿者:FAT(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現在、政治の争点としては浮上していないが、児童保育、いわゆる保育所制度について大きな見直しの作業が進められている(実現されるかどうかは不明だが)。そのポイントは、保育所への「バウチャー」の導入、つまり保育事業への広義の「補助」を出すのではなく、保育者、つまり親に「補助」を出し、親が保育所を選ぶという制度への転換が検討されているところ。
 本書は、このバウチャー導入に反対をしているのであるが、正直、その批判のロジックは論理の飛躍ばかりだし、紋切り型の新自由主義批判であり感心しない。特にだめなのは、現状の認可保育所制度が絶対的供給制約下にあって、これを解消する具体的見通しを持っていないところ。
 一方で、東京都の認証保育所制度を公正な判断根拠も示さずに「だめ」な制度としている点もいただけない。認可保育のひどさもよく聞こえてくる。ある意味で、既得権にあぐらをかいた開業医みたいなもの。
 公共事業や技術開発支援などの役に立たない「経済成長」政策や老人医療・介護などよりも、幼児・児童の養育に、もっと公的リソースを割くべきという大きな方向感には同意するが、「保障」(それも完全ではないため、排除された者は、もっとも悲惨となる)の代わりの「自由制限」という仕組みを見直すことを忌避して、抜本的な包摂的仕組みを考えることを拒否するのはどうかと思う。
 包摂の下での自由が保証されるべきである。保育を自治体に人質に取られるのはごめんだ。

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