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花宵道中

  • 出版社:新潮社
  • サイズ:16cm/374p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-128571-9

花宵道中 (新潮文庫)

宮木 あや子 (著)

  • 全体の評価 42件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:58016pt
  • 発行年月:2009.9
  • 発送可能日:24時間

国内送料無料

2006(平成18)年「女による女のためのR−18文学賞」読者賞 受賞作品 2006(平成18)年「女による女のためのR−18文学賞」大賞 受賞作品

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商品説明- 「花宵道中」

どんな男に抱かれても、心が疼いたことはない。誰かに惚れる弱さなど、とっくに捨てた筈だった。あの日、あんたに逢うまでは—初めて愛した男の前で客に抱かれる朝霧、思い人を胸に初見世の夜を過ごす茜、弟へ禁忌の恋心を秘める霧里、美貌を持てあまし姉女郎に欲情する緑…儚く残酷な宿命の中で、自分の道に花咲かせ散っていった遊女たち。江戸末期の新吉原を舞台に綴られる、官能純愛絵巻。R‐18文学賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【「女による女のためのR−18文学賞」大賞(2006(平成18)年)】【「女による女のためのR−18文学賞」読者賞(2006(平成18)年)】【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧- 「花宵道中」

花宵道中 7−47
薄羽蜉蝣 49−74
青花牡丹 75−164

書店員レビュー- 「花宵道中」

ジュンク堂書店天満橋店

色香を放ち儚げに揺れ...

ジュンク堂書店天満橋店さん

色香を放ち儚げに揺れながらしなやかに生きようとした遊女たちの
恋が想いが痛く胸に突き刺さる官能時代小説。
その美しく哀しい運命の連鎖に甘く痺れる余韻を残す逸品です。
内容には好みがあると思いますがとても読みやすく
少なくとも中盤まではぐいぐい引っ張られます。
官能と純愛が共存する一冊。

文庫 やました

ユーザーレビュー- 「花宵道中」

全体の評価
4.0
評価内訳 全て(2件)
★★★★★(0件)
★★★★☆(2件)
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6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2010/11/17 16:55

想い想われ…それでもあふれる切なさ

投稿者:桔梗(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸末期の吉原遊郭 そこで生きる女たちの儚い恋物語

恋物語とは言っても遊女の話 
本気で男に惚れてしまったら仕事に気が入らなくなるから恋はご法度という吉原の中で 描かれるのは当然“忍ぶ恋”
市井の女性達のように好きな男と所帯を持つことはおろか 一緒に街中を歩くことすらままならない
決して結ばれることなんかない恋は 楽しいことよりも辛いことの方が多いくらいだろう

それでも 彼女達は恋をする

描かれるいくつもの恋は 読み進むうちに繋がり そこに至るまでの長く遠い道のりも明らかになっていく
3章の「青花牡丹」まで読むと 1章の「花宵道中」の背景が鮮やかに浮かび上がり さらに切なさが込み上げる
母や姉 そして愛しいと思った女 誰一人守ることができなかった男の哀しみや辛さがあふれる


好きなのは「十六夜時雨」
絶対に男を好きになんかならないと固く心に決めていた八津と 髪結いの三弥吉の話
他の男に抱かれるための髪結いを 好いてる男にしてもらわなければならない
そして翌朝名残のある乱れた髪をまた結い上げてもらわなければならない
逢うたびに強くなっていく想いに抗えなかった八津 踏みとどまれなかった三弥吉 
ふたりの心の葛藤と痛みはどれほどだろうと思う

人をひとり好きになり 相手もそれに応えてくれる 
本来ならそれはとても幸せなことのはずなのに どうしてこうも切ないんだろうか


一番怖いのは 失うこと
たまらなく愛しい人と そして自分自身
そのどちらも失わないよう 懸命に生きる彼女達の姿に 心揺さぶられるのだろうと思う

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5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/08/07 01:43

遊女の悲恋の話

投稿者:読み人(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 女性による、女性のための文学賞、"R-18"文学賞の受賞作です。
受賞作そのものが短編でして、それに新作書き下ろしと連載作品を加え、
吉原を扱った、花魁の連作短編集となっております。
 時代は、前後するのですが、吉原でも中ぐらいの格式の"御店"
山田屋を舞台にしてあります。
 書き下ろしの作品は、受賞作の後日談(いや、前日談か)スピンオフみたいな
感じの作品でして、話の世界観、登場人物の描き方に広がり
が感じられます。

 若手の書き手なのに、当時の風俗、習性についての調査が見事で
吉原について大変勉強になりました。
 登場するのは、花魁といっても、トップレベルの花魁でなく、
遊女と言った感じで、みんな、貧困により身売りされたとか、いうぐわいで、
殆どの話し、悲恋で悲しく、切ない話ばかりです。
 みんなさん、耐え忍ぶ感じ、、。
読んでいて、けっこう辛かったです。
 なんか、最後に華を持たせてやってよ、とか
こんな、終わりかたないでしょ、、、とか、
あんまりそんなこと普段思わないのですが、
 そんなことをいいたくなります。

 エロティックなシーンについてですが、
 女性による男性向け官能小説に対するアンチテーゼとして創設された賞なので、
男性の私が、読んでも、セクスィーという意味ではあんまピンとこなかったです。
 それより、出てくる女性たちがみなさん、かわいそう過ぎ、、。
そっちのほうに感情移入過多をしてしまいました。

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