個性を捨てろ!型にはまれ! (だいわ文庫)
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- 税込価格:580円(16pt)
- 発行年月:2009.8
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ユーザーレビュー- 「個性を捨てろ!型にはまれ!」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/12/31 09:58
もともとナンバーワンだったものが、オンリーワンを目指すから合格点を取れなくなった。
投稿者:ヂャリや(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
オンリーワン妄想が広がって久しいが、そろそろ「二番じゃダメなんですか」発言を機に終息させたい。お気づきの方も多いと思うが、結果、二番ならいいのである。
人はもともとオンリーワンなのだから、そこがスタート地点なのである。いつまでも出発点でぐずぐずしていることが、ここ数年の停滞につながっているのではないだろうか。
二番手もその他大勢も一緒であり、一番でなきゃー意味がない、とはっきり言ってしまおう。ただしその意味とは他人からの賞賛に値するかどうかということであり、当事者の人生における価値感、経験の蓄積といったものとは当然、大きく違う。
ここを混同すると、本書で強烈な批判にさらされている運動会「”みんなで手をつないでゴール”なんてバカバカしいこと」がおきてしまう。
徹底的に型にはめる。それでもなおはまらない”いびつな物”が本物の型破りだ。美しいと感じるかどうかは別として。ところが最初から型がないと、著者のいう「密林の中でナイフ片手に道を切り開きながら進むようなもの」で現在の何かを象徴している。さらに本書では、いったん型にはまった経験をしてから、型破りを始めるのが本当の成功の型だという。なるほど基礎固めのときに、四の五の言っているようでは物にならないという現実のとおりだ。
「ありもしない”秘められた才能”などに頼ろうとせず、もっと確実な”型”を」選ぶことが「(著者の言う)一億総下流」から抜け出す道だと読み解くことができる。合格点がどの辺に位置するのかは人それぞれであるが、捨てることのできるわけがない個性は、アピールするものではなく、結果おのずと輝いてくるものだと感じることができる一冊であった。







