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9の扉 リレー短編集

  • 出版社:マガジンハウス
  • サイズ:20cm/260p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8387-2004-0

9の扉 リレー短編集

北村 薫 (著), 法月 綸太郎 (著), 殊能 将之 (著), 鳥飼 否宇 (著), 麻耶 雄嵩 (著), 竹本 健治 (著), 貫井 徳郎 (著), 歌野 晶午 (著), 辻村 深月 (著)

  • 全体の評価 42件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,57545pt
  • 発行年月:2009.7
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「9の扉 リレー短編集」

鮮烈な創造力が次の扉をこじ開けた!?予測不能の展開。9人の凄腕ミステリ作家がリレーでつなぐ冒険。【「BOOK」データベースの商品解説】

猫、コウモリ、芸人、スコッチ、蜻蛉、飛び石、1000万円、サクラ…。鮮烈な創造力が次の扉をこじ開けた!? 北村薫、法月綸太郎、歌野晶午など、9人の凄腕ミステリ作家によるリレー短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧- 「9の扉 リレー短編集」

くしゅん 北村薫 著 7−28
まよい猫 法月綸太郎 著 31−59
キラキラコウモリ 殊能将之 著 61−83

著者紹介- 「9の扉 リレー短編集」

北村 薫

略歴
〈北村薫〉1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。「夜の蟬」で日本推理作家協会賞受賞。
〈法月綸太郎〉1964年島根県生まれ。京都大学法学部卒業。「生首に聞いてみろ」で本格ミステリ大賞を受賞。

関連キーワード- 「9の扉 リレー短編集」

ユーザーレビュー- 「9の扉 リレー短編集」

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/09/23 12:51

最高の化学反応

投稿者:山茶(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る


リレー短編集って読んだ記憶があんまりなくて、
ほぼ初体験で読みました。
なかなか面白い化学反応ですね

次の作家さんにお題を伝えて、それを小説にする。
こんなことが出来る作家さんたちはすごいです。

4人目鳥飼否宇「ブラックジョーク」に
2人目法月綸太郎「まよい猫」の登場人物がちらりと出てきたり、
その「ブラックジョーク」と
5人目麻耶雄嵩「バッド・テイスト」は
完全に続きのお話ですし、
しかも続きの話だと最後のほうまで気づかなかった。
脱帽でした。

7人目貫井徳郎「帳尻」と
8人目歌野晶午「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」も
完全に続いてます。
こんなんアリなんだぁ!とニコニコしてた。

1人目北村薫「くしゅん」だけちょっと話が違うかなぁと感じつつ読んでると、最後辻村深月「さくら日和」でものの見事に繋がっており、
満足度が増しました。

あとがきは今度は最後の辻村深月から戻るやり方で
それはそれでどういう趣向で書いたかがわかり
さらに満足です。

リレー短編集なので、
どれが良かったとはなかなか言いがたいのですが、
まあ見事にバトンを繋いだ麻耶雄嵩と歌野晶午とが良かったかな。

最後の辻村深月の小学生の気持ちの表現の仕方には
いちいち納得できて脱帽でした。
本当に小学生が書いているのでは?と思うほどです。
そして題名にふさわしく少しお母さんの行動がサクラ日和でした。

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2010/04/05 13:21

どの作品から読み始めても楽しめる線ではなく環構造な短編集

投稿者:ぜのぱす(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、寝本として、読んでいたのは、『9の扉』、作家9人による『リレー短編集』である。

この手の企画モノの話を、耳にすることはあったが、実際に読んだのは、今回が初めて。

冒頭を飾るのは、この企画の云いだしっぺの北村 薫で「くしゅん」。次の作家に法月 綸太郎を指名し、お題を[猫]と指定。

それを受けた法月は「まよい猫」を書き、次に[コウモリ]のお題で殊能 将之を指名(作品は「キラキラコウモリ」)、というように、以下、鳥飼 否宇(お題[芸人])「ブラックジョーク」、麻耶 雄嵩(お題[スコッチ])「バッド・テイスト」、竹本 健治(お題は[蜻蛉])「依存のお茶会」、貫井 徳郎(お題[飛び石])「帳尻」、歌野 晶午(お題[一千万円])「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」、辻村 深月(お題[サクラ])「さくら日和」。

お題の処理の仕方も、作家それぞれであり、また、前作を受ける物語もあれば、無関係な物語もあり、指名する方も(and/or お題を出した方)も、出された方も、お題がどんな変化を遂げて、どんな物語が展開するのか、恐らく、予想不可能であったろう。その『化学反応』を楽しむために、冒頭の扉には『・・・どうぞ、リレーならではの展開を最初の一編から、お楽しみください。・・・』とある。

確かに、読み進んで行くに連れ、コレは最初から読まないと駄目だよなぁ、と思ったのも事実であるが、実は、私には、或る種の予感もあり、それは、物語の最後で的中した。

結論から云えば、この短編集は、どの作品から読み始めても楽しめる、線ではなく環構造になっているのだ。

見逃してはならないのは、『あとがき』である。お題が伝わった、逆の順で、それぞれの作家の感想があり、それを受けて、ひとつ前の作家が、感想を書くと云うように、本編とは、逆向きの小さな物語(一般には裏話とも云う)が展開しており、面白い。只、こちらは、残念乍ら、環にはなっていない(笑)。

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