- 出版社:平凡社
- サイズ:29cm/152p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-582-92164-9
100人の心に響いた絵本100 1998−2008 (別冊太陽 日本のこころ)
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- 税込価格:2,100円(60pt)
- 発行年月:2009.12
- 発送可能日:1~3日
- 本 ガイド
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「100人の心に響いた絵本100 1998−2008」が含まれるセット商品
- 税込価格:25,757円(735pt)
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商品説明- 「100人の心に響いた絵本100 1998−2008」
「記憶に残る絵本・これからも読み継がれてほしい絵本」を念頭に、1998年から2008年までに国内で刊行された100冊を選出。幅広いジャンルで活躍している絵本を愛する100人のエッセイを添えて紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】
関連キーワード- 「100人の心に響いた絵本100 1998−2008」
ユーザーレビュー- 「100人の心に響いた絵本100 1998−2008」
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/02/24 20:48
とっても素敵な絵本ガイド。絵本を選ぶ際の参考にすることはもちろん、本書単体でも充分に楽しめる。絵本の紹介+エッセイという組み合わせ。作り手、書き手の絵本に対する愛情に満ちた1冊は絵本好きの心をとらえて離さない魅力に満ちている。
投稿者:marekuro(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は絵本のガイド本です。
1998年~2008年に出版された
国内、海外の絵本100点を様々な方のエッセイと
共に紹介されています。
冒頭で編集長が以下のような事を書いています。
絵本は「子どもの想い」が浸透しているものが残る。
「はらぺこあおむし」のような長くよ読み継がれる絵本は
大人が与えるか与えないかではなく、子どもが喜んで手に
取り、また次の世代の子どもの、そしてその次の子どもの
心をも動かす、そういった類の絵本ではないだろうか。
評者は自分の子供が生まれてから
絵本に再入門したクチです。
もちろん子供が生まれる前もプレゼントとして
いただいたり、気に入った絵柄の絵本があれば
購入していましたが、やはり現在のようなペースでは
読んでいませんでした。
子供が生まれてからというもの
我が子に読書の楽しさ、すばらしさを伝えたく
そして、読書するという行為が自然と習慣化して欲しい
という親の勝手な願いから、なるべく多くの本に触れさせるように
しています。
そして、子供に渡す本ですから当然、絵本を選択する事になります。
そんなわけで、毎月結構な冊数の絵本を購入しているのですが
ひとつ難点がありました。
それは親である評者自身の嗜好が色濃く反映された
選書になるという事です。
具体的にいうと、猫の出てくる絵本ばかり購入してしまいます。
評者が重度の猫好きだという事もあるのですが、せっかく絵本で
様々な世界に触れる機会があるのに、自宅にも3匹の猫がいるのに
あえて絵本まで猫ばかりというのもどうなのかな。と思いつつも
やはり気がつくと猫の出てくる絵本ばかりを買ってしまいます。
もちろん、子ども自身に選ばせる事も多く、その時に子どもが選んだ
ものは、それはそれで良しとしているのですが。
さて、じゃあ他の絵本を探してみようかと思い検索したり
書店に足を運んだりもしますが、そうなると超の付く有名作品
ばかりが目に入ります。そして、そういう作品はすでに
所有しているケースも多く、じゃあ何を選ぼうかと悩む訳です。
もちろん、どんな絵本がいいのか悩んでいる時間も楽しいの
ですが、いつまでもダラダラと悩むわけにもいきません。
あっという間に成長してしまう子供に対して
今まさに読ませたい1冊というのもあるだろうし、そういう
タイミングを逃したくないとも思うのです。
そんな感じで行きつ戻りつしていたところに
友人から贈り物として届いた本書。
偶然なのか必然なのか、驚くばかりのタイミングの良さに
感謝の念と共に、ある種のおかしさがこみ上げてきました。
先にも述べたように本書には国内外の絵本が100冊紹介されています。
その100冊もただのデータベース的に記載されているのではなく
様々な方が書評(あるいはエッセイ)を書かれています。
様々な方々が書かれているエッセイも、その作品に対する思いや
自分の体験等々を100人100様に書かれていて、自分にとって
知らない絵本を知るという目的と同じか、それ以上に楽しめました。
どのエッセイからも絵本に対する愛情がにじみ出ています。
評者はこの「絵本100」を
・自分が所有している絵本がどのように紹介されているのか。
・自分が知らなかったけど名作と呼ばれている絵本はどれか
・子供が喜んで読みそうなのはどれか
・自分が読んで楽しそうな絵本はどれか
・自分の知っている作家やライターその他のエッセイを寄稿している
方がどんな風に絵本を語るのか
という視点で楽しみました。
絵本を多角的に楽しめる内容に大満足です。
唯一、悩ましい点は、これでまた書籍代が増える事でしょうか。
今、手元にある本書には、購入したい絵本が紹介されたページに
フセンがはりつけられています。それも結構な枚数です。
今月~再来月までの書籍代の増加を象徴するかのようです。
100冊に渡る多くの絵本の紹介と、一つひとつの作品に
対する素敵な書評やエッセイを楽しめる本書は1冊で何冊分も
楽しめます。多くの絵本好きおすすめしたい1冊です。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/02/09 23:55
絵本好き/絵本語りには一粒で何粒もおいしい1冊
投稿者:wildcat(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本は誰でも招き入れてくれるドアを持ち、
そして読む人の心の扉を開けてくれます。
子どもから大人まで、絵本は人生の大切なパートナーです。
こんな言葉で始まる本書の扉は、
大人になってから絵本に出会った私のことを
すっぽりとくるんでくれるようで、ほっとさせてくれる。
本書は、1998年から2008年までに刊行された
国内絵本60冊、海外翻訳絵本40冊で構成される
計100冊の絵本を、1作家が1作品紹介しているものである。
2003年から『この絵本が好き!』を
年刊で刊行し続けている別冊太陽編集部が、
「記憶に残る絵本・これからも読み継がれてほしい絵本」を
念頭に100冊の絵本を選出したのは、
21世紀の『はらぺあおむし』を探そうという試みでもあった。
子ども時代、こんな本があったらどんなによかっただろう―
という思いが、
エリック・カールの絵本制作の出発点になっているという。
その言葉と実績が示すように「子どもの思い」が
浸透していない絵本はそう長くは残らないと、
本書の編集者は考えているのである。
『はらぺこあおむし』のような長く読み継がれる絵本は、
大人が与えるか与えないかではなく、
子どもが喜んで手に取り、
また次の世代の子どもの、
そしてその次の子どもの心をも動かす、
そういったたぐいの絵本ではないだろうか。
そのようなコンセプトで編まれた本書は、
絵本好きにはたまらない魅力が詰まっていて、
絵本を語るヒントをたくさんくれる。
サイズが大きく、ずっしりと重いが、
絵本の絵を大きく見ることができて、とにかく嬉しい。
紹介文は、1作品につき600文字ぐらいだろうか。
スペースでいうと、1ページ分の場合は、絵と文字が半々で、
2ページ見開きを使うとどーんと絵が主役になる。
絵本読みになってから日が浅い私が読んだことがあったのは、
紹介されていた100冊中、実は数えるほどだった。
数少ない書評にした本を見かけると嬉しくなり、
どんな紹介文が書いてあるだろうと眺める。
そして、もう一度その本が読みたくなる。
『ルリユールおじさん』に『ねこのなまえ』、
『エゾオオカミ物語』に『ガブリシ』、
『ぎゅっ』に『としょかんライオン』・・・。
次に読みたい、猫絵本も見つけた。
なんて立派な猫!海外絵本だから原書もあるはず♪
とまぁ、好きなだけ眺めて楽しみつつ、
次に読む絵本を見つけたり、
読んだ絵本をどうやって語るかの参考にしたり、
ぼーっと絵を眺めるだけでもよし。
とにかく絵本好き/絵本語りには一粒で何粒もおいしい1冊。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/12/19 16:44
最近10年の絵本を振り返るのにとても便利。思いのこもったエッセイは、絵本を読んでみたい、読んであげたい気持ちにさせる。
投稿者:うっちー(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ10年間の絵本の豊かな収穫を感じられる。
最近の絵本は、「子どものためのもの」から「大人向き」のものまで、随分幅広くなってきているので、だれを対象にするかで、選ぶものが違ってくる。この本は、はじめに「子どもの心を動かす絵本」と題して、編集長が、
「<記憶に残る絵本・これからも読み継がれてほしい絵本>を念頭に当編集部で百冊の絵本を選出した。」と書いている。そして、「今の子どもが次の世代の子どもにバトンタッチする、微力ながらも、そのお手伝いができればと」とあるので、子どもに焦点をあてた絵本100冊だと言えるだろう。
100冊の絵本は、1ページ、あるいは見開き2ページに1冊ずつ紹介され、もっとも印象的なページを大きくとりあげ、その絵本についてのエッセイ(紹介文)が添えられている。もちろん、表紙とストーリーも同じページに載せられているので、とても見やすく、わかりやすい。目次と索引もあり、検索しやすく便利である。
国内絵本と海外翻訳絵本に分類しているが、総じて、国内絵本は、子どもの喜ぶ、幼児・小学生向けが多く、海外翻訳絵本は、「死」「人生」「時の流れ」を感じさせる哲学的な、いわゆる「YA向け」「大人向け」が多いように感じた。もちろん、その結果、絵本の幅広さを感じることができたので、良かったとも言える。
ページを繰りながら、「あぁ、そうそう」「これ、おもしろかったなぁ」と思うだけでなく、それぞれの書かれたエッセイを読めば、絵本を読むことで喚起されるもの、その人たちの人生までが感じられて、楽しい1冊となった。





