- 出版社:祥伝社
- サイズ:20cm/307p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-396-63330-1
吉祥寺の朝日奈くん
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- 税込価格:1,680円(48pt)
- 発行年月:2009.12
- 発送可能日:24時間
- 本
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商品説明- 「吉祥寺の朝日奈くん」
山田真野。上から読んでも、下から読んでも、ヤマダマヤ。彼女はそれをいやがっていたが、僕には関係なかった。最後までずっと「山田さん」と呼んでいたからだ−。中田永一が贈る至高の恋愛小説。表題作を含む全5作を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧- 「吉祥寺の朝日奈くん」
| 交換日記はじめました! | 5−59 | |
|---|---|---|
| ラクガキをめぐる冒険 | 61−106 | |
| 三角形はこわさないでおく | 107−185 |
著者紹介- 「吉祥寺の朝日奈くん」
中田 永一
- 略歴
- 〈中田永一〉2005年恋愛小説アンソロジー「I LOVE YOU」に参加。2008年「百瀬、こっちを向いて。」で単行本デビュー。主に恋愛小説誌『FeelLove』にて作品を発表。
ユーザーレビュー- 「吉祥寺の朝日奈くん」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/08/19 19:58
行って戻ってまた帰る。
投稿者:オクヤマメグミ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作を含む、5つの短編集。
初めて出会う作家だけれど、読み始めると一気に進んだ。
短い中に、いろんな「意外」がある物語たち。
それに驚かされて、ページを戻る事もしばしばあった。
1作目の「交換日記はじめました!」は日記形式で構成される。
それも本来2人のものであった日記に、次々と他者が介入してくる。現実ならありえない…。
相手に宛てていた日記が、次第に忠告や反省、呟きのようなものに変化していく。
当の本人から離れていくのに、最後は不思議な経緯で舞い戻るのだ。
スピーディな展開なのに、日記という個人的な狭い世界が何故かゆっくりとしたテンポを感じさせる。
異空間に迷い込んだような後味だった。
「三角形はこわさないでおく」。こちらも学生時代を思い出させるような物語だった。3つの、それぞれの点に立つ登場人物たちがこれからどうなっていくのか・という甘酸っぱい余韻も感じさせる。
表題作の「吉祥寺の朝日奈くん」もよかった。
私も訪れた事のある吉祥寺という街を、思い浮かべながら読んだ。
時間軸が変化しながら、いきなり遠くに連れてこられるという印象。
読み手が驚かされるのに、登場人物たちは淡々としている。それもいい。
めまぐるしい変化の渦の中心にいる人はきっとこんな感じなのだろう。
中心から傍観しているような。
しっくりこなかったピースが、最後にかちっとはまる。そんな1冊だった。







