- 出版社:河出書房新社
- サイズ:20cm/302p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-309-01965-9
ダウンタウン
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- 税込価格:1,680円(48pt)
- 発行年月:2010.2
- 発送可能日:24時間
- 本
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「ダウンタウン」が含まれるセット商品
- 税込価格:15,225円(435pt)
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商品説明- 「ダウンタウン」
高校生の僕と年上の女性ばかりが集うこの場所で繰り広げられた、「未来」という言葉が素直に信じられたあの頃の物語。大人になるってことを、僕はこの喫茶店で学んだんだ。温かくて懐かしい「喫茶店×青春」小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
大人になるってことを、僕はこの喫茶店で学んだ−。高校生の僕と年上の女性ばかりが集う場所で繰り広げられた、“未来”という言葉が素直に信じられたあの頃の物語。『KAWADE WEB MAGAZINE』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「ダウンタウン」
小路 幸也
- 略歴
- 〈小路幸也〉北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。「空を見上げる古い歌を口ずさむ」でメフィスト賞を受賞しデビュー。ほかの著書に「うたうひと」「空へ向かう花」など。
ユーザーレビュー- 「ダウンタウン」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/04/01 07:36
思わずコーヒーをドリップしたくなる~
投稿者:kako(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語全体がまとっている雰囲気がいぃ!
主人公のショーゴが特にいぃ!
一歩引いた目線をもっている高校生なんてそういないんですけど、思ったことを一度心の奥に落して考えることができるこの男の子が好ましく思えます。
「なんで?」
「どうして?」
「何があったの?」
と人に聞きたくてもぐっと我慢できる子どもはまずそういないでしょう。
そもそも大人でも知りたがりの人は多いです。
本としては読者の「?」を解決していく追及のセリフですけど、あえてずるずると「何かあるぞぉ」「秘密があるぞぉ」とひっぱっていくのもなかなかよろしいものがあります。
「知りたいけどあえてきかないんだ」という姿勢を貫き、自分のためにあえて肝心なところをぼかしていることを理解してくれるショーゴに切なさを感じてしまいました。
特に素晴らしいと感じたのが大人たちが共有している秘密と、あえてその秘密を自分からはきかないショーゴの関係とその距離感。
少し恥ずかしいくらいに友情と青春を満喫している高校生と、彼らを周りから包むような優しさにあふれている大人達は、両者が隔絶されている世界に棲み分けされている今では懐かしく羨ましい場面です。
ショーゴの周りにいる大人たちはそれぞれが心に抱えている傷があるのですが、それをあえてそっとしておいてくれる優しさを持っいて素敵です。
決して強制はしないけれども、それとなく軌道がずれないように見守ってくれている。
でもお互いの間には厚くはないけれど薄く透明な壁がある。
そのような感じでしょうか。
きっとショーゴ達がきちんとした大人になった時には、すんなりとその境界を超えることができるのでしょうね。
自分だけの居場所、普段の生活から一歩離れた空間とそれを共有する仲間を持っているこの登場人物たちは、うらやましいの一言。
流れる時間と雰囲気を少し本から分けてもらい、煙草とドリップしたコーヒーを片手に愉しく読ませていただきました。








