「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
禅問答入門 (角川選書)
著者 石井 清純 (著)
とらえどころのない問答は、文字による表現を嫌う禅宗が編み出した、身をもって知る真理への道である−。「意味のわからない問答」といわれるその内容をわかりやすく解き、禅の不立文...
禅問答入門 (角川選書)
禅問答入門
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
とらえどころのない問答は、文字による表現を嫌う禅宗が編み出した、身をもって知る真理への道である−。「意味のわからない問答」といわれるその内容をわかりやすく解き、禅の不立文字の世界を文字で解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
〈目次〉
禅問答をたのしむ
第一部 禅の思想を知る
一、はじめに
二、禅思想の基本
第二部 代表的な禅問答
第一節 達磨と慧能
(一)尊いものなど何もない─菩薩達磨の九年の坐禅─
(二)何も求めないこころ─無所得─
※コラム
(三)人の本質に上下はない─慧能の仏性問答─
第二節 「こころ」の捉え方
(一)捉えられないこころ─安心問答─
(二)こころにだけ伝わる─以心伝心─
(三)ありのままの心が仏そのもの─即心是仏(その一)─
(四)偽物のお金─即心是仏(その二)─
※コラム
第三節 表現できないことの表現
(一)語らぬことで教えを説く
(1)釈尊の語らぬ説法─世尊陞座─ (2)禅僧とは語らぬもの─薬山陞座─
(二)拒否によって解らせる
(1)手で朽ちを掩う─質問の拒絶─ (2)川を飲み干したら答えよう──回答の拒否─ (3)川が逆流したら答えよう
(三)一文字で示す教え
(1)教えを説くと眉毛が落ちる─雲門関字の公案─
※コラム
(2)狗には仏性があるか?─二通りの答え─ (3)儂には仏性などない
(四)最後まで無言で最高点
(1)達磨の跡継ぎ選び─達磨皮肉骨髄─ (2)馬祖と弟子たちのお月見
第四節 仏をどのように表現するか
(一)その時その場だけの「仏」
(1)満開の芍薬─雲門花薬欄─ (2)棒きれのような乾いた糞─雲門乾屎〓─ (3)お袈裟一着分の麻布─洞山麻三斤─
※コラム
(二)「法身(絶対者・絶対的真理)」とは何か
(1)すべてが“それ”だ (2)白髪まじりの私の顔 (3)目玉いっぱいの埃 (4)尻拭きの棒きれ (5)味噌甕のウジ虫 (6)蠢くウジ虫 (7)ガマやミミズ (8)井戸の底のガマガエル (9)私にも解らない
第五節 おしえを説きうるものとは
(一)垣根や石ころの説法─慧忠国師の無情説法─
(二)説法は眼で聞く─洞山の無情説法─
(三)般若を語る風鈴─如浄の風鈴のうた─
第六節 禅僧の修行
(一)働かざる者、食うべからず─普請作務の教え─
(二)塩と味噌だけは欠かしたことがない
※コラム
(三)土地神の接待─修行の目的─
(四)喉の渇きを察したのは誰か
第七節 百年後を問う
(一)継ぎ目のない墓石
(1)慧忠国師と粛宗の対話─慧忠無縫塔─ (2)大随法真の「無縫塔」解釈 (3)もう一つの「百年後」─耽源応真の問い─
(二)丸柱と火鉢を後継ぎにしよう─大随の火炉露柱─
(三)修行しなおして来い─陸州道明─
(四)そのままに往く─幽棲和尚の坐亡─
結節 坐ることの意味
(一)何も考えないことを考える─非思量の坐禅─
※コラム
第三部 禅思想史概観
《付録一》
《付録二》
【商品解説】
著者紹介
石井 清純
- 略歴
- 〈石井清純〉1958年生まれ。駒澤大学大学院博士後期課程満期退学。同大学学長・仏教学部教授。専門は禅思想研究。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
禅問答とは何か
2021/04/28 06:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
禅問答について中国で記録されている問答をたくさん解説されていてわかりやすい。文字で語れない仏教の教義をどう伝えるかという観点が面白かった