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秋葉原は今 AKIHABARA FOREVER

  • 出版社:芸術新聞社
  • サイズ:20cm/334p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-87586-192-8

秋葉原は今 AKIHABARA FOREVER

三宅 理一 (著)

  • 全体の評価 41件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:2,73078pt
  • 発行年月:2010.6
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「秋葉原は今 AKIHABARA FOREVER」

外国人観光客、家電メガストア、ゲーム、オタク、パーツ、パソコン、ITセンター、新線開通、フィギュア、中国資本、超高層ビル、萌え、アニメ…世界のAkibaが変わった。決定版アキバ戦後史。【「BOOK」データベースの商品解説】

世界のAkibaが変わった! 都心を変えた秋葉原の大型再開発を検証。昭和の文脈の中で秋葉原の発生を捉え、現在の都市基盤がどのように成立したかを分析し、再開発の経緯と内容を詳しく眺める。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「秋葉原は今 AKIHABARA FOREVER」

三宅 理一

略歴
〈三宅理一〉1948年東京生まれ。パリ・エコール・デ・ボザール卒業。藤女子大学教授。専攻は建築史など。世界各地で地域振興、デザイン促進事業を手掛ける。著書に「パリのグランド・デザイン」など。

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ユーザーレビュー- 「秋葉原は今 AKIHABARA FOREVER」

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2010/09/13 04:55

冷蔵庫を買いに。

投稿者:Living Yellow(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 数十年前、上京してまもなく。秋葉原に冷蔵庫を買いに行った。3000円値切って、意気揚々と、四畳半に引き上げた。当時、既に存在していたはずの、近所の家電量販店に行けばよかったようにも思える。値切った分など、その日の内に、これもはじめてのアメ横でフレッド・ペリーもどき、安物の黒いポロシャツと、焼き魚定食か何かに化けてしまったはずである。でも、せっかくの高額家電だから、秋葉原へ、と思ったのだろう。今にして思えば、決して口にはしなかったものの、同じ論理で自分自身が上京してきたような気さえするのだ。せっかく大学にいくんだから、東京へ、と。
 そして前世紀末。また、必要に迫られたような気がして、ノートパソコンを秋葉原に買いに行くことになる。
 本書は、今世紀の駅前再開発にも関わった、建築学者の手になる。あえて「文化」を主軸として、再開発以前を中心に、秋葉原の変化と現状を描き、詳細な分析を加えた、あの『趣都の誕生』と、好一対を成すかもしれない。
 江戸(川)、明治~昭和(鉄道)、平成(TX)と、江戸・東京における交通の要衝であった秋葉原。しかし、「原」の字が示す、その不思議な「僻地」感覚。そして1920年代、ラジオ(=NHK)開局、放送開始に端を発し、戦後は、米軍放出品事情にも関わって(例えば、あのドレイクの名機のかけら、など)、一層活気づき、地域に根も張っていく「電気」=「電機」=「電器」。
 このように本書前半部は、秋葉原の「町」の来歴、基礎を丁寧に繙いていく。例えば「電気街、秋葉原」での、現在に至る「町内会」での「ヤマギワ」の存在感の大きさ、など、など。
 中盤、現在の「趣都」への変貌をはさみ、後半では、80年代フランス・ミッテラン政権下でのパリ再開発(ルーブル美術館の硝子のピラミッドはこの産物である)をも参照軸とした、今世紀の再開発の計画・実行の詳細が描く本書、「幻の秋葉原タワー」も含め、さまざまな意味で勉強させてくれる好著であった。
 人の流れが町を形作り、町が人を引き寄せる。
 そんな果てしない基盤を彷徨ったこともある、ささやかなトロン、のかけらとしては、是非、手元に置いておきたい1冊である。

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