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- カテゴリ:一般
- 発売日:2010/05/19
- 出版社: 少年画報社
- レーベル: 少年画報社コミックス
- サイズ:18cm/1冊
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7859-3385-2
読割 50
惑星のさみだれ 9 The Lucifer and Biscuit Hammer 最後の戦い (コミック YKコミックス)
惑星のさみだれ (9)
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- 税込価格:6,241円(56pt)
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エンデからツークンフトへ
2010/06/21 04:24
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:青木レフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い伏線が結実するのは楽しい。心ふるえる。
古くは「気分はグルービー」最近では「ネウロ」「SKET DANCE」で長い伏線が結実するのを見た。不発にならなかった数年越しのアイデアの見事な回収は、長年応援してきた読者へのご褒美であり、何を描きたいか何を描いてきたのか明確な指針を持ちつづけていた作者だけに許された収穫イベントでもある。
「惑星のさみだれ」9巻を読み、続けて1巻を再読した。つまり多くの読者がするであろう行動を取ったが、やはり気付かされる事は多かった。
1巻で示唆されていた主役2人、雨宮夕日と朝比奈さみだれの因縁が9巻で明らかになるのだが、1巻2話の
「信じる信じないを気軽に口に出す奴はキライだなぼくは」
は、9巻55話
「信じる信じないをに口に出す奴は人をだますやつだ」
に繋がる訳か。つまり"行動で人を信じさせろ"という話であり、それが1巻2話のさみだれの行動に通じる、と。
次巻が最終巻。
戦いも佳境に入り、今までのメッセージも再利用され、ますますクライマックス感を強めていくのだが、契約の際の"願い"について9巻はわかりやすくメッセージしてた。
"願い"の有無によりキャラは二分される。雨宮は登場時「平穏と退屈」が望みなので"願い"は無いと言い切る。さみだれも最初、虚無的だ。茜太陽も"願い"を探し続けていた。獣の騎士団の中でそれぞれ陰陽があり、一枚岩でなかった事が今までのストーリーに深みを与えていたのだ。
絵的なことで言うと、ロングの絵が素晴らしい。かつて、ここまで引いた絵を描いた漫画があっただろうか。9巻最後のコマなんか人物全身が小指の爪より何倍も小さいのに絵として完璧だ。このコマの凄さは分かりやすいけど、56話さみだれパンチ後の「倒れる10体目と浮かぶさみだれ」の構図もすでに目一杯に引ききってる。この画力は「ドラゴンボール」が直面してた"強さのインフレ問題"への1つの解答だと思う。山を崩したり、星を潰すほどの力をどれだけのリアリティを持って描けるか、という課題。人間不在で山や星が壊れたら只の"現象"にすぎない。いかに"ロングして人間をフレームインさせるか"、つまり"その力を人に関係させたように描くか"というインフレ問題への解答がここにあるように思う。
56話のタイトルエンドは「ここで終わり、そしてここから始まる」感があり、ぞくぞくする。単行本派だけど、ぜひ掲載雑誌でも読み返してみたい。
バトルも非常にお腹いっぱいでした。9巻が今までで1番詰まってたかも。しかし、服の破れた白道さんはコスプレっぽい。
(投射by 懐柔する怪獣)
紙の本
最終巻より盛り上がってるんじゃない?
2014/08/20 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:meru - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変面白かったです。