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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2010.4
- 出版社: 朝日新聞出版
- サイズ:19cm/251p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-02-330817-6
紙の本
暴走検察
検察が正義の時代は終わったのか? 公設秘書逮捕をきっかけに勃発した検察vs小沢vs『週刊朝日』の壮絶なバトルを記録したドキュメント。『週刊朝日』連載をまとめて単行本化。【...
暴走検察
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商品説明
検察が正義の時代は終わったのか? 公設秘書逮捕をきっかけに勃発した検察vs小沢vs『週刊朝日』の壮絶なバトルを記録したドキュメント。『週刊朝日』連載をまとめて単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
上杉 隆
- 略歴
- 〈上杉隆〉1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。NHK報道局勤務、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリスト。著書に「官邸崩壊」など多数。
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紙の本
マスコミが暴走させて、そしてマスコミが何食わぬ顔で叩く。‥‥これはひどい。これはどうにかならないか。
2011/03/01 00:09
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
フリージャーナリスト・上杉隆氏と、週刊誌『週刊朝日』取材班の共著。
恥ずかしいことだが、わたしは人生の大部分の期間において「週刊誌は事実無根のいい加減なことしか伝えない」と思いこんでいた。しかし、週刊誌がびっくりするような内容を伝えて「えっ?まさか?」と思っていると、やがてその同じ内容を新聞やTVが「一部週刊誌での報道によると‥‥」といっせいに「後追い報道」することがあまりに多いことに気付きだしてからその思いを改めた。週刊誌も事実を伝える場合が多くある。
この本には『週刊朝日』の記事がまとめられている。
検察の元ホープだった・今はフロッピ証拠の「捏造」等で悪名高くなってしまった元検事や、その他の重要な公人が多く実名で登場する。現在は服役中の元衆議院議員や、「政治とカネ」で有名な衆議院議員、その秘書だった衆議院議員、さらには彼の秘書の女性も出てくる。その女性は検察にほとんど監禁されて「自白」を強要されたことが、今では各メディアで報道されるようになっているが、『週刊朝日』では2010年2月に報道、各方面に注意喚起を行っていた(「子ども"人質"に女性秘書「恫喝」10時間」)。その後、他メディアが検察不信をあおる追随記事を書くようになった。‥‥これも新聞やTVの後追い報道の典型である。
現在では「常識」のような情報でも、それが世に初めて出たときは「まさか」と思われた。その「まさか」の記録がこの本なので、もはやこの本に目新しい内容はない。だがこの本や『週刊朝日』の一連の報道が、現在の「検察は今のままで良いのか?」という見直し論の形成に大きく寄与していることを思うと、画期的な本である。