- 出版社:本願寺出版社
- サイズ:19cm/233p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-89416-439-0
今、浄土を考える
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- 税込価格:1,260円(36pt)
- 発行年月:2010.5
- 発送可能日:7~21日
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商品説明- 「今、浄土を考える」
亡くなったあの人はどこへいったのか? 死んだら私はどこへいくのか? 浄土を考える機縁となる出来事を描くとともに、経典や論書を取り上げて浄土に関して具体的に考察。また、仏教のさとりと浄土の関係についても考える。【「TRC MARC」の商品解説】
ユーザーレビュー- 「今、浄土を考える」
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/08/26 13:32
浄土はあるの?ないの?わからないの?
投稿者:ちひ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
浄土真宗本願寺派の勧学寮、つまり教義・教学や伝道布教を研究するための礎[いしずえ]とも言うべき最高機関が、内外の人に向け、浄土真宗の依って立つ「浄土」について、やさしく解き明かそうとする本。
浄土という世界 ──まえがきにかえて
第一章 浄土との出あい(亡き父の縁)
第二章 浄土を学ぶ
第三章 浄土の意義
〈付〉浄土に関する教義論題
あとがき
最大の特徴は、第一章だと思う。団塊の世代か少し若いくらいの世代と思われる「田中さん」という男性が、父の葬儀からしばらくたった頃、街で偶然、今はお坊さんをしているかつての担任の先生に会う。「田中さん」と先生は、質問や回答を通して考えを深めたり、整理したり、新たな疑問が湧いたり、日を改めてさらに考えたりしながら、父の死を縁に、いろいろわかったりわからなかったりしながら、浄土について少しずつ理解を深めていく。
「浄土」や「阿弥陀仏」の救い、南無阿弥陀仏などについて、教義・教学や布教使・僧侶の立場から「こうなのですよ」と講義するのは比較的容易である。が、一般の人が一般の理解と世界観から、今までまったく考えてみたこともなかった浄土その他について、ふと立ち止まって「あれっ?」と思う、その瞬間の疑問や不可解さ、漠然としたわけのわからなさに対して、浄土真宗の立場から「回答」することは、実は困難を極める。が、この第一章は、宗教的な用語はなるべく使わず、平易な言葉で浄土を明らかにしようとしている。これが今までなかったところだと思う。
第二・三章は、その、わかってきた「田中さん」と浄土や阿弥陀仏を考える。なのでちょっと難しくなる。
〈付〉は、‥‥もっと難しくなる。
あまり知られてないようだが、浄土真宗は「はじめに浄土ありき」の教えである。そこをはっきり言ったのは、聖書や経典の「非神話化」や「脱神話化」を経て、さらにもうしばらく経った状況下では勇気のいることであったと思う。しかし、これは絶対に外せないところでもあった。
自分の救いと無関係に知識で浄土や阿弥陀仏を考える仏教書とは一線を画している。







