退出ゲーム (角川文庫)
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- 税込価格:580円(16pt)
- 発行年月:2010.7
- 発送可能日:24時間
- 本 文庫
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商品説明- 「退出ゲーム」
「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」—穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみのホルン奏者。音楽教師・草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る2人に、難題がふりかかる。化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決…。2人の推理が冴える、青春ミステリの決定版、“ハルチカ”シリーズ第1弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧- 「退出ゲーム」
| 結晶泥棒 | 5−50 | |
|---|---|---|
| クロスキューブ | 51−120 | |
| 退出ゲーム | 121−189 |
書店員レビュー- 「退出ゲーム」

帯の推薦文は伊達じ...
ジュンク堂書店秋田店さん
帯の推薦文は伊達じゃない。青春の塊といっても差し支えない程の本書。
主人公の千夏は、幼なじみの春太の胸ぐらをつかんだり事あるごとに背中を蹴ったり、ちょっぴり乱暴な女の子。春太は毎回鮮やかに謎解きをしてくれる本シリーズの探偵役で、頭も良ければ外見も完璧、という男の子。二人は、三角関係真っ只中。・・・青い。青い春が駆け抜けていくようですね。ああまぶしい。
二人のまわりもちょっぴり個性的な人が多く、生徒会長に至っては「頭の先から爪先まで変人」と登場人物紹介に書かれているほど。そんなキャラクター達がおりなすテンポの良いストーリー。ミステリ部分も見事にまとまっていて、特に表題作の逆転劇は拍手モノです。
個人的には、三角関係にありながら、なんだかんだでチカとハルタはお互いを信頼している、という雰囲気が物語全体から伝わってくるところが好きです。
吹奏楽部の未来は、三角関係の結末は、そして次に降りかかる難題は? ・・・と、いろんなものが気になる本シリーズ。文庫担当としては早く続編も平積みしたい気持ちでいっぱいです。
秋田店 文庫担当
ユーザーレビュー- 「退出ゲーム」
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2010/12/14 04:19
爽やか青春ミステリ。
投稿者:読み人(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
初野晴さんの、名前も私の耳に届いてきたので、
順番的には、「1/2の騎士」かと思いますが、読んでみました。
上条ハルタと穂村チカは、部員が少ない弱小吹奏楽部に所属する幼馴染。
二人は、異性なのに、恋のライバルが同じというちょっとイレギュラーな
関係です。(色々推測してみてください)
そんな二人が、学校内の謎(ミステリ)を解いていく、連作短編ミステリです。
私の好きな、人の死なない小さな日常の謎を解いていきます。
表題作の「退出ゲーム」は、詳しくないので、判りませんが、
演劇関係では、よくある即興劇なんですかね?
推理小説のコリン・デクスターなんかのアクロバティックな推理のツィスト
とよくマッチしていて、いくつ推論をたてれるかの作家パワーの
ベンチマークを見ているようでした。
脇のキャラたちも、キャラ立ちしていてなかなかほのぼのしているけど、
楽しい感じです。
学校のワイワイがやがや楽しい感じですね、、。
まぁ、ちょっと予定調和なかんじもあるけど。
学内の小さな謎を解く青春ミステリということで、
米澤さんの小市民シリーズにちょっと似ている気もするけど、
作家の資質の差で根本的な部分がちょっと違う感じです。
あんまり欠点のない作品で、楽にたのしめました。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/08/10 20:43
弱小吹奏楽部に所属する幼なじみコンビが活躍する学園ミステリ。
投稿者:惠。(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハジメマシテの作家さん。
高校の弱小吹奏楽部に所属する、
二人の高校生が主役を務める学園ミステリ。
シリーズもので、本書はその第一弾だ。
主人公はチカとハルタという幼なじみの男女。
このふたりには、弱小吹奏楽部員という他に共通点がある。
それは、吹奏楽部顧問の草壁先生に本気で惚れている、ということだ。
はい、ここ注目。
というか、ちょこっと整理しておこう。
チカは女の子。
ハルタは男の子。
そして草壁先生は男性だ。
だからか、本書(短編集)の冒頭(最初に収録されている短編の冒頭)は
こんな文章で始まる。
わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない。
と、特殊な(勝手に)三角関係が本書のキーポイントでもあるのだろう。
ちなみにハルチカコンビは互いに抜け駆けをしない、と紳士協定を結んでいる。
そんな彼らが通う学校で、事件は起こる。
劇薬が紛失したり、難攻不落のルービックキューブに挑んだり、
即興寸劇対決をしたり…と最近の高校生は忙しい。
本書の裏表紙には「2人の推理が冴える」とあるが、
事件を解決するのは主にハルタの役割で、
チカはワトソン役だ。
ただ、チカは一般的なワトソン役とはちょっと違い、
気が強い。
ハルタに飛び蹴りを食わすことだってある。
設定もキャラもすごく好み。
なのだけれど…
もうひとつ、ハマらなかった。
一人称視点の文章には耐性があるはずなのだけれど、
本作の文章はどうも苦手なようで、
頭に入ってこなかった。
ついでに、構成もたぶん苦手。
個人的にはもっと吹奏楽要素を
盛り込んでも良かったんじゃないかな、と思う。
まぁ、シリーズものなので
「これから」に期待すべきところなのだろうけれど。
とはいいつつ、この先は読まないかもしれないな、とちょっと思う。
『退出ゲーム』収録作品
・結晶泥棒
・クロスキューブ
・退出ゲーム
・エレファンツ・ブレス







