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特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ 米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実

  • 出版社:ハート出版
  • サイズ:20cm/669p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-89295-651-5

特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ 米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実

マクスウェル・テイラー・ケネディ (著), 中村 有以 (訳)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:3,990114pt
  • 発行年月:2010.7
  • 発送可能日:24時間

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商品説明- 「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ 米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実」

1945年5月11日、沖縄。米軍の旗艦バンカーヒルを戦闘不能に陥れた2機の零戦による壮絶な特攻。綿密な調査研究と日米両国の生存者へのインタビューにより、極限の戦いの中で国のために尽くした男たちの真実の姿を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ 米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実」

マクスウェル・テイラー・ケネディ

略歴
〈マクスウェル・テイラー・ケネディ〉1965年ニューヨーク生まれ。ロバート・F・ケネディ元司法長官の息子で、ジョン・F・ケネディ元大統領の甥。ブラウン大学ジョン・カーター・ブラウン図書館の研究員。海洋史研究に努める。

関連キーワード- 「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ 米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実」

ユーザーレビュー- 「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ 米軍兵士が見た沖縄特攻戦の真実」

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/12/21 12:00

カミカゼ特攻と米空母バンカーヒル

投稿者:としりん(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1945年5月11日、沖縄戦の最中、近海で作戦行動中だった大型高速空母バンカーヒルに、特攻機が突入成功した!
 そのとき、バンカーヒル艦上では攻撃隊の発艦準備中で、ガソリンを満載し爆弾・ナパーム弾・機銃弾を装備した航空機がひしめき合い暖機運転中だった。
 特攻機から投下された爆弾は飛行甲板を突き破って艦内を落ちていく。機体は航空機の群の中へ突っ込んだ!
 航空機は引き裂かれ、ガソリンに引火、弾薬は爆発!たちまち大火災となった。艦内では爆弾が舷側に大穴をあけ乗員多数を吹き飛ばした!格納庫内も火の海となる。
 そこへ2機目の特攻機が突入する。バンカーヒルの中央付近だ!この突入は待機室内のパイロット数十名を熱死させた。
 2機は幸運にも見事な奇襲攻撃となったのだった。
 燃えるガソリンは破壊されたエレベーター口やハッチを通って艦内を下へ下へと流れ込んでいく。まもなく発生した有毒ガスが艦内の惨事を拡大していった。

 米空母バンカーヒルと聞けば、評者は子どもの頃のことを思い出す。子どもの頃、自宅に太平洋戦争の写真集ともいえるグラフ誌があった。その中で、米空母が大ダメージを受けた写真2枚は強く印象に残っている。
 1枚はソロモン海域で伊号潜水艦の魚雷攻撃を受けて、空高く白煙を吹き上げながら艦体を傾斜させ沈没寸前の空母ワスプの写真。
 もう1枚が、特攻機の突入を受けて黒煙を吹き上げて激しく炎上するバンカーヒルの写真である。

 空母バンカーヒルは、1943年頃から太平洋戦線に投入されたエセックス級と呼ばれる大型高速空母である。エセックス級空母は戦争中に続々と建造され、戦時中には17隻が就役したという。
 本書には、バンカーヒルの艦体仕様・装備についても詳しく書かれている。
 まず、艦の堅牢さは注目される。さらに、艦がダメージを受けても代替的な機能が働くような工夫もされている。
 そもそも、艦の堅牢さはエセックス級に限ったことではないが。ヨークタウンにしろ、ホーネットにしろ、日本軍がこれでもか!というくらいの反復攻撃の末に、ようやく撃沈しているのだから。

 さて本書は、火の海となったバンカーヒル艦内で、死傷者が多数(約650名)に上る中、生存者たちの闘いの姿を描き出す。
 それは、艦を救うための闘いだったり、あるいは生存のための闘いだったりする。
 さらに、バンカーヒルに突入した特攻隊員・小川清ほか、特攻隊員についても綿密な取材・調査研究が重ねられており、特攻隊研究とも言える内容になっている。

 バンカーヒルに限らず、アメリカ側は特攻によって甚大な被害を被った。空母だけをみても、フランクリン、ランドルフ、ハンコック、タイコンデロガ、イントレピッド、エンタープライズなどの一線級空母多数が大破離脱を余儀なくされた。(正規空母だけで16隻損傷とされる。P579)
 神風特攻は、現代日本人が想像する以上に、アメリカ側にとっての脅威だったことがわかるのである。
 そして、アメリカ側からみれば狂信的とも考えられる特攻は、結局なんだったのか、結局なにをもたらしたのだろうか?
 それについての著者の結論には考えさせられるものがあるのである。

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