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“清き0.6票”は許せない! 一票格差訴訟の上告理由を読む

  • 発行年月:2010.8
  • 出版社:現代人文社
  • サイズ:21cm/116p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-87798-458-8

“清き0.6票”は許せない! 一票格差訴訟の上告理由を読む (GENJINブックレット)

升永 英俊 (編), 久保利 英明 (編), 伊藤 真 (編), 田上 純 (編)

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  • 税込価格:864ポイント:8pt

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商品説明

「1人1票」の実現で、真の民主主義国家をつくろう! 日本の将来を決する投票は厳格に1票の等価値が前提であることを論じるとともに、「1人1票」問題をQ&A形式で解説する。1...

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商品説明- 「“清き0.6票”は許せない! 一票格差訴訟の上告理由を読む」

「1人1票」の実現で、真の民主主義国家をつくろう! 日本の将来を決する投票は厳格に1票の等価値が前提であることを論じるとともに、「1人1票」問題をQ&A形式で解説する。1票の格差訴訟の上告理由書も収録。【「TRC MARC」の商品解説】

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投稿元:ブクログ

2012/11/21 04:40

野田総理は、一票の格差に関して、その問題を後回しにしても、国民に信を問わなければいけない時がある、とこの問題を後回しにしました。

ですが、彼は、大事なことをわかっていません。

1票の格差がこれだけ開き、最高裁が次から次へと違憲判決を書き、行政府、立法府へ警告を出している理由は、その信を問うことが、今の選挙制度に基づいて、選挙が行われる限り、「国民の信を問うことはできない」からです。

前回の参議院選挙では、島根のある立候補者は、6千票を獲得し当選しました。一方、千葉県のある立候補者は、6万票を獲得して、なんと「落選」しました。つまり島根と千葉では、1票の格差が10倍に開いているのです。10倍というとわかりにくく、島根県の人の1票の価値を1票としたとき、千葉県の1票の価値は「0.1票」の価値しかないのです。

つまり、1人1票を平等に与えれていると思われてきた事実が、
まったくのでたらめであったという事実が明らかになったのです。
いえ、前々から明らかでしたが、立法府、行政府の怠慢で、その事実は放置され続けてきたのです。

民主主義の大前提、基礎である「多数決」すら機能していないのが、我々の国の現実なのです。

升永、久保利、伊藤の3人が代表を務める集団訴訟において、司法府は、行政府、立法府に対して「違憲判決」を出し続けています。
この数年で歴史は、本当に現実として変わり続けています。

ですが、時の為政者は、その事実を理解できず、無視をしました。

司法府は判決の中で、憲法違反は宣言しているものの、その格差是正のための措置をとる期間が十分でないとして、1票の格差がこれだけ開いた選挙も無効にはしませんでした。

しかし、今回、これから行われる選挙は、そういった判決が出た後に、言ってみれば、司法府から行政府、立法府に対して警告を出ているにも関わらずの、何の措置もないまま、総理はそれを無視してでもと口にまで出していますが、そういう状況の下で行われようとしているのです。

イエローカードが出ているのに、また反則をすればどうなるか?
レッドカードが出ますよね。

今回の選挙が行われたあと、弁護士界のスーパースター升永弁護士、久保利弁護士、そして僕の恩師である伊藤真弁護士は、黙ってはいないでしょう。

日本の国政の歴史の中で初めて、司法府より選挙無効、選挙のやり直しが命じられることになるかもしれません。

なぜなら、今の選挙制度では「国民の信を問えない」からです。

いろんな政治勢力が出て、政治が活気づくのは嬉しいことですが、
ですが、国家権力は憲法に縛られるべきです。
国民の権利、自由を擁護するために。

であるばらば、その根底の選挙制度は、まずもって早急に改められるべきでした。選挙の争点、焦点は、原発、tpp、消費税に絞られているようですが、それよりももっと根底の部分の議論が行われないことが、この国のレベルの低さを露呈しているとしか思えないのです。

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