- 出版社:化学同人
- サイズ:19cm/255p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7598-1335-7
音楽の感動を科学する ヒトはなぜ“ホモ・カントゥス”になったのか (DOJIN選書)
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- 税込価格:1,890円(54pt)
- 発行年月:2010.9
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商品説明- 「音楽の感動を科学する ヒトはなぜ“ホモ・カントゥス”になったのか」
なぜ音楽はあるのか? 音楽を聴いて感動するのはなぜか? 音楽をめぐる根源的な問いを軸に、ストレス社会での音楽の役割や音楽療法の効果の検証、ホルモンに働きかける音楽の役割、音楽の進化的な意味などを解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「音楽の感動を科学する ヒトはなぜ“ホモ・カントゥス”になったのか」
福井 一
- 略歴
- 〈福井一〉大阪生まれ。ミシガン大学大学院修士課程修了。奈良教育大学教育学部教授。専門は音楽生理学、行動内分泌学。著書に「音楽の謀略」など。
関連キーワード- 「音楽の感動を科学する ヒトはなぜ“ホモ・カントゥス”になったのか」
ユーザーレビュー- 「音楽の感動を科学する ヒトはなぜ“ホモ・カントゥス”になったのか」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2011/12/15 16:28
ストレスとホルモン、音楽の関係。
投稿者:銀の皿(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、タイトルまでにはまだ遠い、と感じる内容である。著者もよく分かっているが、「心」すら科学的にはっきりと説明ができている訳でははないのである。本書はこの大きな課題に向かっての、著者の研究の歩みの経過報告というところ。著者の研究に即した副題を考えるとしたら、「ストレスと音楽、ホルモンの関係」だろうか。
「なぜ音楽で感動するのか」は本書を読んでもわからない。おそらく「感動とはなにか」すら科学的な言葉での説明はまだできていないのだから、しかたのないことなのだろう。とりあえずまずはストレスとの関係から著者はとりかかった、と理解した。
ストレスを感じたときに分泌されるホルモン、特にテストステロンについてが著者の研究である。ストレス時のステロイドホルモンの分泌は音楽で抑えられるらしい。
調査データはあまり多くなく、どう考えるかの文章がほとんどなので、研究としての評価は指示されたHPでも見てからしかできないと思うが、音楽とストレス調節との研究が少し進みだした、という現状は良く分かった気がする。
副題の「ホモ・カントゥス」には、著者が音楽の意義を「演奏する」においていることを示している。しかし、現状の研究はまだ「聴く」ことに対してが多い。本書の本題に戻れば、「音楽の感動」というときに「演奏」と「聴くこと」のどちらを意識して使っているのかもあいまいである。本書のタイトルを読んだ時の直観は「聴くことで誘起される感動」だったのだが。これも、これからの課題であろう。
まだまだ先は長いのだろうが、「科学的にみせかけた」諸説にまどわされないように、という著者の態度は評価したい。今後は是非「感動」をまず科学し、さらに音楽との関係を科学して欲しい。




