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殺すこと/殺されることへの感度 二〇〇九年からみる日本社会のゆくえ

  • 発行年月:2010.10
  • 出版社:東信堂
  • サイズ:21cm/100p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7989-0026-1

  • 国内送料無料

殺すこと/殺されることへの感度 二〇〇九年からみる日本社会のゆくえ

石原 俊 (著)

紙書籍

1,058 ポイント:9pt

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商品説明

新自由主義、労働と貧困、臓器移植、オキナワ、政権交代…。気鋭の社会学者が、日本社会の過去・現在・未来に深く切り込み、いま本当に必要とされる議論を提示する。『週刊読書人』連...続きを読む

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商品説明

新自由主義、労働と貧困、臓器移植、オキナワ、政権交代…。気鋭の社会学者が、日本社会の過去・現在・未来に深く切り込み、いま本当に必要とされる議論を提示する。『週刊読書人』連載に加筆・修正して書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

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評価4 投稿元:ブクログ

2012/01/01 22:07

-2012年最初の読了本は、著者が2009年に『読書人』に連載した論壇時評をもとにしたリーフレット。コンパクトな中に多くのアジェンダが提示されており、リファレンスとしても有用。
-改めて見直すと、2009年の政権交代前後の連続性・不連続性が様々な形で浮上する(そのことは、著者の見立てが基本的に誤っていなかったことを示す)。政権党となった民主党は、権力抗争の結果、まず(1)選挙戦術としての「自民党システム」への郷愁を説くことをやめ、(2)左派とリベラルの期待を集めた社民主義的再分配の政策を軽やかに脱ぎ捨て、最終的には(3)あまりにも愚直でナイーブなほどの新自由主義路線へと回帰した。
-一方、民主党政権の誕生とほぼ軌を一にして、「在特会」を中心とする草の根保守の「行動性」が浮上したことにも注目している。この問題は、原発震災をきっかけとしたメディア不信に賦活された一連のフジテレビデモ問題ともかかわる。ネット上などで飛び交う〈サヨク〉という標語にかんする筆者の指摘には、深く納得させられた。
-ただし、一つだけ筆者の見立てが外れたと思うのは、「東アジア」をめぐる議論だろう。筆者は、各国の統治機構のパワーエリートたちが志向する、新自由主義的な「東アジア」のプロジェクトに対し、植民地支配と戦争の痛みを踏まえた「ありうべき東アジア」を対置する。しかし、現在の日本の統治機構は、それさえも実現することができず(実現の道筋をつけることができず)、合州国との一体化という悪夢に向かう道程しか選択肢がないと思い込んでいるように見える。このグズグズぶり、ズルズルベッタリぶりは、それ自体として論じるべき対象だとは思うが。

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