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紙の本
こぐこぐ自転車 (平凡社ライブラリー)
著者 伊藤 礼 (著)
鳥をうったり、碁をうったり、面白いことばかりにうち興じて古稀の手前、伊藤先生は自転車を始めた。病みおとろえた細腕・細脚に筋金を入れ、街中の危険をよぎり、田舎の急坂であえぎ...
こぐこぐ自転車 (平凡社ライブラリー)
こぐこぐ自転車
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商品説明
鳥をうったり、碁をうったり、面白いことばかりにうち興じて古稀の手前、伊藤先生は自転車を始めた。病みおとろえた細腕・細脚に筋金を入れ、街中の危険をよぎり、田舎の急坂であえぎ、世の荒波を乗り越えて、ついにはお仲間引き連れ北海道自転車旅行に!—自転車文学シーンを一新した傑作エッセイの待望のライブラリー化。【「BOOK」データベースの商品解説】
古稀の手前で伊藤先生は自転車を始めた。病みおとろえた細腕・細脚に筋金を入れ、街中の危険や田舎の急坂、世の荒波を乗り越えて、ついにはお仲間を引き連れて北海道自転車旅行に!〔2005年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
伊藤 礼
- 略歴
- 〈伊藤礼〉1933年東京生まれ。一橋大学経済学部卒業。著書に「狸ビール」「パチリの人」など。
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紙の本
自転車乗りに“定年”はない。
2011/02/22 17:46
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蜜香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自転車を題材にしたエッセイは珍しくないが、なんと言っても、見どころは、古希から自転車に乗り始めて、日本中を駆け回っている様子。本書は『こぐこぐ自転車』(2005年12月 平凡社)から5年経ってライブラリー版化されたものである。
著者は、「もうすこしで定年というとき、記念のために、来年からはもう来なくなる学校まで自転車で行ってみようと思い立った」のが自転車に乗るきっかけであったという。ちなみに、著者は元大学教授。つまり「もう来なくなる」とは退官ということ。
私は、18歳で普通免許を取得して以来、かれこれ20年以上は、ほとんど乗っていない。それがなぜか、40代に突入して、筋肉を目覚めさせよう! と思い立ち、自転車に乗ることにしたのだが、乗ってみると、自転車乗りの“肩身の狭さ”にビックリ。本書の【自転車に乗って知った世の荒波】に、自転車乗りの気持ちを表現しているが、歩道も一人歩くのがやっとのスペースのところもあったり、自転車に乗ることの不便さに、ますます困窮。不具合に度々遭遇するので、三日坊主で乗るのを諦めてしまったが、車に乗っていては気が付かないことばかりで、ある意味、勉強になった。
自転車乗りに優しくない世の中だが、諦めず、めげずに、都内走行、房州サイクリング、碓氷峠、北海道自転車旅行へと、出かけていく。本当に古希(70歳)? と疑いたくなるが、自転車に乗るための努力を惜しまずに、問題解決していく姿勢には頭が下がる。自転車で転んで、歯が折れ、親指骨折しても、自転車乗りをやめないのは、痛みに勝るほどの魅力が自転車にある、というのは察することができる。男の人というのは、いくつになってもロマンチストであり、少年だなあ、とつくづく感じる。
筋肉というのは、使わなければどんどん退化していくもの。寝たきりになると動けなくなるというのも、筋肉を使わなくなるからだ。年老いても、著者のように、最初はお尻や足が痛くなり、きつくなっても、毎日のように自転車をこいでいれば、「いつ大地震が来ても大丈夫」なぐらいの頼もしい筋肉のついた脚力になるのかもしれない。私には、到底真似のできない“自転車ライフ”に、ただただ、敬意を表する。
紙の本
ともかく自転車に乗りたくなります。
2020/06/20 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
自転車をこぐ、味のある表紙。加えて、古希と自転車の組み合わせに惹かれるものがあり手に取る。この本の大半部分は、どこをどのように自転車で走行したかの記録であり、章ごとに必ず簡単な地図が付いていて、それを見ながら文章を読む。徐々に臨場感が出てきて、なんか、自分も明日自転車をこいで...みたいな気分になってくる。
ところで、著者、伊藤礼氏は1933年生まれで本書が出版された時こそ古希手前だったけど、もう87歳!もしかして、今も自転車こいでたりする?
いちおう『自転車ぎこぎこ』2009年刊、『大東京ぐるぐる自転車』 2011刊までは出ているので70代後半まではこいでたみたい。そちらもぜひ読んでみようと思う。
紙の本
元気をもらえる
2017/08/04 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学を退官してから自転車を始めると言うこともすごいが、何度も事故で大ケガしているのにめげないところも励まされる。ただの新しもの好きでなく、考え方は年相応に爺くさいのも頼もしい。お元気で。