「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
日本経済論 「国際競争力」という幻想 (NHK出版新書)
著者 松原 隆一郎 (著)
構造改革論からデフレ論まで、経済政策の迷走を徹底批判。外交問題、民主党政権、医療問題など、2008年〜2010年の社会事象を分析し、日本経済の抱える問題点を浮き彫りにする...
日本経済論 「国際競争力」という幻想 (NHK出版新書)
日本経済論 「国際競争力」という幻想
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
構造改革論からデフレ論まで、経済政策の迷走を徹底批判。外交問題、民主党政権、医療問題など、2008年〜2010年の社会事象を分析し、日本経済の抱える問題点を浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
松原 隆一郎
- 略歴
- 〈松原隆一郎〉1956年神戸市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。同大学大学院総合文化研究科教授。著書に「長期不況論」「分断される経済」「失われた景観」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
著者/著名人のレビュー
自民党の構造改革の役...
ジュンク堂
自民党の構造改革の役割は、リストラの正当化、低コスト体質により、一部輸出関連の大企業の国際競争を後押しする「重商主義」であった。しかし、価格競争によって輸出を伸ばしても、円高によって相殺されるだけであり、国レベルでの景気対策にはならない。
一方、「コンクリートから人へ」から「コンクリートからカネへ」と変節した民主党のバラ撒き政策は、いわば人と人がつながらなくとも生活できるように国家が福祉を支えようという発想だが、人は本当に他人とのつながりを「公共ストック」としないで、暮らしていくことができるのだろうか。そもそも、家計にカネを再分配すれば消費し循環するだろうというのは、余りに安易である。
重要なのは、公共財としてのサービスが国民の要望に適っているか否かを判断することであるが、ケインズ主義も新自由主義もそれを問わない。また、技術革新が資本主義の原動力であり、それが必然的にリスクを胚胎する以上、公共サービスとしての事前のリスク管理は、資本主義のコストとみなすべきである。ゆえに、「政府は小さければ小さいほど効率的」という、〈みんなの党〉的改革論も、間違い。
松原の指摘に、傾聴すべき点は多い。