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紙の本
RIGHT×LIGHT 11 黄昏の王と深緑の巨臣 (ガガガ文庫)
著者 ツカサ (著)
『お兄ちゃん、大丈夫だよ。きっと全部、取り戻せる』胸の内側から由衣の声がした。僕は右腕の手首に嵌った銀色の腕輪を撫でる…由衣はここにいる。“魔銀の鎖”の力を持った僕の妹。...
RIGHT×LIGHT 11 黄昏の王と深緑の巨臣 (ガガガ文庫)
RIGHT×LIGHT11~黄昏の王と深緑の巨臣~(イラスト簡略版)
RIGHT×LIGHT11~黄昏の王と深緑の巨臣~(イラスト完全版)
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商品説明
『お兄ちゃん、大丈夫だよ。きっと全部、取り戻せる』胸の内側から由衣の声がした。僕は右腕の手首に嵌った銀色の腕輪を撫でる…由衣はここにいる。“魔銀の鎖”の力を持った僕の妹。そして僕の隣には、肩までの艶やかな黒髪を揺らし、透けるような白い肌の少女—“方舟”で戦いを共にした仲間・友月未由。僕のクラスメイト、僕が最初に“近づきたい”と思った人、そして今は—。星竜の背に乗ってケースケと未由が再び美傘市へ舞い戻る!ついに始まる“群れ”党首エノクとのリベンジ戦!物語はいよいよクライマックスへ。【「BOOK」データベースの商品解説】
壮大なるクライマックスへと向かい始める!
『お兄ちゃん、大丈夫だよ。あたしたちなら――大丈夫。きっと全部、取り戻せる』
僕の胸の内側から由衣の声がする。
――ああ、そうだな。僕は右腕の手首に嵌った銀色の腕輪を撫でて、心の中で由衣に答える。ここには由衣がいる。《魔狼》を御する、《魔銀の鎖(グレイプニル)》の力を持った僕の妹が。
「啓介くん……」
そして、隣にも僕を支えてくれる人がいた。僕の左手にそっと絡められる柔らかな指。肩までの艶やかな黒髪を揺らし、透けるような白い肌の少女。
「私、守るから。今は啓介くんの方が強いかもしれないけど、それでも啓介くんを守るから」
「――分かった」
彼女――友月未由。僕のクラスメイト。戦いを共にした仲間。僕が最初に「近づきたい」と思った人。そして今は……。
≪流れし星竜≫の背に乗り、ケースケと未由が≪方舟≫から再び美傘市に舞い戻る! エノクに敗れた屈辱の傷も癒え、ついに始まるリベンジ戦!
大興奮の魔法学園シリーズ、いよいよ壮大なる神話がクライマックスへと向かい始める!【商品解説】
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