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長谷川高さんの著書は4冊目。「家を買いたくなったら」に加筆修正されたこの本では、「家は頑張らずに買うもの」と述べ、何がなんでも持ち家というのではなく、家を持つことのメリット・デメリットを説明した上で、自分の望むライフスタイルを実現するための道具として利用しようと主張している。後半の実際に家を購入する際の注意点は痒い所に手が届く感じ。いつか自分が家を買おうと思った時に役立てたい一冊。
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この手の本は初めて読んだので、評価の基準がないが、この本は単なる読み物としてもとても面白いし、ためになる。
それに読んでると何故かモチベーションが上がるのだ。家を買う予定がなくても、家を買うというイベントをシミュレーションすることでワクワクするし、生活を見直す機会になる。
家を買う基本知識の本としてもともかく、ライフハック本としてもお勧めできる本だと思う。
ちなみに僕も家を買う予定はない。
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家を買う前に著書に出会えて良かったです。リアル過ぎて、正直家を買いたくなくなります。
目次
第1章 「買うこと」を決めるその前に
焦らなくても家は買える
「家をもつこと」で手に入るもの
「持ち家」でいくか、「賃貸」でいくか?
今はまだお金がないあなたへ
第2章 「理想の家」のイメージを固める
家は自由に選べる時代になった
「理想の家」に近づくたののキーポイント
「理想の家」に伴うリスクを知る
第3章 「理想の家」を見つけるコツ
「理想の家」を見つけるために大事なこと
希望のエリアを決める
不動産情報はこうやって集める
不動産業者との付き合い方
周辺環境・物件の見方
不動産の過去と裏を探ろう
第4章 お金の話
「お金のこと」がわかれば、いい買い物ができる
「住宅ローン」の基礎知識
金利と不動産の関係
日本の経済・社会と不動産の関係
「家」にかかるお金
お金と賢く付き合っていこう
第5章 種類別買い方の極意と注意点
いずれ買う「その時」のために
新築マンションの買い方の極意と注意点
タワーマンションの買い方の極意と注意点
中古マンションの買い方の極意と注意点
新築一戸建ての買い方の極意と注意点
土地を買って戸建てを新築するときの注意点
中古一戸建ての買い方の極意と注意点
田舎不動産の買い方の極意と注意点
コーポラティブハウスの買い方の極意と注意点
リゾートマンションの買い方の極意と注意点
第6章 購入後に後悔しないために覚えておきたいこと
値引き交渉の仕方とタイミング
欠陥住宅を買わないために
不動産関係の書類はすべて必ずチェックを
引渡し時とその後の注意点
周りも家を買ってるし、なんとなくそろそろ家を買おうかなと思って手にとったのが著書です。スラスラと読める反面、内容はかなり衝撃的です。不動産のウラのウラまで知り尽くした著者が、赤裸々に語ってくれています。著者は独立しているから書ける内容であって、ハウスメーカーや不動産業者が読むと絶対に怒るだろうなと思っていしまいます。ここまで家を買う消費者側に立って書かれている本は、なかなかありません。
家を買う前に、あらゆる観点から徹底的に調査して、後で後悔しないようにすべきと著者はアドバイスしています。あたかも自分が不動産業者になったかのように、購入物件の周辺リサーチ、近隣住民への聞き取り調査等、一見やり過ぎなようにも感じますが、それくらい家を買うというのは、人生の大きな買い物であって、失敗はできないということでしょう。
著者も主張しているように、著書を読んで、買わない選択をしてもそれで良いかもしれません。実際、今の自分の憧れ的な軽い気持ちでは、とても家を買えないなと感じました。本当に買うんであれば、しっかりと計画を立てて、調査を行なう必要があります。その覚悟が無ければ、家を買わずに賃貸で住み続ける選択もアリかと思います。
家を買った後に後悔しな���ように、少しでも家を買う気持ちがあるのであれば、一読をオススメします。著書の費用対効果は莫大なものになるはずです。
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持ち家vs賃貸という永遠の議論に終止符が打たれることを期待して、評判も良かった本書を購入(3時間で読了)
ローンシュミレーションなどを用いた単純な金額比較の話はほんどなくて、「家は幸せになるための道具ではあるが、幸せそのものではない」というコンセプトに沿って様々な観点から、メリット・デメリットをわかりやすく解説してくれていて、「持ち家の方が良い!」「賃貸のほうが良い!」という主張がないのに、読み終わった時の納得感が大きいのが非常に良かった。
誰もが羨むような豪華な家に住んでも寂しい生活をしている人はいるし、全く逆の人もいる。結局は自分次第であるので、「自分がどうしたいか、そのためには何が必要なのか」ということを中心において、そのために妥協できない点を固め、「他人と比べて自分はどの点が有利なのか」ということを考えていくことによって、家を買ったこと自体の金銭的な損得ではなく、「買って良かったなぁ」と満足でき、豊かな心で生活ができることが重要であると感じた。
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頑張らず理想の家を手に入れるための考え方や心構えについて、いろいろは角度からわかりやすく説明した本。
私自身は、「家や土地、借金に自分の可能性を縛られるくらいなら、家なんて持たないほうがいい」って考えているんだけど、まさにそんな考え方も含めて、「住処を持つということは、いろいろな考え方のもとに、いろいろな手段があるのだよ」と教えてくれる。
以下、メモ。
・家を建てる前に、「家に求めるものは何か?」をまずしっかり考えること。仕事するに便利な家なのか、趣味のための家なのか?子供のための家なのか?
・旅行が大好きで年3回旅行に行っていた人が、家を買ったあと年1回しか旅行に行けなくなった。「それは幸せか」と考える。
・極端に割安な物件を探すといった非現実的なことを考えるのではなく、「価格的には相場であるが、総合的に良い物件」や「優良な物件だがそれほど高くない」物件を探すことを目指す。
・住宅ローンには、公的融資と民間融資、さらにフラット35と呼ばれる長期固定融資制度がある。
・物件価格+税金&諸費用の合計で考える。中古物件の場合はリフォーム費用も。
・住宅ローンで一番得する方法は、借りる金額をなるべく抑えるか、頑張って早く返すこと。
・ローン返済は身の丈にあったプランを考えること。そのためのポイントは、
1)ボーナス返済は含めずに、月々の返済だけに抑えること。ボーナスは景気に左右されるので、そういった変動要素は排除する。
2)万が一失業しても、失業保険をもらいながら1年は大丈夫なような金額でローンを組むことが身の丈の目安。
3)食費+学費+住宅ローン 合計の6ヶ月から1年くらいの貯金は残しておくこと。
4)「いくら借りれるか?」ではなく「いくら返せるか、いつまで返せるか?」で考えること。
5)最悪の場合、買った家を人に貸したときのことも考えてローンを考える。ローン返済額と、賃貸収入額の差額がリスク対応力となる。
・「贈与税の軽減制度」と「住宅ローン減税」の特例に共通要件についてはチェック
・不動産関係の税金についてわからないことがあれば、税務署に相談するのがいい。場所によっては相談コーナーもあって、無料で親切に教えてくれる。
・多くの物件を比較検討せず、すぐに決めてしまうのは失敗のもと。いろいろな物件を見ることで、目も養える。
・契約を急ぐタイプや、細かい説明をしたがらない担当、社会人としての対応がそもそもできていない担当などの不動産は、やめといたほうがいい。
<現地をチェックする際は>
・ゼンリンの「住宅地図※図書館などでもコピーできる」と「1万分の1縮尺の地図※本屋などで普通に買える」を持って現地を訪れる。
1)現在の環境の状況、交通アクセス
2)将来の環境の変化予想
をチェックする。また周辺環境は、平日と休日の両方でチェックする。
・最寄り駅(拠点)から物件まで歩く
・外観からわかることは何か。サビ、コンクリートクラックなど。また、バルコニーがある面の隣接地の環境はどうか?どう変化しそうか?
・聞き込みで重要情報を入手
・マンションの場合は、実際に住んでいる人に聞いてみるのもいい。
・登記簿謄本はその不動産の「所有者の履歴」と「借金の履歴」がわかるので、必ずチェックしておく。法務局に行けば、誰でも手に入る。
・土地の境界はきちんと確認する。
<筆者のサイト>
http://www.hasekei.jp/
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不動産購入関連の本は今までも色々読んで参考にしてるところだけど、この本が一番網羅で、最初に読んでおくべき本だと思う。
「そもそも買うべきかどうか」「買うとしたら何を優先とするか」「金銭的に買うことができるのか」「買うときに注意する点は何か」といった場面ごとのすべきことや考えるべきことの記述が豊富で、実務者ならではの示唆に富む。
とりあえず、明日から不動産屋回って、相場観を養うことから始めてみようか、、、
読み終わった後の納得感は大きいよ。
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家を買いたくなくなる本
【内容】
タワーマンション、コーポラティブハウス、中古物件リフォーム、自由設計など、家の値段と買い方から、住宅ローン、エリアの選び方まで、何も知らない人の「幸せな住宅購入」に必要なことすべて。
【感想】
なんだめんどくさいな。ただそれに尽きる。
書名の通り、これから家の購入を考えている人には一読することをお勧めします。
【引用】
・家は、幸せになるための「道具」ではあるが、幸せそのものではない。
・長い通勤電車の中で100冊の良書を読むよりも、一人との出会いがあなたの人生を変えることが当たり前のようにある。
・ローンは「いくら借りられるか」を考えてしまいがちですが、「いくら返せるのか、どのくらい返し続けられるか」を考えましょう。
・モデルルームなどのアンケートでは、「よい物件があればすぐに買いたい」といった積極的な回答はさけて、「時間をかけて。。。。。」といった回答をしよう。
・問題のない物件かどうかを確認するためにも、購入時には、物件資料とは別に「登録簿謄本」を入手しましょう。(法務局で見れる)
・一般的にローンを組める限界は、年収の5倍といわれています。
・ヨーロッパでは、家を買うなら年収のせいぜい3倍程度までとされているようです。
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2、3時間で読み終わった。目次を見て内容が多岐に渡りかなり面白そうだったのだが中身は結構さらっとしていた。網羅的ではあるが具体的行動に結びつけるには情報が物足りない。もともとそういうコンセプトの本なのだろうし、入門書、導入書としてはちょうど良いのかな。家を買うことと幸せとはイコールではないと言う著者の一貫した姿勢にはとても共感した。
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新版ではなくて、前の本も読んでいました。大きく変化はありませんでしたが、最近の事情も加味しながら書いてくれている良本です。これから買いたいと思っている方は読んで損はないと思います。
嫁さんもしっかりと読みましたが、「勉強になる」と話していて、おかげで家探しのよいスタートが切れました。
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まだ買える状況ではないんだけど、後学のために。
…家を買うって大変だなあ!いろいろ調べることいっぱいあるんだなあ!こりゃ大変だ。一生でいちばん大きな買い物。買うことになったら、もう一回全部読み直そう。とても覚え切れん。でもほんとうに勉強になった。
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気にすべきポイントがいろいろ抑えられていて入門書として良いと思う。ただ、まだ家買ってないので本当に役に立つかは判断不能。
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家を買いたくなったら読む本。買うにあたっての注意点や持ち家のメリットデメリットを丁寧に説明してある。特筆すべきは本書は家を買うのを勧める本で無い事。おかけですっかり買う気が収まりました!
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冷静に。家を持つとなると、ウキウキして平常心を保てなくなりがち。落ち着いて、じっくりと見極めることが大事。
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【ほしい家を買う】
家購入に関する基礎的なことが書かれているので、基本書としてベストだと思います。
わたし自身は家を買いたくなったわけではありませんが、購入か賃貸か迫られる時期に来てしまいました。購入する方が得なのか、賃貸の方が得なのか考えてしまいますが、「経済的には同じ」とこの本でも書かれています。いろいろなところで購入派、賃貸派の論議がなされていますが、論議がなされている時点で、どちらか一方が得ということはないのでしょう。仮に購入が圧倒的に得であれば論議の余地はなくなります。
個人的意見では多額の借金をして不動産に投資することは危険と感じています。このあたりは銀行の戦略がうまいと思います。「借金」と「ローン」、言葉の響きは大きく異なります。「借金して買った」と「ローンで買った」とでは、「ローンで買った」の方が聞こえがいいです。ただ、ローンは借金です。中身は同じなのです。
購入と賃貸で経済的損得が同じであれば、不動産一点に全財産を投入するよりは、その財産をほかにも投入するほうがいいように感じます。
経済的には同じとなると、家を買う意味は「気持ち」の問題となります。自分の家という所有感、気持ちがやすらぐという安堵感などになります。そう考えると、自分が本当にほしい家を買うことがベストになるのではないでしょうか。
中古マンション、あるいは戸建を購入し、自分の好きなようにリフォームするのがいいのか。。。
(悩みはつづく)
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基礎知識わかる本として購入。
この内容ならもっとかんたんに書けたかなっておもいました。
読む価値あり。