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- カテゴリ:中学生 高校生 一般
- 発行年月:2011.2
- 出版社: 集英社
- レーベル: 集英社スーパーダッシュ文庫
- サイズ:15cm/341p
- 利用対象:中学生 高校生 一般
- ISBN:978-4-08-630594-5
紙の本
ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者 アサウラ (著)
半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋は、ひょんなことから未曾有の経済危機に陥り、「変態」の二つ名を体現する日々を送っていた。そんなある日修学旅行で槍水が不在になる間、佐...
ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:8,270円(75pt)
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商品説明
半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋は、ひょんなことから未曾有の経済危機に陥り、「変態」の二つ名を体現する日々を送っていた。そんなある日修学旅行で槍水が不在になる間、佐藤は彼女の縄張りであるスーパーを託されることに。しかし槍水と入れ替わるようにHP同好会に烏頭みことと名乗る美人OGが現れ、佐藤は彼女に翻弄されてしまうのだった。烏頭はかつてHP部が解散するに至った原因は槍水にあると告げるのだが—。毒を食わらば皿まで!「狼」の誇りを持って落とし前はきっちりつけろ!庶民派シリアスギャグアクション第8作。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
本妻・愛人不在の佐藤を誘惑する女性
2011/05/15 10:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
槍水仙は修学旅行、著莪あやめは家族旅行で不在の時、佐藤洋を最大のピンチが襲う。お金がない!
半額弁当といえどお金がなければ買えない。古狼の山乃守喨と共に試食コーナーを巡ったり、白粉花からはフランクフルトや練乳つきバナナなど偏ったものをおごってもらったり、白梅梅の家に晩ご飯を食べに行ったりしてしのいだのは週末の思い出だ。
何とか仕送りを受け取り、半額弁当争奪戦を再開した洋の前に、ハーフプライサー部員だった狼、烏頭みことが現れる。仙が不在のHP同好会の部屋に入り浸り、本妻・愛人不在の洋を誘惑してくる烏頭の狙いはどこにあるのか?その裏には、当時のHP部崩壊の秘密が隠されている。
烏頭の狼としての二つ名、ウルフズペインの通りに、彼女の毒に犯されていく洋は、狼としての力を取り戻し、仙不在の縄張りを守り通すことができるのか?
槍水仙は台湾へ修学旅行なので活躍の場面はないし、著莪あやめと佐藤がべったりのシーンもあまりないのは、佐藤を誘惑する別の女性がいるから。それが烏頭みことだ。一部、邪な想いを持った人物もいるけれど、今回の佐藤は女性陣に妙にもてる。
しかし、佐藤がそんなにもてるには当然理由があるわけで、白粉花は自分の著作活動の資料収集として利用しているだけ。もちろん、烏頭みことの狙いも同じくらい別の理由がある。
これまでのベン・トーではあまりいない様な、ちょっと腹黒い系の女性キャラ登場、かと思いきや、やっぱり最後はいつものようになっている気がする。そこがこの作品の良いところだと思いますけれど。
紙の本
過去の怨讐を晴らすべく未だ彷徨う≪狼≫の悲哀
2011/04/14 19:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
飄々としたシュールな笑いが随所に見られる点は今まで通りハイクォリティ。これに加え、槍水先輩の不在中に勃発した『事件』を扱ったこと、これがHP同好会(HP部)の過去に大きく関わっていること、本シリーズの世界観、とりわけ≪狼≫に横軸と縦軸の広がりを見せたことに特筆すべき点が見られる快作である。余談だが、槍水先輩と同級生な坊主と顎鬚の出番が少ない代わりに、実は上級生で受験生でもあった茶髪がかなり活躍している。
今回出てくる2人の主要な≪狼≫は、どちらも先輩であり卒業生(古狼)である。まぁ、チャラい男ながら憎めないヤツでもある1人は脇役として、もう1人は今回の主役である。過去の経緯を語る(騙る?)ことでHP部崩壊の顛末が見えてくるのは想定内として、これが意外にもドロドロしている点が本巻のカラーを示している。要するに嫉妬。それも、大いに嫉妬深いキャラ設定により、搦め手の権謀術数を得意とする陰湿な≪狼≫という独自性を出しており、同時に、≪狼≫が皆正々堂々と力押しするばかりではないことをも示している。
また、何かと佐藤の過去話(中学生時代の青春のパトスが炸裂する様は、まさに「中二病」本来の意味に通ずる同感を得るもの)が最高級の笑いと共に出てくるが、これをHP部の過去への伏線としながら≪狼≫の縦軸への深まりに繋げているようにも感じた。ウルフヘアなる新米さんの登場が、佐藤の後を追う≪狼≫として魅力ある登場を果たしている。先輩達に囲まれていた佐藤の前に現れた後輩との今後の関わりも面白そうである。
事態の中心にいながら蚊帳の外でもあった佐藤の葛藤と、それを叱咤激励する沢桔姉妹との心温まるやり取りを経て訪れるバトルは今回もアツい。珍しく冒頭から登場するサブタイトルの弁当とその後の変遷。これでもか!と繰り出されるアブラ神の超長弁当名。とりわけ最終バトルに集う≪狼≫達の登場場面の盛り上がり。結末こそ若干あっさり気味だったものの、佐藤の二つ名(仮)に言葉通りの意味があったのは素晴らしい僥倖だった。
槍水先輩派の諸兄には物足りないかもしれないが、その代わりに違った活躍(?)を見せた白粉先生視点の文章が、その深淵で暗黒な腹の底を垣間見せて笑わせてくれた。また、≪狼≫が試食コーナーを巡るのは反則にも程があろうと思うものの、これも1つの切なくセコい現実なのだろう。あと、≪魔導士≫の貴重な制服姿が挿絵無しでは腐女子の皆様の多大な不興を買ったことだろうと愚考しておく。
紙の本
ウルフズペイン
2018/10/16 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
槍水が修学旅行で不在。
そこへ現れたHP部の美女OG・鳥頭。
彼女はかつてのHP部が解散した原因は自分にあると語る。
その真相とは?