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紙の本
マウス (講談社文庫)
著者 村田 沙耶香 (著)
私は内気な女子です—無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律は目立たないことで居場所を守ってきた。...
マウス (講談社文庫)
マウス
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商品説明
私は内気な女子です—無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。【「BOOK」データベースの商品解説】
私は内気な女子です――無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。(講談社文庫)
教室の中、女子にとって大切なこと。
同じ匂いの女子同士でつるむこと。
ヒミツを打ち明ける順番を守ること。
教室の風景に溶け込むこと。
支配している価値観を飛び越えないこと。
自分はクラスの中の脇役だと理解すること。
私は内気な女子です――無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。
小学校の頃から、女子はたいへん。思春期、教室に渦巻いていた感情をもう一度。
「学校という場所は、スーパーに似ている。私たちは陳列されているのだ。そしてそれを評価するのは、教師じゃなくて、子どもたち。これも学校の勉強のひとつなんだよ、お母さん」【商品解説】
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電子書籍
疎外感のほう
2017/05/27 04:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
この著者には、「普通っていいの?」というの「性」の二つのテーマがあるような?これは普通っていいの?のほうです。普通でいることの縛りが辛い人って結構いるのではないだろうか。性のテーマだと結構きつい問題をぐいぐい突きつけてくる著者であるが、こちらは小学校時代の子供の情景などあり、共感がベースとなりうるいう意味で読みやすい。
紙の本
A mother-girl meets a unicorn
2016/09/15 08:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
マザーガールは、いい子の基準を母親から仕込まれている。その基準にあわない人や行動は、たとえ社会常識であっても批判する。で、その批判が結構過激で、批判された人たちから反発をうけてるうちに、「マウス」になっちゃう。大人になって、社会が広がると、「マウス」はライオンさんにもとっていく。
自立した女の子は、いつも、居心地のいい場所を探しているだけなので、場所が変わっても、ネコのままですね。
ちなみに、マウスは気が荒いので、同じケージに2匹以上入れると、かなり派手なケンカをします。ハムスターと同じです。それでこの題なんでしょうね。
紙の本
ガールミーツガール
2015/08/31 19:33
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まっきー - この投稿者のレビュー一覧を見る
埋没することでスクールカーストをサバイブしていた少女が自分の殻に閉じこもった少女にアクションを起こすことによって始まる話。キーイメージをとらえている表紙も素晴らしいと思います。
紙の本
表紙に惹かれて
2015/08/14 10:37
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
内気な女の子のお話です。自分も恥ずかしがりやでなるべく目立たないようにとしてきた方なので共感できるところも多かったです。
紙の本
スクールカースト
2022/07/10 10:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半は少額5年生のおとなしい律が瀬里奈という同級生と出会い、くりみわり人形を語り聞かせて外への扉を開く、というとわけがわからないが子どもの微妙な社会が生々しく描かれる。目立たないようにしている律が後半には大学生になっていて、コンパニオンをしている瀬里奈と再会する。単に女子の成長物語というには、その編み目からこぼれるものが多いので似つかわしくないが、すっきりと書かれた力作。
紙の本
女性の本質
2016/10/28 20:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
少額5年生の律。同級生の瀬里奈は、いつもメソメソしており、いわゆるキモイ子。が、「くるみ割り人形」の本を通じて変化を遂げる。女子大生になった律は、瀬里奈に再開。集団の中の女性の立ち位置のようなものを通し、女性性の本質に迫っていく。芥川賞受賞作「コンビニ人間」の原点といっていい。
電子書籍
センシティブで読みやすい
2017/09/06 01:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分がないこと、「真面目」という親や先生の期待通りの型にはまり、クラスの中では目立たぬように周りに合わせていじめに合わないように無難に生き延びる臆病キャラはもしかしたら著者の性格にも通ずるところがあるのかなと思います。
瀬里奈の方はものすごく感受性が強く繊細だけど、自分のことで精一杯のため、周囲の空気を読むことを全くしないのに、なぜかそのまま周りに受け入れられるという点で、律とは対極に位置しているように思えます。だからこそ惹かれ合い、また反発し合うのかな、とも考えられます。
私はどちらにも大して共感できませんが、興味深いと思いました。著者の「性」をテーマにした作品よりもセンシティブで読みやすいのではないかと思います。
紙の本
あんまり、しっくりこなかったです。
2016/11/19 17:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スカイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンビニ人間の後に、こちらを読んだからか、あんまり強烈なインパクトは感じませんでした。