「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。だが、育ての親エイリャが殺されるのを目の当たりにしたことで、彼の運命は一変する。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジスト。月の巫女、闇の魔女、海の娘、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。エイリャの仇をうつべく、カリュドウは魔法とは異なった奇妙な力をあやつる“夜の写本師”としての修業をつむが…。【「BOOK」データベースの商品解説】
月・闇・海の3つの印をもって生まれたカリュドウ。だが、育ての親エイリャを殺されたことで、カリュドウの運命は一変する。エイリャの仇をうつべく、カリュドウは奇妙な力をあやつる“夜の写本師”としての修業をつむが…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
乾石 智子
- 略歴
- 〈乾石智子〉山形県生まれ、山形大学卒業。1999年教育総研ファンタジー大賞受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
大魔道師によって、師...
ジュンク堂書店千日前店さん
大魔道師によって、師である魔女と友人の少女を目の前で殺された少年は、復讐を誓う。
それはやがて、千年もの昔から連なる3人の魔女の物語へと連なっていき……。
奥行きのある世界造形、根付く種々の魔法、「写本師」という発想。
そして、千年もの永きに渡って交錯する男女、愛憎、復讐と赦しがよりあい、紡ぎ出すこの物語。
まるで永かった夜の、その果てへと辿り着くような、そんな未来へ向かうラストに至るまで、頁数以上の読み応えと世界の厚みと深みを感じさせていただけることでしょう。
2011年、最も注目すべきファンタジー作品のひとつです。
『ゲド戦記』や上橋菜穂子作品、漫画でも五十嵐大介『魔女』辺りがお好きならば、一度手にとってみることをお薦めします。
(卯)
復讐から始まる主人公...
ジュンク堂書店京都BAL店さん
復讐から始まる主人公カリュドウの人生は、前世から続く魔女たちとの因縁や人々の運命と交じり合い、最期の時へと収束されていきます。そして救済を向かえるラストシーンが心に刻まれます。
乾石智子は、日本ファンタジー界に久しぶりに現れた大型のストーリーテラーです。上橋菜穂子や荻原規子を和製ファンタジーとすれば西洋を土台にした作風ながら、日本を代表するファンタジーの書き手に連なる作家ではないでしょうか。どっしりとした重厚な物語、緻密な魔法理論、練り上げられたストーリーは圧巻の一言です。
京都BAL店文芸書担当
紙の本
好みに合います。その中でもいい!
2016/09/06 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:moco - この投稿者のレビュー一覧を見る
乾石さんの文体が、心に浸透してきて、肌に合います。
その中でも映像化して欲しいくらいの内容です。
紙の本
妖しげな雰囲気は最高
2012/10/10 07:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤までは非常に面白かった
描写も丁寧で妖しい雰囲気があり、今までにないファンタジーを描き出していた
中盤の過去編も魔術・呪術を描き、因縁がつながっていく
しかし、そこからがうまく現代編に戻れなかった
過去の復讐と現在の復讐か重なって、逆に分かりにくくなってしまったように感じる
サブキャラが増えた割にその役割が分からず、また主人公の狙いも見えず「これで勝てる」と感じた要素が分からない
ストーリーが大きく広がったあと収束しないままクライマックスへ突入してしまい、迫力がなくもう一捻り欲しいと感じた