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チョコレートコスモス(角川文庫)

  • 出版社:角川書店
  • レーベル:角川文庫
  • サイズ:15cm/562p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-371003-4

チョコレートコスモス (角川文庫)

恩田 陸 (著)

  • 全体の評価 52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:82023pt
  • 発行年月:2011.6
  • 発送可能日:24時間
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商品説明- 「チョコレートコスモス」

芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかを—。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう!興奮と感動の演劇ロマン。【「BOOK」データベースの商品解説】

ユーザーレビュー- 「チョコレートコスモス」

全体の評価
5.0
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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2012/02/28 14:57

女優~女たちの戦い

投稿者:ひろし(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

「演劇」や「舞台」をテーマにした本作品。華やかな舞台の上で裏で繰り広げられる、女優~女たちの戦いと挑戦の物語。
物語の導入部から中盤までは、何人かの女優の日常を物語として、「演劇」の世界にどれほど人々が情熱を傾けているかを描き出している。当代きっての天才女優や、最近台頭してきたアイドル上がりながら実力を持った女優。またその二人の、顔には出さないけれどバチバチのライバル意識なども面白い。また異色の登場人物として、演劇を始めたばかりと言う大学生の少女も、うまくキャラクターを作っていて非常に好感触。演劇は始めたばかりで本人の意識もまだまだ素人とだいうのに、その演技力や感覚は恐ろしいまでの物があり、どんどん成長していく自分に戸惑ったりもする。「その道の努力をしていない天才」というのを描くのは、きっと大変だったろうと思う。が、さすがの筆致で非常に魅力的なキャラクタに仕上がっている。まったく違うタイプの「天才女優」達のコントラストと傾ける同じ暑い情熱が、物語をどんどんと盛り上げていく。
そして中盤からは、伝説のプロディーサーが新しく作る、舞台作品のオーディションへと物語が展開する。選ばれた物しか、参加する事すらできないそのオーディション。そこに集った女優たちが、何とかその作品に出演したいとオーディションで火花を散らす。このシーンはもう、圧巻としか言えない読み応え。物語に引き込まれる、というより女優たちの演技に、舞台に引き込まれていく。作者の素晴らしい筆致を感じられるこの部分は、時間を忘れて手に汗握りつつ、一人の「観客」になる事が出来た。
嬉しい事に続編もあるらしい。ぜひ次も読んでみたい。久々に時間を忘れて「読まされた」作品でした。

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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/08/31 22:33

驚くほど視覚的な良作

投稿者:mayumi(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 伝説のプロデューサー芹澤が、新しい舞台のためにオーデションをする。

 作者のあとがきにもありましたが、ほぼ「ガラスの仮面」です。
 特に、芸能界のサラブレッドな、東響子は亜弓さまみたい。
 が、対抗する天才少女飛鳥が、一味違う。
 確かに、常識では考えられない天才っぷりを次々に見せてくれるけど、マヤとは全く違います。

 すごいな、恩田陸。

 「ガラスの仮面」を知っていて、マヤの天才っぷりを見ていても、また別の天才を創造できるってすごいことだと思う。また、亜弓みたいといった東響子だけど、彼女も本質は亜弓とは違う。もっと、地に足がついた、そして、がむしゃらになることをいとわない人で、亜弓とは、自己顕示欲の出方のベクトルが違う。

 ともあれ、「ガラスの仮面」のオーディションシーンのわくわく感を裏切らない。そして、それ以上の芝居の向こう側にあるもの、を見せてくれます。
 
 そう。とても、これ以上ないほど、視覚的なのだ。
 
 シリーズは、3部作になるらしい。
 続きがとにかく楽しみです。


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