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北島選手が北京五輪後から現在までの、心境や環境の変化を記述している。元選手としては現在の練習内容などをもっと詳細に知りたい。
1 とことん素の自分と向き合う
2 進化のための変化を恐れない
3 やるべきことに優先順位をつける
4 体の声、心の声に耳を傾ける
5 プレッシャーを力に変える
6 頑張り過ぎない勇気を持つ
7 それでも一人では戦えない
以上の章立て通り、書いていることは難しくないが
実際すること、やり通すことは本当に難しい。
また会社を設立したことは知っていたが、なんとなく実際は
他人に任せた経営をしていると思っていたが、会社の経営を
真剣に取り組んでいることを知って驚いた。
でも、大人のそしてプロの水泳選手として、こういう経験が
競泳にも良い方に影響する事を期待したい。
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北京オリンピックが終わって、アメリカ生活を始めたというニュースを聞いた頃から、北島選手のことがとても気になっていた。
オリンピックというあんな最高の舞台が終わった後のアスリートってどいういう生活をするのだろうという単純な好奇心。
平井コーチとのガッチリした師弟関係から、一人、考えながら泳ぐ、自身いわく大人の水泳をするようになった北島。
ロンドンオリンピックでどういう泳ぎを見せてくれるのか。
前人未到の、言わば壮大な冒険をしている北島を、より熱く応援しようと思う。
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アテネ、北京オリンピックにて、平泳ぎ100・200メートルでそれぞれ二連覇を成し遂げた後、ブランクを経て復帰し、ロンドンオリンピックを目指す北島康介。彼がどのようにしてモチベーションを保って今にいたるか、を「折れない心を作る7つの約束」という形で紹介している。
「辞めたい」というところから、「金メダルを獲る」という気持ちまで、すべてを経験しているからこその説得力がある。
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トップアスリートとしては凄く一般的な思考をしていると感じます。普通はもっと変態的な部分があると思うのですが、本人視点で書かれるとこうなるのかもしれません。北京後の休養と復帰にいたる経緯、心境、ロンドンへの挑戦が飾らずに書かれています。現役のトップレベルのアスリートが自身の肉体の衰えを素直に表すのは珍しい事だと思います。
頑張って欲しいと思います。
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先日書店をブラブラしていると、7月の世界水泳でも活躍されていた北島選手の著書を発見し、見つけた瞬間にレジに持っていきました。ボク自身3歳から水泳をやってきたこともあり、北島選手はあこがれ中のあこがれの神的存在です。実際、大学時代には全国の大学が詰まる試合、通称「インカレ」で生で泳ぎを目を輝かせながら見ていました。
本日は北島選手に読んで教わったことを書きたいと思います。
結論から言うと、、、、
セルでいうと一気に最終形態である…もういいですね。ドラゴンボールのフリーザでいうと一気に最終形態であるツルピカフリーザになれたくらいパワーもらいました。こんなパワーをいただける本は久しぶり!!というくらいパワーをいただきました。
「前に進むチカラ 〜折れない心を作る7つの約束〜」
序章 日本のために泳ぎたい
1 「とことん素の自分と向き合う」
2 「進化のための変化を恐れない」
3 「やるべきことに優先順位をつける」
4 「体の声、心の声に耳を傾ける」
5 「プレッシャーを力に変える」
6 「頑張りすぎない勇気を持つ」
7 「それでも一人では戦えない」
あとがき
1 「とことん素の自分と向き合う」
・人生にはいろいろな選択肢がある。その選択に責任を持てるのは、結局自分自身でしかない。「あの人がこう言ったから」、「常識的に考えると…」、そこに言い訳があるとすれば、その選択が間違っていたと思った時に後悔することになるのではないだろうか。そうならないための方法が「とことん素の自分と向き合う」ことだと僕は思っている。
2 「進化のための変化を恐れない」
・目標は、簡単に叶えられないくらい高く設定する。その時々の自分が抱ける最大限の夢や理想を目標にするといっても言いかもしれない。
・どんなに頑張っても実行不可能なのではないかと思えるくらい高い目標を設定し、そのためにやるべきことを考える。
・進化に変化は付き物だ。当然リスクもある。むしろそのリスクを乗り越えるからこそ、進化することができるのではないだろうか。
・進化するためには、変化が必要だ。現状が変わることを恐れていては、前に進むことができない。時には思い切って、すべてをゼロにリセットすることで今まで見えなかったものが見えてくることもある。
・何が幸いするか、災いするかは本人の気持ち次第。進化する気持ちを持っている限り、人は進化し続けることができるのだ。
3 「やるべきことに優先順位をつける」
・優先順位をつけることのメリットは、自分が焦らないでいられるということだ。目標が大きければ大きいほど、そこに到達するのに必要な要素は増える。これらが整理できないまま一気に前に進もうとすると、なかなかゴールにたどり着けず焦りばかりを感じてしまうだろう。まずは要素を一つ一つ整理して、「何を」「いつまでに」「どこまで」達成するべきかを考えていくと、自分の課題がクリアになっていく。
・自分に大きな目標があるのなら,そのために必��なもの、不必要なものを見極め、ある一定のルールを設け、それを守る意識を持つことは重要だ。それによって、目標に向かう真っすぐな姿勢もできてくるはずだ。
4 「体の声、心の声に耳を傾ける」
・自分を知り、好不調の波を知れば、勝負すべき時も見える。そこが「勝負強い」自分になるための第一歩といえるだろう。どんな人でも365日24時間、百パーセントの力を発揮することはできない。絶対に負けられないここ一番という場面で、自分の持てる力をすべて出し切れるということだ。
・肉体も精神も常に波のように変化し続けている。必要なのは、勝負すべきタイミングに向けて、自分の肉体と精神のコンディションを整える作業だ。そこに無頓着でいると、勝負すべき勝負をかけ、思わぬ痛手を被ることにもなりかねない。
・勝負の瞬間に向けてコンディションを整えていくために、僕は自分の体調や精神状態などを見続ける二つの”目”を持つようにしている。自分の状態を素直に感じる「主観の目」と、その主観に対して冷静に分析する「客観の目」。この二つを使い分けることで、正確に自分の状態を把握することができるのだ。
・無理だと思って諦めるか、無理ではないと自分を信じるか、それは意識の切り替え一つで変わる。僕がいつでも前向きでいられるのは、どんな時でも自分に対して、いいイメージを持ち続けるようにしているからだ。
・練習をする時は、2ヶ月後や半年後にその成果がきちんと表れている自分をイメージする。試合の前になるとスタートからゴールまで完璧な泳ぎをして、勝ってガッツポーズをしている自分までを思い浮かべ、その通りになるように自分自身を焚き付けていく。
・ネガティブな気分の正体は、「失敗したら(負けたら)どうしよう」という不安だろう。しかし自分のベストさえ尽くしていれば、敗北や失敗は必ず糧になる。
・僕に一つだけ才能があったとすれば、それはとにかく「負けず嫌い」の性格だった。
・負ける度に課題を発見し、次へ向かうことができる。悔しく思う、その気持ちも大切だと思っている。悔しさは未来への原動力になる。すべてをこういうふうにポジティブに考えていくことで、自分の精神面のコンディションを保つようにしている。
5 「プレッシャーを力に変える」
・「心技体」の中で、僕が最も重視しているのは「心」だ。その5割以上をメンタルの部分が占めているといっても過言ではないだろう。僕が「本番に強い」と言われるのは、重要な大会であればあるほど、気持ちが充実して強い泳ぎができるからだ。
・心は、体調やテクニックをカバーしてくれるが、その逆はありえない。
・僕の泳ぎを支えてくれているのは、間違いなく強い気持ちだ。自分なりにその中身を考えると「強い自信」と「ほどよい集中力」、そして「プレッシャーとの上手な付き合い方」の三つで構成されている。この三つが揃って初めて、僕は僕らしく強く泳ぐことができるのだ。
・目標に向かって進んでいく時、絶対に見失ってはならないのは「自信」だ。「自分ならできる」、「自分は絶対に目標を達成できる」と信じる気持ちを持ち続けていなければ、困難にも立ち向かっていくことができない。
・もしどうしても本番に弱いという人がいたら、まずは高い目標を設定して、そしてそれを達成できる自分をイメージしてみればどうだろうか。イメージする作業を続ければ、それは無根拠だったとしても自信につながるはずだ。そして、何があったとしても一度心に生まれた自信だけは失ってはならない。そうすれば、いざという時、普段の時分以上の力を発揮できるはずだ。
・本番に強くなるためには、集中力も欠かせない要素になる。何か目標を達成しようとするとき、気持ちが散漫な状態では、やはり大きな力を出すことはできない。ただこの集中力はほどよいバランスを持つことが大切だと僕は思っている。重要なのは、決して目盛りが百まで振り切ってしまわないことだ。百パーセント気持ちが集中した状態では、自分の世界に没頭してしまい、周りの様子を感じることができなくなってしまう。
・ネガティブな思考に陥りそうになったら、自分の出発点に帰り、「絶対に勝つ」、「勝ちたい」という気持ちを確認すればいい。そしてその思いで頭を一杯にして、不安が入り込めないようにする。
・人間は気持ちに制御されている部分が大きい。気持ちが萎縮すれば、体も萎縮するし、逆に気持ちがのびのびとしていれば、体ものびのびと動くようになるのだ。
・本番に強くなるための要素、「強い自信」と「ほどよい集中力」、そして「プレッシャーとの上手な付き合い方」。この三つに共通しているのは、そのどれにも自分の心を動かす豊かな「想像力」が必要だと言うことだ。
6 「頑張りすぎない勇気を持つ」
・休みは、前に進むための活力源。マイナスではなく、プラスの行為だ。ウサギとカメのウサギは無駄に休みすぎたから失敗しただけ。カメに追いつかれる前に再スタートを切れば良かったのに、油断し、サボったから負けたのだ。休んだこと自体が間違っていたわけではない。サボることと、休むことは違う。サボるとは自分がやるべきことを怠る行為。休むとは、自信を楽にして、次に向かう力を蓄える行為だ。ちゃんと意味を考えながら休めば、モチベーションが上がり、毎日を前向きに過ごすことができる。
・勉強でも仕事でもかまわない。1時間頑張らなければならないことがあるとしたら、まずは30分集中してやってみる。30分が無理なら15分でもいい。短い時間でも集中して事にあたれば、効果はあるはずだ。
・どんなに忙しいときでも、最低限、十分な睡眠とバランスのいい食事には気を配るということ。この二つが崩れると、体力が落ちていくだけでなく、目標に向かう気力も湧いてこない。睡眠を削って、食事もとらずに努力を重ねても、いつか破綻してしまう。本気で前に向かって頑張る意思があるのなら、休む意思もしっかり持つべきだろう。
・休みは決してマイナスにならない。むしろ、目標達成までの長い道のりの中でいつどんなタイミングで休みを取るかを考えていけば、その休みが前に進む力に変わるのだ。
7 「それでも一人では戦えない」
・誰も一人では生きられないし、一人では戦えない。仲間がいてくれるからこそ、今の自分がいる。そう思え���時、僕はいつも以上の力を発揮できるような気がする。
・人は誰でも自分を受け入れてほしいし、肯定してほしい。相手のことが好きであれば、こちらもなるべくその人を肯定したいと思う。しかし本当の仲間とは、時には自分にNOを突きつけてくれる存在なのではないだろうか。お互いの本音をぶつけあい、語り合うことでより強固な信頼が生まれると僕は信じている。そのために必要なのは、まず自分をさらけだすことではないだろうか。僕は自分を取り繕ったり、飾ったりするのは好きじゃないし、得意でもない。でもそのおかげで、たくさんの仲間達と本気で話せるのではないかと思っている。
・もし何かにつまずいたり、行き詰まったりした時、一人で悩まないで周りを見回してみればいい。そこにはきっと誰か仲間がいるはずだ。僕も含めて、人間はそんなに強い生き物ではない。自分一人の人生すら、背負うのが重く感じることだってある。そんな時、仲間に頼るのは決して甘えではない。仲間はそのためにいるのだ。そしてもし、あなたが仲間に助けられ、ピンチを脱したなら、次はあなたが仲間を助ける番だ。それが仲間だ。仲間がいるからこそ、人は前に進んでいけるのだ。
感想
この本は、水泳という北島康介さんのこれまでの経験に基づいて書かれているけど、本当に水泳やったことなくてもすらすら読めてしまう。今の自分のビジネスにおいて置き換えられることがほとんど。
オリンピック2冠の王者の、王者になるまでの苦悩と苦悩からの脱却のためにやってきたことが書かれている。特別なことはしていない。「負けず嫌い」と「達成するまでの作業を怠らない」この二つが彼を2冠の王者に導いた。ロンドンオリンピックでも金メダルとってほしい!!
また彼自身、起業しており、ビジネスもしているということには少し驚いた。だけど、これだけ目標を持って、達成を摑んでこられた方なので会社も大事にし、社員の方々を大切にしていかれるのだろうなと思った。
僕がこれからの人生どういう風に、進んでいけばいいのか教えてくれました。
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オリンピックをはじめとする世界大会に挑み続ける著者。その苦労、プレッシャーはいかほどのものか。我々にその思いを知らしめる一冊。もっと水泳を楽しんで下さい。応援しています。
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北島の自伝本。
オリンピックの舞台を表側からしか見ていなかったが、選手目線の気持ちや環境の変化などがリアルに書かれている。
今では会社を経営しているということで、選手として、経営者として成功しているのには、やはり北島のもつリーダーシップやカリスマ性があると感じた。
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・重大な決断を迫られた時、まずはしっかりと自分の気持ちと向き合うこと。自分が何をしたいのか、どうなりたいのか。中途半端な気持ちで足を踏み出すと、そこから得るものも中途半端になりがち。
・今日できなかったことも、次の日にはできるようになる。次の日にできなくても次の週にはできるようになる。
・やっている事を『楽しむ』こと。これが重要。
・『何を』『いつまでに』『どこまで』達成すべきかを考えて、一つ一つ解決していく。
・好きなこと、得意なことに関して人の判断はどうしても甘くなりがち。多少の無理や無茶に走りがち。
・無理だと思って諦めるか、無理ではないと思って自分を信じるか、それは意識の切り替え一つで変わる。
・『負けたらどうしよう』ではなく、『負けたら次はどうしよう』と考える。
・勉強でも仕事でも構わない。一時間頑張らなければならないことがあるとしたら、まずは30分集中してやってみる。
・睡眠を削って食事も取らずに努力を重ねても、いつか破綻してしまう。それこそが全てゼロになってしまうほど体調を崩しかねない。本気で前に向かって頑張る意志があるのなら、その分休む意志もしっかり持つべきだろう。
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とにかく何よりも大切にしなければいけないのは、まずは、しっかりと自分の気持ちと向き合うことだ。自分が何をしたいのか、どうなりたいのか。新しいアクションを起こすには、まずしっかりと自分の気持ちを確認しなければならない。中途半端な気持ちで足を踏み出すと、そこから得るものも中途半端になりがちだ。体調だけでなく、メンタル面も同じだ。今自分が泳ぎたいのか、泳ぎたくないのか。不安なのか、自信があるのか、あるいは弱気になっていないか、自信過剰になっていないか。落ち着いているのか、テンションが上がっているのか…そしてそれはどうしてなのか。僕は、体調と同じようにメンタル面もチェックし、主観と客観の両方の目で自分の状態を確認するようにしている。
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ロンドンオリンピック、個人でメダル逃した時期に読む。
団体のメダルおめでとう!
個人のメダルは逃したけど、
世界を舞台にがんばる人はやっぱりすごいわ!
ステキやなあ。
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誰しも、厳しい現実を前にして立ち止まってしまうことがあるだろう。オリンピック2大会連続で金メダルをとった彼ですら、その日々と戦った。水泳においてピークといわれる年齢を過ぎた今、もう一度次のオリンピックを目指そうと決心するまでのみちのり、そしてそこで気付いた7つの信条。
1 とことん素の自分と向き合う
2 進化のための変化を恐れない
3 やるべきことに優先順位をつける
4 体の声、心の声に耳を傾ける
5 プレッシャーを力に変える
6 頑張り過ぎない勇気を持つ
7 それでも一人では戦えない
北島康介が、なぜここまで強いのかが明らかになるとともに、読者の気持ちを奮い立たせる内容となっている。これまで明かされることのなかった彼の素顔を知ることもできる。
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No.481
そうか、北京のあとにそんなことがあったのか。大震災、体力の壁、ケガ、初のプロスイマー、起業。
辛いけど頑張るから、楽しいから頑張れるへ。
がんばりすぎない勇気を手に入れた新たな北島康介に出会えます。
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いつも強気で才能の塊のような北島選手の人間らしさをみることができて、さらにファンになりました。努力なくしては勝利は得られない、かと言って頑張りすぎるのではなく自分のペースで。そういう大切なことを教えてもらいました。
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やはり3連覇を成し遂げるほどの男は違う。
プライドよりも,進化・成長を選ぶ男。
そして日本人としての気概をもった漢である。
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自分からは遠い世界にいるアスリートの片鱗を見て息を飲んだ。二冠という栄光とも重荷ともつかないものを背負いながらも次を見据えられる姿勢は見習いたい。