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ビジネスモデルを構築する上でのフレームワークをまとめた、起業指南書のような内容。スカイプ、ザラ、ebay、トヨタ、アマゾンなど有名企業の実例が豊富で読んでいて飽きなかった。
ビジネスプランというものは最初に立てた計画(プランA)は行き詰まってしまうのが常であり、試行錯誤の中でブラッシュアップされていったビジネスモデル(プランB)が成功をもたらすものだというのが本書の趣旨。
そのビジネスモデルを検討する上で着眼点となるのが、
•売り上げモデル
•粗利モデル
•運営モデル
•運転資金モデル
•投資モデル
の5つ。
要はこれらのポイントを意識してキャッシュフローを潤沢にしなさいということと理解した。個人的には短期負債が短期資産現金以外の部分を上回る水準が望ましいという分析に興味を持った。ビジネスプランを練る上でのガイドとなるのではなかろうか。
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愚から学ぶ。変わらないために変わり続ける。最初に生み出す時の力は本当に大きな力がいるが、乗り出した後もそれをずっと変化させることなくやっていくことの先に未来がないことを教えてくれる。試行錯誤する中で、また時代の変化や環境の変化がある中で、いかにその時々に適したものになるかがその企業の存続に大きく関わってくることがこの本からは窺い知ることができた。プランの変更に変更を重ねた先が、当初考えてたものと違ったっていいじゃないか。そんな勇気とスピード感を教えてくれる一冊であった。
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■プランB
1.未踏の信念を早めに見つけ、それを検証あるいは反証するような仮説を試す方法を工夫すれば、あまりに多くの時間とあなたや投資者の金を無駄にしてしまう前に、プランAが上手くいくかどうかわかる。
2.プランAから脱出し、プランBに達するために、類似例と反例、未踏の信念を組み合わせる。
3.成功した企業の多くは、ゼロからビジネスを構築していない。既存のビジネスをよく調べ、そのよい部分をとりいれて、そこに他の誰も試みていない独自の着想を追加する。
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最初のプランってうまく行かない。どこに着目していつプランBに移行したらいいかを整理した本。まあ書いてることは先行例ちゃんとみて、ええ案配に使えよってこと何だけど。
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この邦題はどうなんだろう…破壊的イノベーションの話というよりは、ビジネスにおける試行錯誤の話だと思うんだよな。そういう意味では内容は真っ当で面白かったんだけど、題名から期待してたこととは随分違ったので、星3つくらいだなあ。山形さんの訳だから期待過多だったところもあるかもね。
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当初プランは失敗する確率が高いので、プランB以降にいかに早く切り替えるか、という内容。Aに固執してしまいそうだが、そこは客観的な判断が必要ということ。
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プランAは失敗するからプランBを最初から用意しておきなさい、ということではなく、戦略策定にあたり、失敗をいかに次に活かすか、その仕組みづくりと実例が紹介されているというふうに、私は読みました。
非常にためになる本でした。3回ほど読み返しています。
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ビジネスの結果程、目に見えて分かるものは無いと思います。
トヨタやスカイプ等成功20社の事例が面白いです。
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本当に事業を成し遂げたいと思えば、プランAを作成したのち、そのダッシュボードにそって、きちんと継続的にチューニングを重ねるべき。最初から成功するモデルに巡り会う事は、まれ。巡り会ったとしても時代の流れにそって変革しなければ、どんなに優れたモデルであろうと退化の道を余儀なくされる。
検証は、テーマ:未踏の信念、売上げモデル、粗利モデル、運営モデル、運転資金モデル、投資モデルの観点からダッシュボード化して行なう。
当たり前のことをいっているようであるが、徹底して行なうことの重要性を多種多様な事例を踏まえて記述されている良著。
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日経で紹介があって読みたかった本。ビジネス成功の確率を高めるためにアイデアを練れ。類似例や反例を混ぜ合わせたり、組み合わせたりして修正せよ。ビジネスモデルの5要素(収入、粗利、運営、運転資金、初期投)に対して、経済的に成立可能かが成否を決める。そのとき他人の経験から学ぶことが非常に有効と説く。ただし、他から学ぶことができないのは元になるアイデアである。アイデアとは、人生を豊かにする世界で最もエキサイティングな製品やサービスを考え、大きなアイデアと高貴な目標が成功のカギとなる。
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起業指南のビジネス書ですが、今まで読んだこの手の本の中で、一番合理的で有益なものじゃないかと思いました。
最初のビジネスプランは、未知の要素が多すぎるためたいていはうまくいかないこと、逆にだからこそ計画をきちんと立て、データで結果を検証し、現実に合わせて柔軟な軌道修正を図らなければならないこと(その修正したプランが本書のタイトルの「プランB」)を述べ、これをシステマティックに行うための具体的な手法を示してくれています。
途中で引用されていた、アイゼンハワーの「計画は役立たずだが、計画は不可欠だ」という台詞、マッカーサーの「敵と出会ったとたんに役立たずにならない計画はない」という台詞も、非常に印象的で感銘深かったです。
本書のカバー範囲は、ビジネスだけでなくチャリティの運営なども含まれていますが、たしかに起業だけでなく、政策立案なども含めさまざまな新規プロジェクトの実施に際して非常に有用な考え方だと思いました。
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ちょっと長い本なので飛ばし読み。
類似例、反例、未踏の信念(よーわからんなこの訳、「誰もやったことがないけどやりたいこと」とか言うイメージ)、ダッシュボード。
売上、粗利、経費、運転資金、投資。
各企業の事例(特にアマゾンとかザラがおもろい)は後で読み返したいなーとかいう感じ。
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ジョン・マリンズ、ランディ・コミサー著「プランB」文藝春秋(2011)
*業界の地図を塗り替えるような破壊的なアイデアは実はプランAからは生まれない。その失敗を検証することによって生まれるプランBによって成し遂げられる。
これらを、アップル、ザラ、グーグル、アマゾン、トヨタ、ペイパル、スカイプなどの企業の実例を調査しながら、鉄則にまで高めた本である。
つまり、最初のプランはほとんどがモノにならず、その最初のダメなビジネスプランをどんな風に改良すれば良いのか。どこに着目すれば良いのか。それを整理したのがこの本の中身である。
しかしながら、個人的にはまだ理解度が達せず、それほどこの本の重要性を理解することができなかった。数年後に読めば実感がわき、考え方もかわるというものであろう。
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ビジネスプランを移行することで失敗プランから成功プラン(プランB)へと変換し、大きく進歩を遂げた事例について述べられている作品。年会費を現金で集め、あとで格安で売るコストコモデル。これにより在庫を作らなくてすむという新たなメリットも生まれ、かなり現金力がつく。また、高級志向や極安(座席にポケットがなく、トイレもお金をとる航空機)志向など興味深い事例もあった。
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社内ソーシャルメディアで話題になっていたので手にとってみたものです。
「最初に思いついたビジネスプランである『プランA』は多くの場合うまくいかない、その失敗を検証した『プランB』によって成功に至る」-それが本書における著者の主張です。アップル・アマゾン・グーグル・イーベイ・スカイプ等20余りの著名な企業の取り組みが、著者が説く「プランB」による成功例として紹介されています。
さらに、著者は、これら具体的なケースの解説にあわせて、P/Lのみならず、BS、CF(キャッシュフロー)面からのアクションの重要性についても言及しています。このあたり、初心者にも分かりやすい実践的な内容の本だと思います。